小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.08.31更新

あtiger猫のアクネ


 

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アクネは、別名、顎ニキビ、ざ瘡(ざそう)、猫ニキビなどともいはれています。
今回の症例は、7歳の雌猫がアクネがひどくなり来院しました。

これまで蒸れタオルでふいてもらっていたりしてました。
今回、悪化にともない抗生剤、抗脂漏シャンプーも使用しましたが、効果はありませんでした。

 

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アクネの部分を細胞診をすると、好中球が主体の病変が診られました。
なお激しい中毒変化、細菌は確認されませんでした。
文献によればこのような場合、過形成をおこしていることが多く、治療方針を変えました。

 

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すると1週間でだいぶよくなりました。
今後は減量して診ていく予定です。

 

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薬剤を減量して2週間後、少しよくなりました。

 


 

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【break time】

 
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投稿者: オダガワ動物病院

2018.08.04更新

あtiger猫の消化管寄生虫



tiger猫回虫 Toxocara cati 


camera写真1)猫回虫,虫卵、68-75×60-67μm 

 当院ではtigerright arrow猫回虫は多摩川など屋外で保護された猫でときどき診ます。ペットショップから猫を購入された場合はまず診ることは殆どなくなりました。希にヒトに感染する可能性もあり、発見したらすぐに駆虫することがベストです。

■感染経路 
 tigerright arrow猫回虫は ①直接被嚢子虫の経口感染、②経乳感染、③待機宿主の補食から感染し幼猫期に多い寄生虫です。 直接被嚢子虫経口感染した場合、猫は犬と異なり、年齢に関係なく気管移行型、体内移行型の両方が起こることが特徴です。

■診断
 
検便で診断可能です。(camera写真1は検便で診られた猫回虫卵です。)


■駆虫剤

あ  camera写真2)レボリューション®(ゾエティス・ジャパン、皮膚滴下剤)
頸背部の被毛を分け、容器の先端を皮膚に付けて滴下する簡便で確実なスポットオン液剤です。

 成分名のセラメクチンはtigerright arrow猫回虫、ノミ、耳ダニの駆除とフィラリア予防が可能です。6週齢から投与できるため、子猫でノミとtigerright arrow猫回虫がいるときは本院では好んで使用しています。

 

camera写真3)商品名 プロフェンダー®スポット(バイエル薬品、皮膚滴下剤)
この薬剤も頸背部の被毛を分け、容器の先端を皮膚に付けて滴下します。

 
 成分名 エモデプシド(Emodepside)・プラジクアンテル(Pragiquantel)の合薬でtigerright arrow猫回虫tigerright arrow猫鉤虫、瓜実条虫、猫条虫、多包条虫の内部寄生虫をほとんど同時に駆除が可能です。7週齢、500g以上の子猫から投与できます。

 
■(camera写真4)商品名 ドロンタール®(バイエル薬品、錠剤)
経口投与剤
 

 ドロンタール®は条虫・吸虫の駆虫薬プラジクアンテルと線虫駆除剤パモ酸ピランテルを配合した構成になっています。プロフェンダー®スポットと同様、猫の消化管内に寄生する主要な蠕虫、すべてのと条虫・吸虫の駆除を目的とした薬剤です。

 

 direもっと知りたい猫回虫(Toxocara cati
tigerright arrow猫回虫

 

 dire他の動物の回虫症は
dogright arrow犬回虫
chick
right arrow烏骨鶏の回虫症
chickright arrow
ハト回虫虫卵と成虫標本


 
tiger猫鉤虫 (Ancylostoma tubaeforme)
 
 
camera写真5)顕微鏡400倍、猫鉤虫卵、第3期感染幼虫 

 本院の地域ではtigerright arrow猫鉤虫の感染はは希です。成虫は♂10-11mm、♀12-15mmでdogright arrow犬鉤虫よりやや小型で細長く、交接刺が長いことが特徴です。白色の細長い虫で小腸粘膜に食いついて猫の血液を吸って栄養にしています。そのため動物病院来院時は軟便や血便の症状を多く診ます。
 また重症化すると貧血、栄養不良を伴い子猫は死亡する場合もあります。


■感染経路 
 糞便とともに外界に第3期感染幼虫を含む虫卵として排出され、その経口感染でおきます。
 また鼻粘膜。皮膚の毛穴から体内に入り感染することもあります。
 猫回虫同様、胎盤感染、経乳感染もおこします。
 どに感染経路でも、何れも小腸に寄生します。


■診断

 検便で可能です。(camera写真5は検便で診られた猫鉤虫卵です。)


■駆虫

 tigerright arrow猫鉤虫の駆虫は線虫類の猫回虫と同じ上記したプロフェンダー®スポット、ドロンタール®錠などになります。

 猫鉤虫が経口感染したときプレパテント・ピリオドは14-21日と報告されており、この期間を目安に再投薬が必要です。

 

direもっと知りたい猫鉤虫(Ancylostoma tubaeforme)

tigerright arrow猫鉤虫

 

dire他の鉤虫症の動物

dogright arrow犬鉤虫(Ancylostoma caninum)とは



tiger猫のコクシジウム(coccidium
あcamera写真6)猫のコクシジウム、オーシスト
(上、未感染卵、下、感染卵)
Isospora felis、虫卵40×30um
Isospora rivolta、虫卵18-28×16-23um)

■感染経路 
 猫のコクシジウムはイソスポラ科(オーシスト内のスポロシスト2つ、スポロシスト内のスポロゾイト4つ)の経口感染でおきます。
tigerright arrow猫のコクシジウム は仔猫で頻回の下痢があったときは、死亡する可能性が高い寄生虫です。しかし最近は無症状で偶然、糞便検査で発見されるケースが多いです。


■診断

  検便でコクシジウム オーシストを発見します。


■駆虫

  駆虫は猫用に認可された薬剤はありません。一般的にはサルファ剤の投与になります。他に2017年に発売されたdogright arrow犬用の抗コクシジウム製剤のトリトラズリル®の投与も可能です。
 
■環境 
 猫の糞に残っているコクシジウムの卵(写真)が猫砂に付いてて、卵の付いた足を舐めて再感染がおきます。糞は1日経たないと感染型になりませんので、早く始末することが大切です。
 消毒薬には抵抗を示すので、使用した器具は熱湯などかけるのが最適です。
多頭飼育ですと、駆虫は時間がかかる場合もあります。 

 

direもっと知りたい猫コクシジウム(coccidium)
tigerright arrow猫コクシジウム

 

dire他のコクシジウムの動物

 



■猫トリコモナスTrichomonas fetus  
 猫トリコモナスは動物病院の現場では、慢性の大腸性下痢になり来院します。
 本院の経験では6ヶ月-1年の間の猫がこのような症状で来院します。
 
◆良く動物病院で使用する直接検便ではトリコモナスはやっかいなことに14%と検出率がよくありません。 
 
 そこで費用はかかりますが、RealPCR検査という遺伝子検査をする場合もあります。
 この遺伝子検査ですと86%のトリコモナスは診断可能です。
 しかしRealPCR検査は高いので本院では殆どオーナーの了解がとれません。
 
 そこで、私が猫トリコモナスに駆虫効果があると想う薬剤のトライアル治療もしているのが現状です。

 このトリコモナスがなぜ大変かといえば、抗原虫薬の定番メトロニダゾールが効能を示さないことが多いからです。 
 また100%治る薬剤はない考えられています。本院でも手探り状態で治療薬を選択しています。
 
 またトリコモナスの排泄便は、次の感染の源になります。すぐに処理する必要があります。
 しかしシストはないので、乾燥下での状態で長く生きられません。
 猫が湿った糞便をさわったときに二次感染は多いとされています。多頭飼いの場合は特に注意が必要です。
 
 今回の症例はタイミングが良く、検便でトリコモナスとおもはれる虫体が発見されました。動きが早く確定には至らなかったので、確定診断のためライトギムザ染色して診断しました。(写真)

 トリコモナスは臨床症状がないときは、感染猫の90%が無治療で2年以内に改善しますが、その後生涯キャリアとなります。

 この症例は運よく駆虫薬を投与して2日目には下痢が改善しました。その後5年たってますが再発はありません。


■条虫類は究極の寄生虫と言われています。  
 なぜかと言えば体壁と動物の腸の体壁は同じような構造をしています。そのため条虫は動物の餌を「少しだけ頂く」ことで生活をしています。
 この「少しだけ頂いく」がポイントで、「多く頂ければ」動物は下痢・栄養失調などおこし、条虫自身も寄生体を失い一大事です。
 しかし「少しだけ頂ければ」動物の下痢・栄養失調は少なく、動物も生活はでき、条虫にとっても無条件に栄養が採れて、好都合です。

 そのためウリザネ条虫・マンソン裂頭条虫は固有宿主の感染では濃厚感染でない限り、下痢など臨床症状が少ないことが特長です。

 ウリザネ条虫は体節を排泄するので、「米の様な虫がいる」主訴で、
 マンソン裂頭条虫はカエル・ヘビを補食する癖のある犬猫に検便をして発見されます。
 
 最近これら寄生虫はノミ駆除剤の進歩、また室内飼いが多いので本院ではあまり診ません。

 


 
tigerネコ、瓜実条虫(Dipylidium caninum)


 

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 便に白く、小さな虫(2-3mm)が混ざって出てきたため来院した1歳雄の日本猫です。(が虫体)
このネコは、外にもでる環境で飼育されています。

 視診と虫体を押捺した標本中に卵黄と中に六鉤条虫が診られright arrow瓜実条虫と診断しました。
 
 ウリザネ条虫は円葉条虫類に属し頭頂に吻があります。それに鉤を有するものもあります。ノミが中間宿主になり重要なウエイトを示します。
 
 ウリザネ条虫は体壁に子宮孔(産卵孔)がなく、片節内に虫卵は貯まり、組織内の代謝活性が低下して、老熟片節が写真のように契れて、便と共に排泄されます。
 すなわち殆どが変節の中に卵が含まれたまま体外に出されます。

 そしてこの変節が外界で壊れて虫卵が露出します。

 殆どはこの変節を「米粒のような虫が糞についてきた」という主訴て来院します。
 よって診断は検便ではなくオーナーの主訴です。
 
 なお腸管内でこの変節が壊れ、検便で検出可能な場合も希におきます。

 ノミが中間宿主です。排泄された虫卵はノミに補食され体内で育ちます。

 犬猫はノミが感染すると皮膚を口でグルーミングします。そのとき経口感染します。
 
 よってノミとウリザネ条虫の2つの駆虫が必要です。

 ウリザネ条虫の駆虫にはプラジクアンテルが最適です。注射・経口・皮膚滴下などの方法が可能です。

 ノミはフィプロニール・セラメクチンなど皮膚滴下剤、経口剤を投与しています。

 ウリザネ条虫は犬猫も臨床症状は少なく、診断がオーナーの目視が中心なので、感染率が過小評価されています。
2013年8月に開催されたバイエル社のゼミでは解剖で発見された犬が事前の病理では、殆ど発見されてなことが報告されていました。
 人のも感染する可能性があり、積極的な定期駆虫が理想です。
 ◆稀に人にも感染します。

■条虫類は究極の寄生虫と言われています。  
 なぜかと言えば体壁と動物の腸の体壁は同じような構造をしています。そのため条虫は動物の餌を「少しだけ頂く」ことで生活をしています。
 この「少しだけ頂いく」がポイントで、「多く頂ければ」動物は下痢・栄養失調などおこし、条虫自身も寄生体を失い一大事です。
 しかし「少しだけ頂ければ」動物の下痢・栄養失調は少なく、動物も生活はでき、条虫にとっても無条件に栄養が採れて、好都合です。

 そのためウリザネ条虫・マンソン裂頭条虫は固有宿主の感染では濃厚感染でない限り、下痢など臨床症状が少ないことが特長です。

 ウリザネ条虫は体節を排泄するので、「米の様な虫がいる」主訴で、
 マンソン裂頭条虫はカエル・ヘビを補食する癖のある犬猫に検便をして発見されます。
 
 最近これら寄生虫はノミ駆除剤の進歩、また室内飼いが多いので本院ではあまり診ません。


 

■マンソン裂頭条虫 Diphyllobothrium mansoni
 マンソン裂頭条虫は擬葉条虫類に属し、頭節の背腹両面中央に縦に走る扱溝があることが特長です。
 吸盤、吻など固着器官はありません。
 
 マンソン裂頭条虫は体壁に子宮孔(産卵孔)があり虫卵が腸管内に排泄され、ウリザネ条虫のように体節の排泄は殆どありません。
 
 そのため診断にはウリザネ条虫のようにオーナーの目視ではなく検便が必要です。虫卵は未発育の状態で排泄されます。 

◆生活史 
 中間宿主は2つもちます。虫卵から出た幼虫はミジンコの体内で成長し(第一宿主)、次にカエルの体内で成長し、犬猫に食べられることを待ちます。(第二宿主)
 また、カエルがヘビに食べられた場合はも同様に、理論上は犬猫へに食べられることを待ちますが、ヘピを食べる犬猫に遭遇した経験は私はありません。(待機宿主)。

◆注意点 
 駆虫はプラジクアンテルを使用します。瓜実条虫の約5倍量で可能です。1回の駆虫でほぼ完治はします。投与量が多くなるので、注射液の使用が最適です。
 しかしマンソン裂頭条虫は再寄生がら虫卵排出まで7-10日と早く、外に出てカエル・ヘビを食べる癖のある犬猫は注意が必要です。そのため7日以上たってマンソン裂頭条虫卵が検便で診られた為、駆虫薬が効果ないと勘違いして本院に転院されてきた症例もありました。
 プラジクアンテルの5倍量は駆虫剤としては治療費は高額になりますので、可能なら外に出ないなど、この点は十分な配慮が必要です。

 本症例は推定4-5才の雌猫です。多摩川を散歩していたら猫を保護したので自宅で飼育するため、健康診断目的で来院しました。
 検便でマンソン裂頭条虫が診られため、プラジクアンテルの6倍量の投与をしました。その後7日後、14日後と検便では陰性になりました。その後室内のみで飼育されていると聞いています。

◆人への感染 
 稀に人にも待機宿主として感染します。
 待機宿主の感染なので、犬猫から直接感染ではなく、主にカエルの刺身・加熱が不十分なヘビ料理を食べての感染になります。
 人に感染すると、人の腸はマンソン裂頭条虫の生育には適していません。そのため腸管から逸脱して、皮膚や肝臓、酷いときは眼などに感染します。
 この状態をマンソン孤症と定義され、駆虫薬プラジクアンテルは効果なく、処置は外科のみになります。



■壺型吸虫
◆生活史 
 中間宿主は2つもちます。 

◆駆虫 
 駆虫はプラジクアンテルを使用します。瓜実条虫の約5倍量で可能です。投与量が多くなるので、注射液の使用が最適です。
 水田地帯や湖沼川のある地域では第二中間宿主が類似しているためマンソン裂頭条虫と混合感染がよく診られます。


■クロストリジウム属(Clostridium)の増殖疑い
 3ヶ月の猫で購入して1週間たったところ、軟便になったため来院しました。
 写真はグラム染色です。
 グラム陽性の長桿菌が多く診られました。
大きさのみでは確定診断はできませんがクロストリジウム属(Clostridium)の増殖が疑われます。

 そこでクロストリジウム属に抗菌力のある薬剤を処方しました。
3日位で回復はしました。

 

 

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院