■ネコ回虫(Toxocara cati)も混合感染してました。
(前ページ) 最近保護施設から譲りうけた推定4歳の雄の日本猫で他の動物病院にてマンソン裂頭条虫がいると診断されたがネコです。
その後プラジクアンテルの投与量を瓜実条虫駆虫の5倍量にしてマンソン裂頭条虫駆虫は終わりました。
(写真、オーナーが持参されたネコ回虫の成虫)
後日、便の中にネコ回虫も診られました。
(顕微鏡写真、ネコ回虫卵)
検便でもネコ回虫の虫卵が診られました。
駆虫薬はプロフェンダー®スポットを使用しました。
ネコ回虫の駆虫は2-4週開けて最低2回は必要です。
この症例は次回からはネコ回虫とノミの駆除が可能で、ネコのフィラリア予防も対応できるレボリューション®を処方することになりました。
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