モルモットの胃うっ滞、鼓張症、予後不良が予想されるケース(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2023.02.27更新
■モルモットの胃うっ滞、鼓張症
予後不良が予想されるケース
ご注意
このホームページに記載されている疾患の予後、
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インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。
当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。
(写真1 当院来院時のレントゲン)
胃うっ滞、鼓張症はウサギでは胃内の毛が十二指腸に流れて閉塞をおこすことが多い原因ですが、モルモットでは胃うっ滞、鼓張症は機能的イレウスとも称され、ストレスや基礎疾患が原因で胃腸運動が低下しておこります。食餌中の繊維分の不足、環境の変化、痛み、歯科疾患、肝臓疾患、腎臓疾患など考えられますが、当院の経験では基礎疾患を特定できた場合は多くありません。予後はよくないことが多いです。
今回の症例は2歳6ケ月のモルモット、雌です。3日前から食欲が減退して本日は殆ど食べていないことで来院しました。他の臓器が変な位置にあることはなく、胃にガスが溜まっていて、胃うっ滞、鼓張症と診断しました。オーナーへの問診ではとくに環境の変化はないそうですが牧草がやや少なめなことがきになりました。口腔内検査ではとくに異常はありませんでした。血液・生化学検査までは希望されませんでした。現在胃腸薬、強制給餌を中心に治療していますが予後は厳しいと判断しています。
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