小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.03.20更新

オダガワchickキンカチョウのメガバクテリア症(マクロラブダス)camera


  ■メガバクテリウム(Macrorhabdus ornithogaster)別名マクロラブダスはオウム目、スズメ目、キジ目、ダチョウ目、カモ目、など多くの鳥類から検出されています。
 キンカチョウ(学名:Taeniopygia guttata)はメガバクテリウムに感染した場合、感受性が高い鳥類で注意が必要です。

camera写真1 症例 キンカチョウ3才の雌です。
数日前より調子が悪いので来院しました。

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camera写真2 本症例のメガバクテリア(マクロラブダス)

 検便したところ、メガバクテリア(マクロラブダス)(camera写真2)が顕微鏡で発見されました。キンカチョウは正常で12-15gの鳥ですが、この症例は9gしかありません。
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■治療
 この症例はオーナーの強い希望がもあり抗真菌剤の経口剤の治療をしました。
ただしメガバクテデリウムに対する抗真菌剤の経口剤は注射剤より効果はたいぶおちます。この症例は抗真菌剤の経口剤で3週間後には検便上ではメガバクテデリウムは陰性になり元気になりました。
 しかし3ヶ月後に自宅で死亡しました。この症例の死因は不明ですが、メガバクテデリウムは抗真菌剤の経口は良くなったようにみえても3ヶ月後あたりに再発がよくあります。そのため鳥類を診療している動物病院では注射剤がよく使用されるようになりました。 


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投稿者: オダガワ動物病院

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