卵管脱、卵詰まり(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2018.03.10更新
■卵管脱、卵詰まり
4歳のセキセインコが卵管脱、卵詰まりを併発して来院しました。
卵を割って、詰まった卵を摘出しました。
脱出した卵管を中に入れて、1糸縫合しました。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
【break time】
ヤマ紫陽花、鎌倉、天園休憩所 6月
投稿者:
2018.03.10更新
■卵管脱、卵詰まり
4歳のセキセインコが卵管脱、卵詰まりを併発して来院しました。
卵を割って、詰まった卵を摘出しました。
脱出した卵管を中に入れて、1糸縫合しました。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
【break time】
ヤマ紫陽花、鎌倉、天園休憩所 6月
投稿者:
2018.03.07更新
■鳥類の筆毛
セキセイインコは換毛は季節性はありませんが、このような筆毛がある時期が換毛期です。
この筆毛を嘴で破って新しい毛がでてきます。
■ネクトンバイオをあげる最適期です。
この時期間違えても人の皮膚用軟膏など塗らないようにお願いします。
本院では軟膏の誤使用例を時々診ます。
---------------------------------------------------------------------
文鳥の換毛は7-9月ですが、多少個体差はあります。
---------------------------------------------------------------------
文鳥の7月、別の症例、太い毛(筆毛)が多く、背中をよく掻くことで来院しました。
筆毛を顕微鏡で拡大すると、このように毛が沢山入っています。
筆毛の回りの被膜を嘴で破るので、文鳥は痒そうに診えます。
■ネクトンバイオを処方しました。
■文鳥(学名:Padda oryzivora)の条虫(Taenia)感染
■白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース
■打撲とメガバクテリア(マクロラブダス)感染のセキセイインコ
■ハト回虫虫卵と成虫標本
■小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者:
2018.03.05更新
■セキセイインコ尾脂腺腫のレーザー治療
尾の付け根に『できもの』があり来院した7歳雄のセキセイインコです。
以前の動物病院では飲み薬を処方されて効果がなかったらしいです。
尾の付け根を視ると尾脂腺腫が見つかりました。
本院ではレーザー治療を選択しました。
レーザー治療は2週間間隔で3回おこないなした。
尾脂腺のできものは殆どなくなりました。
ただし、この症例はだいたいよくなりましたが、
尾脂腺腫のレーザー治療の適応には大きさに限界はあります。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者:
2018.03.04更新
■2歳のセキセイインコインコ卵詰まり
2歳のセキセイインコインコ、宮前区からの症例です。
蝋膜は青いですが雌です。
触診で 腹部はおおきいです。
触診とレントゲンから 卵詰まりと診断しました。卵は中で割れているみたいです。
腹部を押して卵を出しました。予想通り中で割れてました。
卵を出したあとすぐセキセイインコは正常に戻りました。
本症例のようにいつも簡単に卵がでれば助かりますが。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者:
2018.03.04更新
■セキセイインコの痛風
関節に痛風結節が診られた6歳のセキセイインコです。近所の動物病院では治療法がなという理由で2年間放置され増大傾向になっているため麻生区から本院に来院しました。
痛風結節を細胞診すると、写真のような組織が採取できました。
顕微鏡で尿酸ナトリウム結晶の針状結晶が診られ痛風と確定診断が出来ました。セキセイインコの場合、痛風結節が小さいとこれらは発見しにくい場合もあります。
治療は尿酸排泄促進剤を中心におこないます。他に尿酸は酸性尿では溶けにくいため、尿をアルカリにしたり、、尿酸の生産を抑える薬剤が使用されます。
この症例は重傷症例です予後不良が予想されます。痛風は薬剤の使用で、中程度までの症例なら生活の向上は可能な場合もあります。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者:
2018.03.03更新
■セキセイインコの卵詰まり(軟卵)
連日、卵を産んでいたいた2歳のセキセイインコです。
朝から具合がわるく来院しました。
触診で卵詰まりを疑いレントゲンで確認をとり軟卵を確認しました。
卵管を反転して卵をだしました。
摘出した軟卵
いつも本症例のように簡単にでてくれればいんですが、
卵詰まりは死亡することもある怖い疾患です。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者:
2018.03.03更新
■ 総排泄腔脱のセキセイインコ
卵を産んだら赤い物がでてきたとの稟告で、川崎市宮前区よりセキセイインコの雌が来院しました。朝の7時にはこのような状態だったみたです。
現在は午後4時半ですが、午前中より鳥類を診てくれる動物病院がなかなかみつからず、この時間になって本院を訪れました。診断は総排泄腔脱です。
このような症例は多く経験してます。すぐ戻せて、鳥が縫合した糸を気にしなければ治りますが、すこし時間がかかっていると死亡する場合もあります。
横からみるとこのような様子です。
修復しバイクリルで1糸縫合しました。
その後、3日間入院しました。保育箱を30度に保ち、経過観察しました。オーナーの意向もあり3日間で暫定退院しました。入院中は検便でメガバクが検出され、ファンガードの投与もいたしました。
縫合して1週間は抜糸をしないで、観察する旨をつかえました。
---------------------------------------------------------------------
●縫合後、1週間の来院
抜糸終了
総排泄腔脱はなおりました。しかしまだ元気度はオーナーのお話では70%位の回復だそうです。
この症例はなんとかなりなしたが、一番予後がよくないのは、縫合した糸を、すぐに自分で抜糸する鳥は、よく死亡します。
【関連記事】
文鳥(学名:Padda oryzivora)の条虫(Taenia)感染
白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース
打撲とメガバクテリア(マクロラブダス)感染のセキセイインコ
ハト回虫虫卵と成虫標本
小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者:
2018.03.03更新
■セキセイインコ(学名:Melopsittacus undulatus)の疥癬症(Scabies)
セキセイインコの疥癬は毛のないくちばし、脚、肛門の回りに感染します。
この症例は嘴がまだらで、痒がることで地元川崎市多摩区から来院しました
嘴・脚が異常角化したセキセイインコ
皮膚の剥離検査で「疥癬」が発見されました。
セキセイインコの疥癬症は幼児期にみられます。羽毛のない部分の皮膚が病変になります。
疥癬の駆虫薬を塗布して、週1回で4回通院でよくなりました。重傷でなければ疥癬は通院すれば治る病気です。1回の処置では完治はしません。、1-2週間おきに3-4回の塗布でこの疾患はよくなります。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
他の動物の外部寄生虫疾患は
■モルモットの疥癬
■イヌの疥癬
■ネコの疥癬
■マウスのツメダニ
■ウサギの蛆
投稿者:
2018.03.03更新
■過発情症候群の小桜インコ
(卵詰まり、総排泄腔の脱出など)
----------------------------------------------------------------------
飼育しているオカメインコが急に呼吸が速くなり、元気がない理由で来院しました。川崎市麻生区からの来院です。軟便をおこしていました。検便は陰性です。
来院時 腹部が膨満しており、触診にて卵詰まりが仮診断されました。
確認のためレントゲンとエコーをとりました。レントゲンでは過骨症や肝臓腫大が確認されました。
やや巨大卵でしたが、保温をしたところ、2時間後、自力で排出しました。
その後元気になりました。
腹部も小さくさりました。小桜インコは骨盤の大きさで雌雄を見分けます。
この症例は1才未満なのに過骨症や肝臓が肥大しており、発情をおさえる指示をしました。
発情は抑えるには、注射、過度に接し方を慎む、温度差を多少つける。暗期をおおくするなどあります。このオーナーの方は、注射により卵詰まりの予防を希望されたの1週間後に予定しています。明日まで入院です。
翌日になり、大きな便をしました。このような巨大便は、卵詰まりが解消されるとよくおこります。
しかし総排泄腔が脱出してしまいました。用手法で修復しました。
しかし用手法のみでは、再脱出してしまったので、総排泄腔を1糸縫合しました。
5時間後、クロアカに糸はしっかり、ついています。
【関連記事】
文鳥(学名:Padda oryzivora)の条虫(Taenia)感染
白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース
打撲とメガバクテリア(マクロラブダス)感染のセキセイインコ
ハト回虫虫卵と成虫標本
小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者:
2018.03.03更新
■セキセイインコのメガバクテリ症
セキセイインコ(学名:Melopsittacus undulatus)のマクロラブダス症、正式学名はMacrorhabdus ornithogasterです。また胃が好発部位であることからAGY(Avian Gastric Yeast)とも呼ばれていました。
このセキセイインコは2歳雄で、羽毛が3-4日前より逆立って来院しました。同居のセキセイインコは写真のように元気です。
罹患したセキセイインコは3ヶ月前より元気はなかったそうです。体重は30gとやせ気味です。
3日間注射の治療に通院してもらい、だいぶよくなりました。ここで薬剤をやめると再発することが多くその後の維持治療が大切です。その後、1ヶ月適時の注射と経口薬を飲んでもらっています。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
【break time】
投稿者: