小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2023.05.24更新

 

あ ■犬アトピー性皮膚炎


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このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、

インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。

当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。


 

 犬アトピー性皮膚炎は皮膚バリア機能の破綻によりおこる皮膚炎で、1 ~3 歳齢位から発症することが殆どです。

この症例は柴犬、1歳です。皮膚検査で疥癬、ニキビダニなど皮膚寄生虫など検出されず、食事もアレルギー食に変えましたが効果ありませんでした。

抗アレルギー剤、アポキル®を投与したところ反応が良好で犬アトピー性皮膚炎と診断した症例です。

1(写真1)

犬アトピー性皮膚炎の皮膚症状は急性例、また軽症例では脱毛、紅斑が主体です慢性例また重症例になると色素沈着や苔癬に変わります。この症例はまだ急性例または軽症例と判断していますが、加齢とともに悪化するケースもあります。

1(写真2)
症状の分布としては、間擦部にみられ、(写真2)

1(写真3)

腋窩(写真1)、鼠径部、四肢端(写真3)、四肢指間、眼囲、口 囲、肛門周囲などに生じることが多いです。

この症例はアポキル®を2日に1回まで減量すると痒みが出てきたので、抗アレルギーの注射薬サイトポイント®で現在経過をみています。

当院での犬アトピー性皮膚炎の経口使用薬剤はアポキル®、サイトポイント®、シクロスポリンなどを、慢性化にた症例は塗布剤としてステロイドのクリームを使用しています。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2023.05.07更新

 

あ ■十姉妹の卵管脱


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十姉妹が自宅で軟卵を出した後、卵管脱になり来院しました。

1

体重15gの十姉妹はセキセイインコ(推定35g前後)、文鳥(推定25g前後)ほどの大きさがないため修復が大変でしたが収めることができました。
総排泄口を1糸縫合しましたが、便が出ず翌日抜糸しました。

2日目より食欲も改善して退院になりました。この症例は良くなりましたが、小型鳥類の卵管脱は大変です。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2023.05.06更新

 

あ ■モルモット、(イングリッシュ種)骨腫瘍の疑い


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(写真1)

モルモット(イングリッシュ種)3歳1ケ月雄の臀部が腫れていることで、セカンドオピニオンで訪れました。。

レントゲンを撮ったところ骨盤に骨増殖像が見られました。(写真1)

その骨増殖像の部位に細胞診を行いました。

診断は病理専門の獣医師に依頼しました。

結果は確定診断にはいたりませんが、円形ー類円形の核を持つ細胞が観察され、異型や細胞質の好塩基性も見られ、骨の非上皮系悪性腫瘍の可能性が高いとこことでした。一部には骨肉腫が示唆される細胞も検出されたそうです。

この症例は診断までで、有効な処置ができた訳ではありません。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2023.04.01更新

 

あ chick鳥類の雌雄判定


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鳥類は外見で雌雄がわからないことがあります。卵を産んだことがあれば雌と診断できますが、卵を産まない雌と雄の区別はつかない場合があります。

その場合、少し深爪して血液を頂くと雌雄判定ができます。

a
深爪して採血しているところ。

1

このセキセイインコは雌でした。

ただしのすべての鳥で対応できる訳ではありません。料金も診療費こみで1万ぐらいかかります。 


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投稿者: オダガワ動物病院

2023.02.27更新

 

あ tiger他院で避妊手術、翌日、手術部位をネコが舐めて抜糸してしまいました。


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 昨日他院で避妊手術をおこないました。翌朝ネコが手術部位を舐めて抜糸してしまい、オーナーはビックリして主治獣医師に連絡したそうですが、本日は診療できないそうです。
当院も他の動物病院で手術直後の症例は基本的にはみていませんが、オーナーから事情をきくと大変なことがおきているみたいなので特別診療しました。

1
(来院時の写真)

 昨日、他院で避妊手術した後、ネコは皮膚を縫合した糸すべてを舐めて抜糸していました。皮下識をめくると腹壁を縫合した糸もみえます。
舐める癖が強いネコなら、腹壁の糸も舐めて抜糸したら大変です。
噂では避妊手術の糸が切れて腸がでてきた症例もあることを聞いたこともあります。

 

1
(手術終了時の写真)

 そこで至急、麻酔をかけて縫合しました。吸収糸を使用して皮下識を厳重に縫合し、また外糸を気にしないように埋没縫合にしました。
麻酔がさめたところでエリザベルカラーを装着しました。


 

 

 

 


  

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投稿者: オダガワ動物病院

2023.02.27更新

 

あ boarモルモットの胃うっ滞、鼓張症
予後不良が予想されるケース


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(写真1 当院来院時のレントゲン)

  胃うっ滞、鼓張症はウサギでは胃内の毛が十二指腸に流れて閉塞をおこすことが多い原因ですが、モルモットでは胃うっ滞、鼓張症は機能的イレウスとも称され、ストレスや基礎疾患が原因で胃腸運動が低下しておこります。食餌中の繊維分の不足、環境の変化、痛み、歯科疾患、肝臓疾患、腎臓疾患など考えられますが、当院の経験では基礎疾患を特定できた場合は多くありません。予後はよくないことが多いです。

 今回の症例は2歳6ケ月のモルモット、雌です。3日前から食欲が減退して本日は殆ど食べていないことで来院しました。他の臓器が変な位置にあることはなく、胃にガスが溜まっていて、胃うっ滞、鼓張症と診断しました。オーナーへの問診ではとくに環境の変化はないそうですが牧草がやや少なめなことがきになりました。口腔内検査ではとくに異常はありませんでした。血液・生化学検査までは希望されませんでした。現在胃腸薬、強制給餌を中心に治療していますが予後は厳しいと判断しています。


 

rabbit ウサギ、問題行動による前肢の皮膚疾患

 rabbit仔ウサギの皮膚糸状菌症

rabbitウサギのアイランドスキン

rabbitウサギのツメダニ症(濃厚感染例)

rabbitウサギのミミダニ症


  

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投稿者: オダガワ動物病院

2023.02.22更新

 

あ ■モルモット、雄の喧嘩


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1(写真1)
2歳のモルモット雄同志が喧嘩して、眼の上(眼を時計に例えると9時のあたり)に傷を負って来院しました。(写真1)

1(写真2)

 喧嘩で突出した結膜部分はヒトの眼科ピンセットでとることができました。
角膜に傷がないか心配でフルオルテストをおこない陰性でした。(角膜に傷なしを表します。)
角膜の細胞診では好中球が散在され(写真2)たため、クロラムフェニコールの経口剤と点眼を処方しました。


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投稿者: オダガワ動物病院

2023.02.19更新

 

あ rabbitウサギの急性胃うっ滞、鼓張症、予後不良が予想される症例


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(写真1 当院来院時のレントゲン)

  急性胃うっ滞、鼓張症は食餌中の繊維分の不足、脱水などの原因で、胃内の毛が十二指腸と同じ位の太さの塊状に固まり、十二指腸に流れて閉塞をおこす病態を示します。閉塞がおきると胃内に腸液が逆流して、胃拡張が生じます。ウサギは苦しさから、伏せポーズを示し食欲不振、低体温を示します。突然おこることが多く、朝おきたら、朝元気たったのに会社から帰ってきたら、また夕方家族でドライブから帰ってきたらウサギが急変していたことで来院します。
薬剤、減圧術などの処置で閉塞が解消されると、短期でよくなりますが、治療初日の処置に反応しない場合は死亡することが多い怖い疾患です。

 写真1の症例は10歳の避妊済みのウサギです。昨日急性胃うっ滞をおこし、他院で麻酔下で胃にカテーテルを入れて胃の内容物を吸引してもらいましたが、本日また胃が腫れてきたので来院しました。体温は33.0度以下で、状態は相当悪く、カテーテル処置を麻酔下でおこなうことは死亡するリスクがあることを説明しました。今回のように再度胃が腫れる所見は胃のすぐ下部にある十二指腸に強固な毛様物が詰まっている可能性が高く、予後は悪いことも併せて説明しました。
以上の理由で本日は痛み止めの処置のみで帰宅されました。その後の連絡はありませんが、予後は厳しいと考えられます。


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rabbit ウサギ、問題行動による前肢の皮膚疾患

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投稿者: オダガワ動物病院

2023.02.19更新

 

あ rabbitウサギ、問題行動による頚部の脱毛


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 1
4歳のウサギです。頚部を自咬して表皮まで露出してしまい来院しました。
皮膚検査で寄生虫、真菌は陰性でしたので、かゆみ止めを投与して経過をみました。

1
1週間後、だいぶよくなりました。

ウサギはストレス、遺伝要因、栄養学的問題(繊維素少ない食事)、性ホルモンの影響で皮膚を舐め壊し、毛引きなどを引き起こします。
口が届く範囲ならどこでも皮膚を舐めたおしたり、引きちぎったりします。

このような症状は単発で終わることもありますが、ストレスが持続する場合、痒み止めをやめると再発してなかなか治らないこともあります。


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rabbit ウサギ、問題行動による前肢の皮膚疾患

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投稿者: オダガワ動物病院

2023.02.18更新

 

あ chick文鳥、急な卵管脱


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1(写真1)

1(写真2)

1歳10ケ月の文鳥が卵管脱で来院しました。(写真1)
夕方、卵を産んだあと、文鳥の下に血が目立ったあと(写真1)、赤いものがでてきてこのような状態になっていたそうです。(写真2)
来院時、触診、レントゲン検査で腹腔に卵はありませんでした。


1(写真3)

 卵管脱をものに戻し総排泄口を1糸縫合して治療を終了しました。(写真3)
1糸縫合だと便も排泄でき長期の維持が可能なためです。

その後、食欲も回復して3日後に抜糸しました。再脱出もなく今のところ順調です。
卵管脱は今後繰り返す個体が多いので今後注意が必要です。

卵管脱は脱出して時間がたって来院すると卵管脱は戻せても死亡する場合はあります。
しかしいつから脱出したか正確にわからないのも実情です。


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投稿者: オダガワ動物病院

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