小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.03.01更新

あchick卵2つの卵詰まり


 オーナーが卵詰まりを疑い来院した2歳のセキセイインコです。
地元川崎市多摩区からの来院です。
卵の1つは用手法ですぐ摘出できました。

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あ
念のためレントゲンをとると、まだ1つ卵が残っていました。
外に写っているのが1つ目の摘出卵です。

あ
2つ目の卵の摘出準備をしていたところ、自然排泄してくてました。

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2つ卵が出た後のセキセイインコの腹腔。

卵詰まりは今回は短時間でうまくいくましたが、死亡する場合も多い疾患です。
急に容態が変化したり、急な体重の増加には注意が必要です。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.03.01更新

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chickセキセイインコの捻転斜頚


 

  

 

 人の「斜頚」は胸鎖乳突筋や、僧帽筋(そうぼうきん)の異常で発症する首の筋肉の病気です。動物の場合、首の筋肉の病気ではなく、神経症状のため、人と区別して「捻転斜頸」という用語を使用します。、内耳の「前庭部」(三半規管と蝸牛の間の部位)が障害された場合において認められる症状のひとつです。

 前庭障害には「末梢性神経症状」 と、生命維持に不可欠な「脳幹」が障害されて起こる「中枢性神経症状」とがあります。前庭障害が進行すると、首のねじれがひどくなり、体が回転したりうまく歩けなくなることもある。また、眼球が不随意に左右(水平)や上下(垂直)、あるいは振り子のように揺れ動く「眼振(眼球振盪)」が現れたり、吐き気が出ることもある。
 この眼振の動き方で障害部位を判定できる場合があり、「水平眼振」の場合は末梢性、「垂直眼振」や「振り子眼振」の場合は中枢性が考えられる場合が多いです。
 また、末梢性の場合は眼球の運動を調節する神経が障害され、通常悪い側の眼球が縮瞳して奥の方に引っ込み、瞬膜が出てくる症状(ホルネル症候群)が現れることも あります。一方、中枢性の場合、顔面まひや手足の運動異常などの脳神経症状が現れることもあります。

 以上が動物の診療指針ですがこのセキセイインコの症例は眼振はなく、時々ひっくり返ったりしてました。意識の状態は普通でした。発症して3ヶ月たってオダガワ動物病院にセカンドオピニオンで来院した症例です。
意識の状態が普通であることなど考えて末梢性の捻転斜頚と診断しました。

 来院が早けれな、捻転斜頚は犬では特発性症例やウサギのエンセファリトゾーンがららみの症例は以外と治ってしまいます。しかしこの症例は発症から時間がたっていること、犬、うさぎのデーターをそのままセキセイインコに通用する訳ではないので、無処置で帰宅しました。


 

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小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。
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最終更新:平成27年1月1日(水)8時34分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2018.03.01更新

あchick膵臓の外分泌疾患が疑われたセキセイインコ


あ
7歳雄のセキセイインコの便が2-3日前より、
白くなり地元の川崎市多摩区から来院しました。

あ持参された便はこのように白いです。

あ検便で、原虫、真菌は陰性でした。
ヨード染色すると紫色になり、
でんぷんの消化ができないことが疑われました。

そこでパンクレアチンを処方しました。

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dire1週間後の来院。

あ便の色はよくなりました。

あ ヨード染色も正常になりました。

この症例はパンクレアチンに良好に反応してくれました。
そにため引きつづき投薬を指示しました。

ただし重症なケースではパンクレアチンが効果ない場合もあります。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.03.01更新

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chick文鳥(学名:Padda oryzivora)の卵管脱



 午後7時に文鳥が朝から(午前6時ごろ)具合が悪いことで来院しました。昨日、卵を産んだそうです。診療すると、卵管がでていました。卵管の色が悪く予後が心配です。
卵管脱を戻しました。この後、総排泄腔に1糸かけました。後は保温と、強制給餌です。

■その後この文鳥(写真は来院時の様子)は午後7時に修復しましたが、翌日午前4時に亡くなりました。卵管脱は脱出してから、動物病院(鳥類診療可能に限る)に来院するまでなるべく早くいくことがことがポイントです。この症例は午前7時に状態の急変に気づき、午後1時には「赤いもの」がでていることに気づいてました。そこで様子を診たのが死亡した原因です。本院の経験では文鳥は卵管が脱出してから推定3時間以内なら、9割の症例が回復しますが、6時間をすぎて修復した場合は脱出したものが壊死が始まるらしく、殆ど死亡します。この症例は推定12時間もかかっています。飼育されている文鳥が卵を産んだら、ぜひお尻のあたりを確認してください。




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投稿者: オダガワ動物病院

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