小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2023.07.24更新

 

あ rabbitウサギの鼻炎、副鼻腔炎について 


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このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、

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電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。

当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。


 

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 3歳令のウサギで2ケ月前よりくしゃみ、鼻汁が認められ来院しました。

 ウサギの鼻炎、副鼻腔炎は当院でもよく見ます。主な原因として細菌感染に関係しているケースが多く、鼻汁から検出された細菌としてPasteurella multocida、Bordetella bronchiseptic、Pseudomonas spp, Staphylococus sppなどが報告されています。2種以上の混合感染の場合もあります。

  

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 本症例の右鼻の鼻汁の細胞診(簡易染色)。好中球が多数見られました。球菌も散在されました。
左鼻の鼻汁の細胞診も同様の所見でした。

 ウサギの鼻炎、副鼻腔炎は罹患して早く来院したケースでは抗生剤投与でよくなることもありますが、時間が経った重症症例では。難治性の経過をとることもあります。鼻より細菌が涙管に入り涙嚢炎を併発する症例もいます。
重傷例では細菌培養検査、歯や上顎、下顎骨のの確認のためレントゲンが必要な場合もあります。

本症例は抗生剤(エンロフロキサシン)の投与で経過を見ています。 


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投稿者: オダガワ動物病院

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