コザクラインコの喧嘩(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2020.07.22更新
■コザクラインコの喧嘩
コザクラインコ同士を誤って2羽放鳥してしまい喧嘩をおこしたそうです。
鳥類の喧嘩は足を狙われることが多いです。
このコザクラインコは抗生剤を投与しました。
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2020.07.22更新
■コザクラインコの喧嘩
コザクラインコ同士を誤って2羽放鳥してしまい喧嘩をおこしたそうです。
鳥類の喧嘩は足を狙われることが多いです。
このコザクラインコは抗生剤を投与しました。
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2020.07.22更新
■ハムスターの小腸脱出
(写真1)
1歳半のジャンガリアンハムスターです。
他院で下痢の治療中、腸が脱出して来院しました。(写真1)
この症例は当院で精査して小腸脱出と診断しました。原因は長期の下痢が多いとされてますが、長期の下痢がなくても出てきた症例もあり詳細は不明です。
ハムスターはこの小腸脱出が多く、処置は開腹手術して、腸の吻合が必要です。ハムスターでは大きな手術なため麻酔中死亡することもあり、また麻酔から覚めても予後不良なことが多いです。
(写真2)
そこでオーナーと相談して、麻酔下で小腸を戻し1糸縫合しました。(写真2)
この処置は間に合わせなので予後は厳しいです。
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2020.07.22更新
■セキセイインコの卵・卵管の脱出
4歳のセキセイインコです。朝見たら床に血がついていたため、みたら写真のような状態なので来院しました。
この状態はセキセイインコの卵・卵管の脱出しています。
卵の摘出を試みましたが、卵は卵管と癒着が激しく、卵管に圧力をかけても卵は離れませんでした。
そのため注射針の18Gで卵を壊し、卵管に癒着した卵殻を眼科用ピンセットで取りました。最後に卵管をもとの位置戻しました。
半日、入院させて卵管が脱出しないか確認しました。
ここまではいつも可能ですが、卵・卵管の脱出した症例は、卵をとって卵管を戻しても、食欲不振になり死亡することもあります。
この症例は自宅で診てもらいました。2病日目より元気、食欲は改善したので良かったです。
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2020.07.22更新
■モルモットの外傷性角膜潰瘍が疑われた症例
(写真1)
モルモットは外傷による角膜疾患は多いと考えられています。特徴として角膜の感度が弱いため、角膜潰瘍がおきても、羞明のような症状が診られることが少なく、オーナーが来院するころには重症化しているケースが多いとされています。
この症例も3日前から急に右目が『白くなったこと』で来院しました。(写真1)
シルマーテアーテストは15mm/分でした。
(モルモットのシルマーテアーテスト正常値5-10mm/分)
(写真2)
『白いもの』を顕微鏡で診ると、変性好中球と上皮細胞が診られました。(写真2)
(写真3)
生食で目を洗浄したところ、角膜に白い沈着物が診られました。(写真3)
(写真4)
フルオル試験をすると陽性になり角膜潰瘍と診断しました。(写真4)
そこで防腐剤なし抗生剤、ヒアルロン酸点眼を2週間行いました。
(写真5)
2週間後の来院(写真5)
(写真6)
フルオル試験をしましたが陰性(写真6)で角膜潰瘍はよくなっていました。
この症例はよくなりましたが、すべてよくなるわけではありません。
主治医とよく相談して治療をおこなってください。
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2020.07.21更新
■背中が痒いモルモット
以前から背中をかゆがっていた2歳のモルモットです。
皮膚検査では異常はみられませんでしたが、疥癬と仮診断して、殺ダニ剤を投与しました。
ひと月後、まだかゆみは多少ありますが、皮膚は改善しました。
引き続き殺ダニ剤の投与を指示しました。
同居のモルモットがいた場合はすべてのモルモットに殺ダニ剤の投与を薦めています。
殺ダニ剤とは
ノミ・ダニの駆虫剤を指します。本邦ではモルモット専門のノミ・ダニの駆虫剤なく、イヌ・ネコ用を使用しています。イヌ・ネコ用はモルモットに安全に使用できる薬剤もありますが、死亡してしまう薬剤もあります。使用の際は必ずモルモットを普段から診療している獣医師を受診して指示のもと行ってください。
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2020.07.21更新
■子猫の角膜潰瘍
4ケ月の子猫の左目が急に小さくなりました。
左目を拡大するとこんな様子です。
眼検査
メナス反射 正常
ダズル反応 正常
フルオルテスト 陽性
眼瞼の細胞診 正常
写真の緑に染まった部位がフルオルテスト陽性になり、
角膜に傷があることを示す角膜潰瘍をおこしています。
以上より角膜潰瘍と診断でき、抗生剤のクロマイ点眼、
角膜潰瘍治療剤ヒアレイン点眼を処方しました。
角膜潰瘍は他にネコと遊んだり、またぶつかったりしておきます。
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2020.07.20更新
■ハクビシンに噛まれた犬
当院のある川崎市多摩区は緑地公園もありハクビシンも生活しています。
朝の散歩で臀部を噛まれれ4歳のヨークシャテリアが来院しました。
毛を刈るとこんな様子です。
消毒をおこない抗生剤を処方しました。
1週間後、だいぶ良くなりました。
このイヌもそうですがハクビシンは突然でてきて噛まれます。そしてなかなか噛みついて離しません。
オーナーが蹴飛ばしてやっと離すぐらいです。
ハクビシンがいる情報を得たらその付近は散歩しかないほうがよいです。
万が一か噛まれたら、化膿を起こさないよう早めに動物病院を訪れてください。
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2020.07.19更新
■セキセイインコの脂肪肝症候群の疑い
5歳雌のセキセイインコです。以前は羽毛は緑のでしたが、最近黄色に変色したことで来院しました。
元気、食欲はありましたが、羽毛の変色、削痩が診られ脂肪肝症候群が疑われた症例です。
嘴、爪の過長はありませんでした。
より良い診断のためレントゲン、血液・生化学検査を薦めましたが同意はえられませんでした。
脂肪肝症候群の発生原因は不明です。メスに多いことが知られておりエストロジュンの関与が示唆されています。また過食も考えられています。
現在、強肝剤、アミノ酸製剤で経過をみています。軽度であれは多少の改善がみられるとこもあります。
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