ウサギの赤い尿(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2018.04.19更新
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ウサギの赤い尿
持参した尿
地元川崎市多摩区登戸から来院した4才雄のうさぎです。
本日血尿かもしれないとことこで尿持参で来院しました。
ウサギは正常でも尿が赤色になることがある動物です。
治療対称であるかどうかは、尿検査で判断します。
尿の色が赤くみえていても、尿検査で潜血が陰性なら、治療の対称ではありません。この症例は尿潜血陰性なので、無処置としました。またウサギのpHは正常でアルカリです。
このような症例は時々来院します。
本院の経験では、①うさぎの長期のペットホテルや、②うさぎが遠くから来院すると、いつも肉眼では尿が赤くなる症例を経験しています。何れも尿潜血は陰性でした。
そのため個人的にはストレスも関係していると推察しています。
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■しかし尿潜血陽性の場合
膀胱結石、子宮・卵巣腫瘍などの場合もありますので、注意は必要です。
膀胱結石
子宮・卵巣腫瘍
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