小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。

2023.12.20更新

あ

snakeフェレツトの体温、心拍数、活動量の測定の測定


ご注意 

このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、
インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。
当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。
 


11
 


 

 テレメトリーシステム(簡単に言えば小型の発信機)をフェレットの皮下に埋め込み、体温、心拍数、活動量を毎分事に観察しました。

 上記の結果は黒い部分が夜(夜7時から朝7時)、白い部分は昼(朝7時から夜7時)を指します。

体温は昼夜問わずは38.0-39.0度を推移しました。

心拍数も昼夜問わず300ー300回/分を推移しました。

活動量はやや夜間に多い傾向になりました。




calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、向ヶ丘遊園駅北口からの道順】


 
 

 


投稿者: オダガワ動物病院

2023.12.20更新

あ

tigerネコのストロバイト結晶


生後10ケ月のアメショウが、昨日から尿がでなくなり来院しました。
触診で尿道閉塞が疑われました。

1
(写真1)赤矢印が膀胱を指します。尿が出ていないので大きくなっています。

1
(写真2)赤矢印が膀胱を指します。

 レントゲンで膀胱大きく、尿が出ていないことを確認しました。レントゲン・エコーで結石陰性は確認しました。
カテーテルを入れて尿をだしました。
尿路閉塞は4日間尿がでないと死亡してしまう恐い疾患です。

 

1
(写真3)
尿検査を行うとpH7.0、潜血(+)、蛋白(+)、ブドウ糖(+)、尿比重1.050、以下、陰性でした。
健康ネコの尿pHは6.5前後とやや酸性ですが、このネコの尿はアルカリ性になっています。潜血(+)蛋白(+)は膀胱炎のため、ブドウ糖(+)は興奮と判断しました。

2
(写真4)
遠心分離すると赤血球、結晶成分が沈殿しました。

1
(写真5)
沈殿した部分を顕微鏡で見ると赤血球、ストロバイト結晶(pH7.0になると析出)が見られました。

 ストロバイト結晶ができる要因として飲水不足、運動不足、太りすぎ、リンとマグネシウムの過剰摂取、下部尿路疾患などありますが
同様な状態のネコでもストロバイト結晶はできないケースも多く、決定的な原因がわかる訳ではありません。個人的に体質が影響していると考えています。

 本日は膀胱洗浄して 抗生剤を処方し、食事療法(ロイヤルカナン、尿ケアー)を薦めました。食事療法を行って改善には2-3週間かかるので、その間再発がないかよく見てもらいました。ロイヤルカナン尿ケアーは12ケ月以上のネコが対象ですが、この病気は再発が多い点をオーナーに説明して10ケ月から食事療法は始めました。
 食事をもとに戻すと本院の経験では70%位再発します。そにため他の併発疾患がなければ、食事療法は続けてもらっています。食事療法の欠点として個体によっては尿が酸性に傾くこともあるので、ときどき尿検査をして様子をみて経過を追うこが大切です。


 

calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、向ヶ丘遊園駅北口からの道順】


 
 

投稿者: オダガワ動物病院

entryの検索