1ヶ月の仔ウサギの雄雌鑑別の鑑別(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2018.03.04更新
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2018.03.04更新
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2018.03.01更新
■再生医療がうまくいった左前肢のウサギの腫瘍
ウサギが6歳であること、黄疸もあるので、
左前肢のうさぎの腫瘍の経過をみていました。
すると最近増大傾向になり、手術をすることになりました。
しかし手術をしても、皮膚をつける余裕がないことが予想されました。
そこで再生医療を試みました。
手術前に血液を採って、クエン酸NaとCa剤を入れて、所謂「血液の海苔」を作製しました。
皮膚を縫合する余裕がないので、
「血液の海苔」を手術した部位に貼って、
非固着ガーゼをつけてバンテージで固定しました。
その後3週間後には、よくなりました。
ウサギの病気
■ウサギの雌雄鑑別法
■ウサギ・モルモット・ハムスターの強制給餌について
■ウサギの便が肛門、足底に付着、蛆がわくこともあります。
■うさぎの門歯(前歯)
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■ウサギのエンセファリトゾーン
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2018.03.01更新
■うさぎの膀胱尿石症
■8歳のウサギの尿から結石がみられました。
内科治療に反応した症例ですが、結石が小さいこと、まだ数が少ないので効果はなんともいえません。
■8歳のウサギの尿から結石がみられました。
検査機関に以来したところCa結石との答えが返ってきました。(写真)
高齢であることより、手術にはむかない年齢です。
初診時はレントゲンで結石は写りませんでしたが、分析でCa結石は証明されました。
小さなCa結石であることは間違いないです。
■そこで
別の動物で効能があった薬剤を飲ませてみました。
薬剤投与後、尿検査で潜血(+)でしたが、2週間後は(-)になりました。
また写真のようなちいさな結石もでなくなりました。
この内科療法が効果はあるかどうかは症例を重ねていく必要があります。
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2018.03.01更新
■肝臓腫瘍と肺転移が疑われたウサギ
8才の雌のうさぎが来院しました。
2-3日前より、食欲がなく呼吸が荒いそうです。
触診では胃の下方にマス病変が触診されました。
■レントゲン検査
レントゲンで「胃の下方にマス病変」は肝臓であることがわかりました。
この症例は全身状態がわるいこと、また肺への転移が疑われたので手術は中止しました。
食欲亢進剤と痛み止めで様子をみていますが予後は厳しいです。
■レントゲン検査
レントゲンで「胃の下方にマス病変」は肝臓であることがわかりました。
この症例は全身状態がわるいこと、また肺への転移が疑われたので手術は中止しました。
食欲亢進剤と痛み止めで様子をみていますが予後は厳しいです。
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2017.11.17更新
■コクシジウムとは
文鳥のコクシジウム
コクシジウムは腸管に寄生して幼犬、幼猫、幼ウサギでは激しい下痢を繰り返し脱水で死亡する可能性のある疾患です。しかしコクシジウムの種類によっては症状なくすごせ、また希に自然治癒することもあります。両者は顕微鏡の検便では鑑別は不可能で発見したら駆虫剤の投与がベストの選択です。
コクシジウムにはイソスポラとアイメリアの2属があります。
犬猫はイソスポラ(オーシスト内のスポロシスト2つ、スポロシスト内のスポロゾイト4つ)の感染でおきます。ウサギはアイメリア(オーシスト内のスポロシスト4つ、スポロシスト内のスポロゾイト2つ)です。 しかし両者間に駆虫薬の相違はある訳ではありません。
サルファ剤の歴史
サルファ剤(salfa)は一部に硫黄(sulfar)を含んでおり、これが名前の由来になっています。しかし硫黄とサルファ剤は別ものです。1932年、最初にG.J.P.ドマークらによつて合成された薬剤でスルファニルアミド基を持ちます。
備考・獣医領域で時々使用する薬剤で、糖尿病のSU剤、アセタゾラミド(利尿剤)、ゾニサミド(抗癲癇剤)などがスルファニルアミド基を持ち これらの薬剤の使用で副作用が診られた場合はサルファ剤投与は注意が必要です。
作用は葉酸の合成阻害です。葉酸は細菌は自身で作れますが、ヒトを含めて動物は食事から捕ります。その差を利用した薬剤です。サルファ剤は葉酸の前駆体、パラアミノ安息香酸(PABA)と同じような形状です。
サルファ剤を飲むと、PABAと競合拮抗して、PABAおしのけて、細菌の葉酸の代謝系に入り込むます。そしてジヒドロ葉酸を作れなくします。ジヒドロ葉酸はその後細菌のDNAなどを作る材料になりますので、細菌は生存できなくなります。ヒトを含めて動物はこの経路がないので副作用は少ない薬剤です。
副作用は薬学の本と臨床の場では相違が診られます。
薬学の本では犬はアセチル化が低くサルファ剤の代謝が苦手です。長期使用で腎障害がでることがあるので注意が必要と記載されています。中毒症状として尿潜血,蛋白尿,尿排泄困難.血清クレアチニン,BUN濃度の上昇が診られるそうです。また尿が弱酸性の犬猫では希に代謝産物(おもにN4のアセチル体)が腎に析出します。ウサギは尿がアルカリ性なのでこの心配は皆無です。
しかし副作用は臨床の場では使用期間が短いこともあり、私自身経験はありませんし、実際副作用が生じたことを聞いたことがありません。
■サルファ剤のコクシジウムへの作用
サルファ剤は薬理学では抗菌剤ですが、コクシジウム虫体への浸透が良いため使用します。
コクシジウムは下痢でも薬剤吸収はよく、注射剤も経口剤も血中濃度は変わらい報告もありますが、本院では下痢がひどい場合は注射投与で3-4日間通ってもらっています。 主な効果は抗体産生までの増殖を抑えることで、無性生殖生活環の最後部分のtrophozoite→schizontの後期発育最終段階の抑制で、この薬剤はコクシジウムの生活環の遮断であり、殺虫効果ではありません。免疫状態は動物により異なり、そのため薬用量・期間の報告も教科書により様々です。経験的には駆虫には14-21日間を要しています。初期のサルファ剤、スルファジアジン(sulfadiazine)は1947年にが開発され、1日2回の投与が必要がありました。
■スルファモノメトキシン sulfamonomethoxine
1日2回は不便のためスルファモノメトキシンは1958年頃に販売されました。投与後の血中濃度は延長して投与回数の減少(1日1回)、副作用の軽減目的(腎臓のアセチル体の沈殿を少なくしたり)を目的に作製されたスルファジアジンの誘導体です。この薬剤は動物病院ではではコクシジウムの駆除によく使用されてます。
ヒト用、動物用共にダイメトンという商品名が有名です。ヒト用は製造中止になりました。また犬猫用もないため、小動物診療では現在、大動物用を使用しています。
犬・猫・ウサギのコクシジウムの駆除に感受性がよく、好んで使用しています。
■スルファジメトキシン sulfadimethoxins
この薬剤も動物病院ではコクシジウムの駆除によく使用されてます。
ヒト用、動物用共にアプシードという商品名が有名です。ヒト用はシロップ製剤・注射剤があります。ダイメトン同様、犬猫用はないため大動物用を使用している施設もあります。本院では文鳥始め鳥類のコクシジウムの駆除に使用しています。
その他コクシジウム駆虫剤
■トリトラズリル Toltrazuril
3週間に1回の経口投与でコクシジウムの駆虫可能なトリトラズリルは牛・豚のコクシジウムには認可されてます。 有性生殖・無性生殖両方に効能を示します。本院の使用経験で小動物(犬・ウサギ・文鳥など)に効能外使用は効果はあるようにおもいますがが、症例が少なくまだ詳細は不明です。使用の際は担当獣医師とよくお話ください。
■アセチルスピラマイシンSpiramycin Acetate
筆者はマクロライド系抗生剤のアセチルスピラマイシンもは犬猫コクシジウムに使用したことはあります。(ウサギは禁忌)使用した経験では確かにサルファ剤と同等の効能があるようにおもいます。
医療ではアセチルスピラマイシンはマクロライド系抗生剤としての価値は低く、産科関係でトキソプラズマ(学名:Toxoplasma gondii)に使用される薬剤です。 トキソプラズマはアピコンプレックス門コクシジウム綱に属して動物のコクシジウムと分類が似ています。そのため効能があるのではと筆者は推測しています。
サルファ剤で副作用がでる症例などは使用価値はあるとおもいますが、二重盲検などのデーターもみあたらず、開業獣医師の経験的な使用法で『有効』と判断してるにすぎないので、エビデンスとしてはサルファ剤より低い薬剤になります。
コクシジウム感染型oocystの生存期間、
便に排泄されたオオシスト(oocyst)は1-3日で感染型oocystに変化します。
環境 生存期間
砂地(陽当たり) 4ヶ月
荒地(陽当たり) 6ヶ月
湿地 9ヶ月
樹木の多い陽影 18ヶ月
清水中 24ヶ月
乾燥鶏糞(陽影干し) 10ヶ月
乾燥鶏糞(天日干し) 7ヶ月
oocystの駆除法
熱湯 60度 30分
熱湯 80度 1分
熱湯 100度 1-2秒
熱風 80度 5分
熱風 100度 3分
消毒薬には殆ど抵抗します。
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2017.11.15更新
■ヒアレイン点眼
ヒアルロン酸はムコ多糖体の代表的な成分で細胞と細胞をつなぎとめる役割があります。角膜の上皮の細胞同士のつながりも、このムコ多糖体が占めており、そのためヒアルロン酸を点眼すると角膜の細胞同士がつながりが強まり、涙の水分を眼の表面を保てるような働きをします。涙は血管のない角膜に栄養を供給しており、涙の被膜が安定すると眼の乾燥が改善され、動物診療でものドライアイ、またの角膜潰瘍の治療によく使用されています。刺激のないことから使い心地が良い点眼薬です。
本院で使用している防腐剤なし0.1%ヒアレイン点眼。主に写真左の使い捨てタイプを使用しています。右のPF( Preservative Free)デラミ容器(防腐剤なし)は標準点眼より、すこし大きな点眼剤で、注文制で扱っています。
使い捨てタイプの防腐剤なし製剤は、0.1%(上)と0.3%(下)の2種類あります。
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2017.11.01更新
写真⑤ ノミ取り櫛を使用すると、ノミとノミの糞がこのようにとれました。
逆に少数寄生の場合は皮膚を診ただけだは診断不可能な場合もあります。ノミ取り櫛を使用することは診断の補助になります。
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すみれ(種類までは不明です)、高尾山、日影澤林道、4月
投稿者:
2017.11.01更新
■コクシジウムの駆除剤
コクシジウムは腸管の感染する原虫です。
本院では幼犬、幼猫、幼ウサギ、文鳥、烏骨鶏で経験があります。
無症状でワクチン時偶然発見される場合もあれば、また激しい下痢を繰り返し脱水で死亡することもありました。
コクシジウムにはイソスポラ属とアイメリア属があります。
犬猫はイソスポラ属(オーシスト内のスポロシスト2つ、スポロシスト内のスポロゾイト4つ)で待機感染があります。
犬(Isospora canis、Isospora obioensis )、猫(Isospora felis、Isospora revolta) の2種類の感染
ウサギはアイメリア属(オーシスト内のスポロシスト4つ、スポロシスト内のスポロゾイト2つ)の感染で待機感染はありません。
鳥類はアイメリア属が多いですが、文鳥、カナリアはイソスポラ属です。
しかし両者間に駆虫薬の相違がある訳ではなく、発見したら駆虫剤の投与がベストの選択です。
これまで駆虫剤はサルファ剤が主でしたが、2017年9月に犬のコクシジウムにプロコッカス®(成分名トルトラズリル他)が認可されました。これからはこの薬剤が中心になると考えられます。
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■治療薬
(1)バイエル社の資料より引用
■トルトラズリル
1985年海外でニワトリ抗コクシジウム剤で販売されたのが始まりとされています。日本には2015年9月に豚用で販売されました。コクシジウムの各ステージに対して広く作用を及ぼし、すぐれた効果を発揮します。(1)
犬用は認可済み製剤ですが、本院の使用経験では小動物(猫・ウサギ・文鳥など)に効能外使用で用いた経験では、効果はあるようにおもいます。しかし症例が少なく、使用の際は担当獣医師とよくお話ください。
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■サルファ剤
サルファ剤は一部に硫黄を含んでおり、これが名前の由来になっています。しかし硫黄とサルファ剤は別ものです。1932年、最初にG.J.P.ドマークらによつて合成された薬剤でスルファニルアミド基を持ちます。トリブリッセン®(製造中止)に含まれるスルファジアジンが古典的なサルファ剤にあたります。その後作用時間を延長させたり、また副作用を減らしたスルファモノメトキシン、スルファジメトキシンが販売され現在使用されています。
備考・獣医領域で時々使用する薬剤で、糖尿病のSU剤、アセタゾラミド(利尿剤)、ゾニサミド(抗癲癇剤)などがスルファニルアミド基を持ち これらの薬剤の使用で副作用が診られた場合はサルファ剤投与は注意が必要です。
■サルファ剤のコクシジウムへの作用
サルファ剤は薬理学では抗菌剤ですが、コクシジウム虫体への浸透が良いため使用します。
コクシジウムは下痢でも薬剤吸収はよく、注射剤も経口剤も血中濃度は変わりません。主な効果は抗体産生までの増殖を抑えることで、無性生殖生活環の最後部分のtrophozoite→schizontの後期発育最終段階の抑制で、(1参照)殺虫効果ではありません。免疫状態は動物により異なり、そのため薬用量・期間の報告も教科書により様々です。経験的には駆虫には14-21日間を要しています。
■スルファモノメトキシン(sulfamonomethoxine)
スルファジアジンの1日2回は不便のため、作用時間を長くしたスルファモノメトキシンは1958年頃に販売されました。投与回数の減少(1日1回)、副作用の軽減目的(腎臓のアセチル体の沈殿を少なくしたり)を目的に作製されたスルファジアジンの誘導体です。この薬剤は動物病院ではではコクシジウムの駆除によく使用されてますが、動物での使用は1日2回が良いように感じます。大動物用のダイメトン®という商品名が有名です。ヒト用、犬猫用もないため、小動物診療では現在大動物用を使用しています。
■スルファジメトキシン(sulfadimethoxins)
この薬剤も動物病院ではコクシジウムの駆除に使用されてます。
ヒト用、動物用共にアプシード®という商品名が有名です。ヒト用はシロップ製剤・注射剤はあります。散在は犬猫用はないため大動物用を使用しています。本院では文鳥のコクシジウム駆除に使用していますが上記したトルトラズリルのほうが効果あるように感じています。
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■その他コクシジウム駆虫剤
■アセチルスピラマイシン(Spiramycin Acetate)
筆者はマクロライド系抗生剤のアセチルスピラマイシンも犬猫コクシジウムに使用したことはあります。(ウサギは禁忌)使用した経験ではサルファ剤と同等の効能があるようにおもいます。
医療ではアセチルスピラマイシンはマクロライド系抗生剤です。しかし抗生剤としての価値は低く、産科関係でトキソプラズマ(学名:Toxoplasma gondii)の際に使用される薬剤です。
トキソプラズマはアピコンプレックス門コクシジウム綱に属して動物のコクシジウムと分類が似ています。そのため効能があるのではと筆者は推測しています。
この薬剤は二重盲検などのデーターはなく、開業獣医師の経験的な使用法で『有効』と判断してるに過ぎない薬剤です。そのためエビデンスレベルはサルファ剤より低い薬剤になります。
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シナノキンバイ(北岳、8月)
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2017.10.01更新
■ウサギのペットホテル
●ペットホテルのお預かり、お迎え時間
(本院診療時間内になります。)
平日 : 9:00~12:00(午前) 16:00~18:30(午後)
日曜・祝日: 9:00~12:00(午前) 16:00~17:30(午後)
休診日: 木曜日
●年末、年始、お盆、ゴールデンウイーク、また諸事情により診療時間が変則になる場合はございます。
ペットホテル希望の場合は、事前にご希望月日前後の本院のカレンダーをご確認下さい。
来院、お迎えが時間外になった場合は時間外料金が発生します。
●自宅へのお迎え、お届けには対応できません。
■料金について
ウサギ 4,000円(税抜き)
※上記の料金は、一泊二日の料金となります。
二泊三日以上の場合は、一泊二日の料金×泊数となります。
【計算例】
4000円×3=12000円(プラス消費税) になります。
●診療時間外のお預かり・お渡しはできません。
■ご注意事項
●お預かりの際は必ず緊急連絡先を教えて下さい。
(例・携帯電話・旅行先の旅館・Eーmailのアドレスなど)
●必ず、普段食べている食事はご持参ください。
●外部寄生虫(ノミ、マダニ、ミミダニ、疥癬、ツメダニなど)、内部寄生虫(回虫、ジアルジア、トリコモナス、コクシジウムなど)診られた場合は本院の判断で駆虫します。(別料金になります。)
●万が一、お預かり中の病気になった場合の処置は別に料金かかります。
●環境の変化に弱い個体は事前に問い合わせください。
●他の動物病院で治療中疾患のある動物のペットホテルはお断りしています。
お問い合わせ: 044-900-8588(木休診)
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これまで本院で診ていた8才の雌のウサギです。旅行で5日間にわたり、ウサギのみのペットショップに預かってもらいました。帰宅したところ元気なく、食欲の野菜を少々食べる位で、便も小さいく、軟便になったので来院しました。肛門は写真のように便がついてました。
肛門は写真のように便がついてました。
ウサギのみのペットショップに預けることは悪くありません。犬猫などの動物の鳴き声から解放される点はいいかもしれません。いけない点はこれでオーナーは安心してしまいストレスがないと勘違いしてしまう方が多くいる点です。普段,一羽飼育されている場合も,また複数飼育の場合も、不慣れな環境で、異なるウサギを見ることはストレスはない訳ではありません。
食が細くなったウサギをみて大切なのが強制給餌です。このウサギも腸の動きをよくする注射と強制給餌をおこないました。肛門の便はカーゼーにぬるま湯をしみこませて採りました。自宅に戻れたこと、また薬剤が効いたらしく、5日後の再診では殆どもとに戻っていました。このような症例はペットホテル後、本院ではどきどき受診します。
とはいえ本院もウサギのペットホテルはしている関係で、年1-2例は食べなくなり、大変な思いはします。普段差し上げちるフードは必ず持参していただいていますが、全く食べず、強制給餌、胃腸運動剤で1-2週間維持したこともありました。ペットホテル前にオーナーとよく話す時間を設けるようにしてますが、めんどくさがってこないオーナーもいて、なかなか大変なのが現状です。
またペットホテルを安価に抑えるため、友人にウサギを預かってもらう際にもいろいろトラブルになることもあり注意が必要です。『友人のウサギをあずかっら死にそうだから』、また友人のウサギをだっこして落としてしまい腰椎骨折して実際来院したケースはありました。(このケースは予後不良で安楽死を薦めました)また『友人のウサギを預かったら死んでしまった、どうすればよいですか』という電話相談をうけたこともありました。(実際どうすることもできませんが)友人とは異なりますが、実家に連れて帰ったら食欲がなくなり診えたケースもありました。友人同士は仲がよくても、またオーナーは実家でのんびりしていても、ウサギにしては『ここはどこ』が本音なのかもしれません。
ウサギは環境の変化に弱い動物です。よく旅行される方は飼育には向いていないかもしれません。また預かってもらう場合は、強制給餌が可能かなど、飼育施設がウサギに慣れなているか確認することが大切です。また友人に預ける場合は専門家を交えて事前によく話すことをお薦めします。
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2015.09.16更新
最終更新:平成27年9月16日(水)
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