小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2024.03.05更新

あ

rabbitウサギの蟯虫症例、連日で来院しました。


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このホームページに記載されている疾患の予後、
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インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。

当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。


症例1

1
(写真1)便の中に白い虫がいることで来院した10ケ月のウサギです。
便をほぐしてセロハンテープで白い虫を捕らえました。

1
(写真2)顕微鏡(×40)で蟯虫と診断しました。


蟯虫は放置してもほとんどが無症状です。
駆虫はイヌネコの回虫駆虫剤で可能ですが、
生活史が複雑なため生涯にわたり3-6ケ月位に1回必要な個体もあります。
夜に発見されることが多いです。 


 症例2

症例1と同様便の中に白い虫がいることで来院した4才のウサギです。
便の持参はなくスマホの写真のみのため確定診断には至りませんでした。

蟯虫は10-11mm位の大きさがあり糞に混ざっていても目視で見つけられる虫です。
もし虫が見られたら可能なら便ごと持参することを薦めました。

本日は初めてで症状もないため無処置で帰宅しました。




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投稿者: オダガワ動物病院

2023.08.27更新

 

あ rabbitウサギ、左前肢の『腫れ』


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(写真1)左前肢の『腫れ』

 ウサギ、左前肢の『腫れ』で来院した6歳雄のウサギです。
幼いこりから斜頸を患っていて左側を下にして寝ていることが多いそうです。左前肢に圧迫がかかって生活しています。

 ナイーブなウサギで運ばれてきたケージから出すとくるくる回り、診療も限られたことしかできません。
触診では『腫れ』は、前肢周囲まで浸潤していました。発赤、脱毛が見られました。(写真1)
しこりの部分の細胞診を行いました。

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 赤血球と共に中型の類円形の核をもつ紡錘形細胞が多数みられます。この紡錘形細胞は核の大小不同はありますが、異型に乏しく悪性所見はみられなせん。
繊維腫などの良性腫瘍、あるいは非腫瘍性の膠原繊維過誤腫も疑われます。しかし細胞診なので軟部組織肉腫の可能性も否定できません。

斜頸していて神経質なウサギなので麻酔は当院では厳しいと判断しました。抗腫瘍性サプリメントで経過をみることにしました。


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rabbitウサギの皮膚腫瘍(良性の毛芽腫)

rabbitウサギの皮膚疥癬疑い

rabbitウサギの精巣腫瘍

rabbitウサギの軟部組織肉腫

rabbitウサギの毛芽腫

rabbitウサギの膿瘍

rabbitウサギの両瞬膜の突出


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2023.08.26更新

 

あ rabbitウサギのノミ感染


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3歳の雄ウサギです。臼歯の不正咬合のためイソフレン麻酔をしました。『黒いもの』が4-5個、皮膚からでてきました。セロハンテープで採り顕微鏡でみました。

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するとノミが見られました。寄生していたウサギが麻酔され、苦しくなって外にでてきたと推定されます。

 ウサギに着くノミはネコノミが多いです。ネコノミはネコの皮膚では増殖しますが、宿主が異なるウサギでは爆発的な増殖はありません。
このオーナーは知人でネコ2匹、飼育しているお宅によく遊びに行くらしいですが、そのネコはノミ予防しているらしくこれが感染原因とは考えにくいです。どこから感染したか不明です。本日は臼歯の処置終了後、レボリューション®を処方しました。

 治療はイヌネコのノミ、ダニ製剤をウサギに使用しますが、ウサギが死亡する製剤もあります。
ノミ、ダニ製剤はウサギの診療が可能な動物病院の先生に処方された製品をおつかい下さい。
当院が処方したレボリューション®はイヌネコ用ですが、ウサギにも安産性が高く世界的に広く効能外使用されています。


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 ■tiger 仔ネコのノミ感染

rabbitウサギ、モルモット、ハムスターに安全に使用できる
ノミ、マダニ製剤 

dog犬猫用のノミ・ダニ製剤について

ノミの生態


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2023.07.24更新

 

あ rabbitウサギの鼻炎、副鼻腔炎について 


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 3歳令のウサギで2ケ月前よりくしゃみ、鼻汁が認められ来院しました。

 ウサギの鼻炎、副鼻腔炎は当院でもよく見ます。主な原因として細菌感染に関係しているケースが多く、鼻汁から検出された細菌としてPasteurella multocida、Bordetella bronchiseptic、Pseudomonas spp, Staphylococus sppなどが報告されています。2種以上の混合感染の場合もあります。

  

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 本症例の右鼻の鼻汁の細胞診(簡易染色)。好中球が多数見られました。球菌も散在されました。
左鼻の鼻汁の細胞診も同様の所見でした。

 ウサギの鼻炎、副鼻腔炎は罹患して早く来院したケースでは抗生剤投与でよくなることもありますが、時間が経った重症症例では。難治性の経過をとることもあります。鼻より細菌が涙管に入り涙嚢炎を併発する症例もいます。
重傷例では細菌培養検査、歯や上顎、下顎骨のの確認のためレントゲンが必要な場合もあります。

本症例は抗生剤(エンロフロキサシン)の投与で経過を見ています。 


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投稿者: オダガワ動物病院

2023.07.19更新

 

あ rabbit仔ウサギ、コクシジウム感染の下痢


 

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 生後1.5ケ月の仔ウサギが昨日から急性の下痢をおこして来院しました。
下腹部が糞まみれになっています。

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 検便をするとコクシジウムが見られました。

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 広い視野でみるとコクシジウムは濃厚感染しているみたいです。
駆虫薬をのまし、整腸剤を処方しました。本日より食欲不振になっていたので、強制給餌を指示しました。
体温も低く、予後心配です。


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投稿者: オダガワ動物病院

2023.02.19更新

 

あ rabbitウサギの急性胃うっ滞、鼓張症、予後不良が予想される症例


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(写真1 当院来院時のレントゲン)

  急性胃うっ滞、鼓張症は食餌中の繊維分の不足、脱水などの原因で、胃内の毛が十二指腸と同じ位の太さの塊状に固まり、十二指腸に流れて閉塞をおこす病態を示します。閉塞がおきると胃内に腸液が逆流して、胃拡張が生じます。ウサギは苦しさから、伏せポーズを示し食欲不振、低体温を示します。突然おこることが多く、朝おきたら、朝元気たったのに会社から帰ってきたら、また夕方家族でドライブから帰ってきたらウサギが急変していたことで来院します。
薬剤、減圧術などの処置で閉塞が解消されると、短期でよくなりますが、治療初日の処置に反応しない場合は死亡することが多い怖い疾患です。

 写真1の症例は10歳の避妊済みのウサギです。昨日急性胃うっ滞をおこし、他院で麻酔下で胃にカテーテルを入れて胃の内容物を吸引してもらいましたが、本日また胃が腫れてきたので来院しました。体温は33.0度以下で、状態は相当悪く、カテーテル処置を麻酔下でおこなうことは死亡するリスクがあることを説明しました。今回のように再度胃が腫れる所見は胃のすぐ下部にある十二指腸に強固な毛様物が詰まっている可能性が高く、予後は悪いことも併せて説明しました。
以上の理由で本日は痛み止めの処置のみで帰宅されました。その後の連絡はありませんが、予後は厳しいと考えられます。


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rabbit ウサギ、問題行動による前肢の皮膚疾患

 rabbit仔ウサギの皮膚糸状菌症

rabbitウサギのアイランドスキン

rabbitウサギのツメダニ症(濃厚感染例)

rabbitウサギのミミダニ症


  

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投稿者: オダガワ動物病院

2023.02.19更新

 

あ rabbitウサギ、問題行動による頚部の脱毛


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4歳のウサギです。頚部を自咬して表皮まで露出してしまい来院しました。
皮膚検査で寄生虫、真菌は陰性でしたので、かゆみ止めを投与して経過をみました。

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1週間後、だいぶよくなりました。

ウサギはストレス、遺伝要因、栄養学的問題(繊維素少ない食事)、性ホルモンの影響で皮膚を舐め壊し、毛引きなどを引き起こします。
口が届く範囲ならどこでも皮膚を舐めたおしたり、引きちぎったりします。

このような症状は単発で終わることもありますが、ストレスが持続する場合、痒み止めをやめると再発してなかなか治らないこともあります。


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rabbit ウサギ、問題行動による前肢の皮膚疾患

 rabbit仔ウサギの皮膚糸状菌症

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rabbitウサギのツメダニ症(濃厚感染例)

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投稿者: オダガワ動物病院

2022.11.29更新

 

あ rabbitウサギの皮膚腫瘍(良性の毛芽腫)


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(写真1)右上腕骨の上にある皮膚腫瘍

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(写真2)左大腿骨の上にある皮膚腫瘍

 5歳のウサギです。右上腕骨の上、左大腿骨の上に皮膚腫瘍が発生して来院しました。

血液検査、レントゲンをおこないました。レントゲン上では転移なく、心臓の大きさも正常でした。
軽度の貧血はありましたが、麻酔には問題なしと判断して手術を行いました。

 

あ
(写真3)摘出した皮膚腫瘍2つ

病理検査では良性の毛芽腫(trichoblastoma)という診断でした。
 

 毛芽腫とはウサギに多く見られ、表皮に存在する毛芽細胞が腫瘍性に増殖した状態をさします。本症例は2つとも明確なマージンが確認され良性の毛芽腫と診断されました。
良性でも腫瘍が大きくなると切除困難な場合もあります。当院の経験では年齢が増すと拡大する傾向があることを経験しています。このウサギは5歳で手術を受けたことは最適ではと考えます。
悪性になると手術しても高頻度に再発しますが、転移は少ない腫瘍と言われています。


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投稿者: オダガワ動物病院

2022.10.14更新

 

あ rabbitウサギ、問題行動による前肢の皮膚疾患


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 あ

あ

 このウサギは2-3日前から隣の家が工事でうるさくなったそうです。すると右前肢のみをよく舐めることで来院した5歳の雄ウサギです。
皮膚検査では真菌陰性で、セロハンテープによる検査で細菌感染している様子もないため痒み止めを処方しました。

 ウサギはストレス、遺伝要因、栄養学的問題(繊維素少ない食事)、性ホルモンの影響で皮膚を舐め壊し、毛引きなどを引き起こします。
口が届く範囲ならどこでも皮膚を舐めたおしたり、引きちぎったりします。当院の症例では胸部の脱毛がもっとも多いです。

このウサギはこのような皮膚病は2回目です。そのときは痒み止めをでおさまりました。しかしストレスが持続するとなかなか治らないこともあります。
今回もかゆみ止めで3-4日で治ったそうです。


 こらから2ケ月半後

あ

あ

その後調子が良かったのですが、2ケ月半たって、今度は逆の左前肢を自分で噛んでしまい来院しました。


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投稿者: オダガワ動物病院

2022.10.12更新

 

あ rabbitクレヨンを誤食したウサギ


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2歳のウサギが幼稚園生のお子さんが使用するクレヨンを食べたので来院しました。
メーカーに問合わせたところとくに中毒物質はなく、誤食量も多くなかったので、対症療法で治療は終わりました。
クレヨンはメーカーにより成分異なりますので、そのたびに確認してください。


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