小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.05.31更新

あtiger 猫の去勢手術(雄)


 ■去勢手術
 去勢手術は左右の睾丸の摘出が一般的な方法です。
全身麻酔で行うので痛みはなく、傷口も小さくてすむので、その日のうちに退院できる場合がほとんどです。当院では①川崎市および②川崎市獣医医師会の2団体から時期によりますが猫の去勢手術に補助金制度があります。

■去勢手術のメリット
 去勢手術のメリットは、去勢することによって雄性ホルモンがなくなるため、生殖器に関わる病気の発症が少なくなることや、メスを奪い合うためのケンカ、メスを求めての放浪がなくなり、精神的にも落ち着くことなどがあります。

 また、強烈なニオイで多くのオスの飼い主を悩ます室内でのスプレー行為(尿マーキング)など、人と一緒にくらしていくうえで問題行動ととらえられる困った行動を抑えることにも効果があり、室内で飼いやすくなります。

■去勢手術のデメリット
 デメリットとされる去勢手術後の肥満についても、避妊手術の場合と同様、食事と運動でコントロールすることが必要です。
 猫の避妊・去勢後の肥満防止のため、下記ような食事もあります。
 当院にカルテのある方は、ロイヤルカナン社から使用後電話アンケートにお答えいただければ、500gサイズの『去勢、7歳までの猫用(写真左)』を無料で配布される制度があります。ご希望の方は来院時に受付までお願いします。


あ

当院で手術を希望される方はご予約ください。(telephone044-900-8588)
手術の日は朝から、絶食、絶水で午前9-12時までに必ずご来院ください。


 

【避妊手術・去勢手術】
dogright arrow犬の避妊手術(雌)
dogright arrow犬の去勢手術(雄)

tigerright arrow猫の避妊手術(雌)
tigerright arrow猫の去勢手術(雄)

rabbitright arrowウサギの避妊手術(雌)
rabbitright arrowウサギの去勢手術(雄)

boarright arrowモルモットの去勢手術(雄)

 

tiger猫・避妊手術・去勢手術の助成金】
right arrow 本院は川崎市獣医師会に所属しいる関係で
時期は限定されますが、猫の去勢・避妊手術に
①川崎市、②川崎市獣医師会、2団体の補助が可能です。
right arrow川崎市獣医師会
right arrow川崎市健康安全部生活衛生課

 


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.31更新

 あ

■ネコの慢性腎臓病


 慢性腎臓病(CKD)とは、何らかの原因で腎臓の障害が慢性的に続く状態を指します。猫では5歳位からはじめり、比較的多くのネコが慢性腎臓病になると推計されています。他の動物ではウサギも、高齢になるとよく診ます。イヌでは多くはありませんが、希には診られます。

 慢性腎臓病の病態は糸球体疾患と、尿細管間質疾患に分けられます。

ゆっくり進み、悪くなると機能の回復はほぼ期待できません。腎不全へと進行します。早期発見を心がけ、必要に応じた検査が必要です。ネコに自覚症状がなくても放置せず、食事療法や必要に応じて薬剤投与が大切です。

慢性腎臓病の検査と診断

 自覚症状がない段階で慢性腎臓病を発見して治療するには、尿検査と血液検査が有効です。

慢性腎臓病を悪化される要因に、たんぱく尿が出る場合があります。たんぱく尿の測定は動物の場合、ヒト用の尿検査用紙の反応では感度が悪く、可能なら動物用検査センターで尿蛋白、クレアチニン比で測定することを薦めます。3ケ月間、蛋白尿が続く場合は注意が必要です。

 尿比重は尿細管の短いヒトではあまり注目されてませんが、ネコでは尿の濃縮力が高く何度か等張尿を示す場合は腎疾患に罹患している場合が多いです。

 他の悪化要因で、高血圧が原因で起こる高血圧性腎症があります。猫は診療に協力的でない症例もいて、すべてで血圧は測定可能な訳ではありません。また興奮もしやすく、状態を診ての判断が必要です。

 

 

 

 たんぱく尿の検査では、尿中に出ているたんぱくの量により、陰性(-)、弱陽性(±)、陽性(+)に分類されます。アルブミン尿は、たんぱく質の一種のアルブミンが尿に含まれている量を測定し、より正確に障害の度合いを調べる検査です。
 血液検査では、血清クレアチニンの値を調べます。筋肉から出る老廃物の一種、クレアチニンの血中濃度から、糸球体の1分間のろ過量を表す推算糸球体ろ過量(eGFR)を知ることができます。eGFRの値が高いほど糸球体は健康で、例えばeGFRが50なら、腎臓はほぼ50%しか働いていないといえます。
 尿検査の結果「たんぱく尿が1+以上」、または、血液検査の結果「eGFRが60未満」である状態が3か月以上持続すると、慢性腎臓病と診断されます。健康診断などで「たんぱく尿がある」「eGFRが低下している」と指摘された場合には、ほうっておかずに、精密検査を受けてください。

 

 

 

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【break time】
あ
flower2イワギキョウ(乗鞍、畳平、8月)

 

投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.31更新

あ
 動物の皮膚糸状菌の治療
ご注意
他の動物病院の処方薬剤、インターネットに記載されている薬剤、
の電話説明はお断りしています。
当院での薬剤希望の方はペットをつれて診療時間内に来院ください。

 
  皮膚糸状菌は病変部が小さいと自然治癒する場合もあります。
薬剤を使用する場合は抗真菌薬の経口投与が中心です。
ヒトにも感染しますので注意は必要です。
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cameraイトラコナゾール錠剤

 写真のアゾール系真菌剤のイトラコナゾールの経口投与を行っています。2-3週間位投与で70%位は外見上はよくなります。その時点で培養が陰性なら治療終了でよいと考えています。培養すると陽性になる場合は、4週間の期間の薬剤投与で約90%はよくなります。(学術誌による)またこの薬剤(錠剤・粉末に限る)は食事と共に飲むことが推奨されています。

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cameraケトコナゾール錠剤

 同じアゾール系真菌剤でも写真のケトコナゾールの経口薬は日本にありません。特に猫では抗真菌効果は高くなく、食欲不振になる場合もあり使用は薦められません。代謝酵素P450の抑制するので、肝臓障害や副腎のホルモン産生が減少するため、海外では生産が宿小傾向になっています。胃内が酸性のとき、吸収が良い薬剤で、ヒトの投薬例では食事、コカコーラと共に薬剤を飲むことが推奨されています。動物でも食事と共に飲むことが推奨されています。
 上記の副作用を逆手にとって、猫のクッシング症候群などには使用しているケースはあります。


ケトコナゾールクルーム
ケトコナゾールローション

  camera写真のケトコナゾールはクリームとローションの形態は日本にもあります。副作用の軽減が目的で塗布を希望される方もいますが、塗布後舐めてしまい逆効果になることもあります。
  ローションならバニシング製剤なので、塗布してすぐに乾くからよいと考える方もいますが、この薬剤はヒトの皮膚の角質に感染する皮膚糸状菌を対象に作られました。しかしヒトでも爪・髪の毛に感染する皮膚糸状菌は外用(クリームとローション)では浸透は厳しいので、経口薬が必要です。 動物の皮膚糸状菌は後者の被毛に感染するので、同様にクリーム、ローションの浸透は厳しいと考えています。
 また 『クリーム製剤』と聞くと、やさしいイメージがありますが、軟膏製剤に界面活性剤をいれた製剤で、ヒトでは衣服にべトつかないなど利点もあります。しかし皮膚糸状菌の疾患で皮膚病変が深くまでおよんでいるとクリーム製剤の使用により、界面活性剤の影響を受けて、悪化する場合が報告されています。
 また実際動物を診ても、どこまでの被毛が、皮膚糸状菌が感染しているか、境界は肉眼では不可能で、どの部位まで塗布すればよいか考えさせられます。
 以上が皮膚糸状菌の動物症例に塗布剤を使用しないほうがよい理由です。

 

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 以上の理由で、上記のイトラコナゾールの経口薬の使用がベストです。当院では経験はありませんが、イトラコナゾールの4週間投与でも治らない疾患は、 基礎疾患を探す必要もあります。また長毛種は経口薬を使用しても、毛幹部には薬剤は浸透しますが、毛の先までは浸透しませんので、再発防止のために毛を刈っての投与がベストです。また犬猫では可能なら、抗真菌性シャンプーの併用も考慮してみます。症状・培養結果をみながら投与期間は決めています。イトラコナゾールの投与期間が長くなる場合は、その特性を考慮してパルス療法への変更が良いと考えています。


right arrow皮膚クルーム製剤使用で悪化したウサギの皮膚

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.29更新

あ tiger仔猫の皮膚糸状菌による皮膚病(落屑状皮疹)



 
症例は3ヶ月の雌の日本猫です。
尻尾の先が「白い物が出てきて」で皮膚病になったので来院しました。

 


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【break time】

 
flower2

 

 


投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.29更新

お■犬以外の動物へ狂犬病予防注射


  犬以外の動物へ日本では法律上では必要ありません。しかし狂犬病は犬のみではなく、様々な動物に感染します。アメリカでは犬より猫の方が感染頭数は多いのが実情です。
 日本では狂犬病はありませんが、世界的には時々発生している病気です。現在のグローバル化した世界では、もしかしたら日本に入る可能性も否定はできません。
 

 本院でも猫に狂犬病の注射を希望されて見えた方がいました。日本と韓国をいききしている方で、近日韓国にいくため狂犬病の予防注射の投与をおこないました。韓国では北朝鮮との国境で発生報告はあります。以前も当時住んでいた近所の動物病院で投与をうけて、韓国にいったこともあるそうです。

right arrow狂犬病予防接種

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.29更新

あtiger猫の甲状腺ホルモン亢進症


 ご注意
このページに記載されている薬剤、他の動物病院の処方薬剤、
インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談はお断りしています。
当院での薬剤希望の方はペットをつれて診療時間内に来院ください。


  ホルモンの語源はギリシャ語の『hormaein』で、『呼び覚ます、刺激する』という意味があります。ホルモンは動物が生きていくためには大切な物質で分泌量が変化すると病気の原因になり注意が必要です。

 今回は猫の甲状腺ホルモン亢進症のお話です。甲状腺はのどぼとけの下あたりにある器官です。甲状腺ホルモンはそこから分泌され、体を元気にするホルモンで、新陳代謝を活発にして、交感神経や心臓の活動を高め脈拍を調節します。甲状腺ホルモンが過剰になると、新陳代謝が異常に活発になり、体内が常に運動しているような状態になります。
  
  猫の甲状腺ホルモン亢進症1980年代からアメリカで診られはじめました。
時は猫のキャツトフードが一般化した時代なので、それらが原因という説もありましたが、正式には原因はよくわかっていません。

  ヒトでは甲状腺ホルモン亢進症はバセドウ病が多く20-40代の女子に発生する疾患です。免疫の働きに異常がおこり、自分の体を異物とみなして、攻撃する自己免疫疾患のひとつでおきます。同じ甲状腺機能亢進症でも猫とは発生機序は大きく異なります。

 猫の甲状腺ホルモン亢進症は10歳以上に多い病気です。食べていても体重減少が診られ、高血圧、動悸、息切れ、疲れ易い、眼球の吐出がありますが、最近は無症状の症例も診られます。心拍数が上昇して不整脈の原因になり希に突然死もおきます。そのため早期の発見、治療が必要な疾患です。食欲亢進、元気がベースになっているため動物病院には来院しにくいため、罹患率は教科書で記載されていより多いと予想されています。

あ

 この猫は13歳で、よく食べるにもかかわらず、少し前まで4kgあった体重が2.6kgになったので来院しました。身体検査では頻拍、軽度の血圧上昇がありました。スクリーニングの血液検査は軽度の貧血、また生化学検査では肝臓酵素の軽度の上昇が診られたため甲状腺ホルモン(サイロキシン)を直接測定をしまました。なお腎臓機能は検査からみる限り正常でした。

あ

 甲状腺ホルモン(サイロキシン)T4、FT4を測定したとこる高値を示し、臨床症状と合わせて甲状腺ホルモン亢進症と診断しました。

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 治療は抗甲状腺薬の投与をおこないました。甲状腺ホルモンが作られるのを抑える薬剤です。当院では最初は少ない量から投与しています。この猫も薬用量の半分で始めました。

 2週間後には正常の下限までに減少しました。体重も2.9kgにアップし、血圧も正常になりました。しかし腎臓機能が多少上昇してきたので、現在投与量をさらに減少して経過観察中です。


あ

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.26更新

あchick猫の耳、化膿


 

あ
屋外飼育のネコの耳がはれて来院しました。付け根に喧嘩のあとがあります。

あ

あ
穿刺すると多量の膿がでてきました。

あ
膿を簡易染色で顕微鏡で診ると、好中球(++)、細菌(-)でした。

この膿は後日培養で、Pseudomonas 属(血液寒天++、純培養 カタラーゼ+、オキシターゼ+、OF試験 0)が検出されました。抗生剤の7日間投与で改善傾向になりました。

このような喧嘩による外傷は猫が外にでていた20年前はよく診ました。最近は殆ど室内飼育のため、珍しい疾患になっています。


 

 


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あ
glitter3獣医学部1年時学んだ、 母校の教養部校舎
取り壊される約半年前の写真namida(3月)

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.26更新

あ
tiger猫への粉薬投与


 今回はメトロニダロールの錠剤を粉砕して投与した失敗例について説明いたします。メトロニダロールは人体薬です。非常にまずい薬剤なので50-60kgを対象にしたヒトでは回りを飲ましやすくした糖衣錠になっています。
しかし猫では写真の右側の用に粉砕しての投与になります。しかし粉にすると、味が「ものすごくまずい」ことはあまり知れてません。

注射器をスポイド代わりに使用して口の中に投与します。
 すると「まずい」と感じた猫は涎をだして抵抗します。
 またまた涎がでます。

 全部の猫が粉薬をあげるとこのようになる訳ではありません。このように舌がナイーブな猫は他の方法でのませないと大変なことになります。動物は良かれ悪かれ正直なので、薬剤がまずいと涎をだして抵抗しているだけです。
 
以上、猫への投薬は錠剤の味、猫の性格を考えて、投薬法を選択することが大切です。

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.25更新

おtiger猫のシャンプーについて


  動物病院で診療をしていると、猫はシャンプーしなければならないと勘違いしている方をときどき診ます。

 子供の時期より、シャンプーになれた猫は好きな場合もありますが、猫は本来はシャンプーをする必要はありません。自分で舐めて肌を保っています。また水やドライヤーは大嫌いです。

  他人のブログなどを見るとと猫を洗いたくなるみたですが、これらの習性を理解しないで、私たち人間がお風呂に入る感覚でシャンプーすると大暴れします。
 またその状態でもシャンプーする方は力任せに抑える傾向があるので、中にはオーナーが猫をショック死をさせて動物病院に来院したケースもありました。

 私の飼育している猫も1回もあらったことはありません。

 シャンプーは、長毛種で便が毛にからまっている場合は猫もヒトも不衛生な状態になるので必要です。あとは毛玉対策としてはグルーミングのみで十分です。
 
 なお猫の性格がきつく、ふだんのグルーミングもできない場合は猫のシャンプーに慣れたトリマーのお願いすることがよいとおもいます。しかし猫のシャンプーに慣れたトリマーにも手に負えない場合があり、獣医師により、シャンプーするため、麻酔が必要な場合もあります。

あ本院では、レントゲンが終了後、急に動きがよくなり歩くようになりました。

 今回の症例はオーナーが猫の毛が抜けてきたため、午前中猫をシャンプーしました。終了後猫がアザラシのように四肢が麻痺した状態になりました。その後様子をみてましたが、よくならないため、午後4時30分ごる当院を受診しました。

 脳神経系は正常でしたが、四肢の固有位置感覚は弱く、跳び治り、踏み治りはありませんでした。そのため頸部の疾患を疑い、レントゲン検査実施しました。レントゲン検査がおわったあたりから、急に動きがよくなり歩くようになりました。

 障害がでないで、なによりですが、たぶんシャンプー時にどこか強引におさえつけたと考えられます。自身がかわいがっている猫です。猫の習性を考えて行動されることを望みます。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.20更新

あ

 


①腎臓はおもにに、血液中の老廃物をろ過するフィルターの役割をします。 
 ろ過するフィルターを糸球体といい、毛細血管の集まりで老廃物を排泄しています。
 糸球体でろ過される尿を原尿と言います、原尿の99%は腎臓で再吸収され1%が尿として排泄されます。
 ヒトでは、尿があわ立つと、蛋白、糖が含まれていることが多く注意が必要ですが、猫ではあまり感じたことはありません。

②水分の調節
 ヒトも動物も体は60%は水分からできています。
 水分は多くなると、腎臓で多く水分を排泄して、
また少なくなろと体内より排泄を抑制します。機能の低下とともに脱水になります。
 
 予防には水分を適度に多く飲んで、腎臓で多く水分を排泄する法が腎臓に対する負荷は少ないです。
 しかしなかなか大量の水は飲めません。猫では必要に応じて皮下補液がおこなわれています。

③血圧のコントロール 
 腎臓は血圧をコントロールホルモンを産生します。約3割の腎臓病は機能低下で血圧の上昇して高血圧になります。
 
 すると腎臓の血管に動脈硬化をおこし、再度高血圧を誘発する負のスパイダルになります。

④物質のバランスの調節   
 Na、K、無機リンの調節します。
 ひどくなると動物では筋肉低下が診られます。
ヒトでは手足の痺れ、むくみ、イライラがおこります。

⑤血液を弱アルカリに保つ  
 酸性になると 疲労感、吐き気、意識失います。アルカリに傾くと筋痙攣をおこします。


あ


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flower2

 

 


 

 


 

投稿者: オダガワ動物病院

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