予防接種
ペットがかかってしまうかもしれない病気から守る。予防は安心のための医療です。
犬の予防接種
狂犬病予防接種は、国で定められたワクチンです。
狂犬病は人間にも感染する致死率の高い病気です。狂犬病予防は国内で狂犬病が発生した際に、公衆衛生の立場から人間の命を守るために行っているもので、犬への投与は法律で義務付けられています。必ず投与してください。狂犬病は日本では現在約30年発生がありませが、平成24年にデング熱が70年ぶりに感染が診られたようにグローバル化の進んだ現在いつ発生してもおかしくないと考えます。犬に「狂犬病ワクチンを打たなくて良い」という風潮がありますが、これは間違いです。なおワクチンにアレルギーのある場合や健康状態がおもわしくない場合などは狂犬病猶予証明書の発行ができます。
当院で狂犬病注射を受けた場合、犬鑑札の発行が可能です。
(川崎以外の他の地域からの引っ越し・他人から犬の譲渡を受けた場合は例外となります。その場合は居住地域の区役所衛生課まで直接お問い合わせください)
※初年度のみ登録代3000円が別途必要になりますのでご注意ください。
診療時間外の13:00~16:00の間をご希望される場合には、ご予約ください。
狂犬病予防接種においでになる際には、区役所衛生課から4月上旬にご自宅まで郵送される狂犬病予防接種関係書類を必ずお持ちください。当院 は川崎市獣医師会指定病院ですので、川崎市にお住まいの方なら予防注射済鑑札・犬鑑札の交付はすぐに可能です。
混合ワクチン
犬の混合ワクチンには製薬会社により表記が様々でわかりにくいことが現状です。大別すると以下の2種類に分かれます。
①犬ジステンパー感染症、アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)・犬パラインフルエンザ・パルボウイルス感染症・犬コロナウイルス感染症などの予防が可能な5種型ワクチン。
②上の疾患にレプトスピラ症を加えた8種型ワクチン。
最近、都市ではネズミが多いこともあり、東京・横浜ではレプトスピラ症が稀に発生しているとのことです。そのため当院では8種型ワクチンを薦めています。
ワクチンは、生後2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月の3回投与と、その後年1回の投与を当院ではおすすめしています。
猫の予防接種
ワクチン
①3種混合ワクチン
猫のカゼ2種類と猫バルボウイルス感染症を予防するワクチンです。猫の間で感染が広がりやすい病気を予防します。網戸ごしに感染もあり、室内飼いでも注意が必要です。
②猫白血病ワクチン
飼育している猫が外に遊びにいく場合やまた、新らしく猫を飼育する場合は必要な場合もあります。
詳しくは来院時にお尋ねください。猫白血病の検査が陰性で室内で飼育されている方は主に①3種混合ワクチンのみの使用をおすすめしています。
ワクチンは、生後2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月の3回投与と、その後年1回の投与を当院ではおすすめしています。
フェレットの予防接種
フェレットは犬ジステンパーに罹患しやすい動物です。以下にフェレットの予防スケジュールをご紹介しています。
フェレットのワクチンは犬用の代用で可能です。
ワクチンは、生後2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月の3回投与と、その後年1回の投与を当院ではおすすめしています。
5~11月は月に1度フィラリア予防薬の内服をお薦めします。