小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2019.08.27更新

あ dogtigerてんかんの原因、診断は


■特発性てんかん(Idiopathic epilepsy、別名、真性てんかん)
 特発性てんかんの発生率はイヌでは1.5-2%ですが、特定の純血種では品種内発生率が2-8%あります。猫では0.3- 1.0%、ちなみにヒトでは1%です。
  特発性とは原因が特定されないことをさしますが、イヌの特発性てんかんの原因は遺伝子の異常が示唆されています。まだ一部の遺伝子しか同定はされていませんが日本で飼育頭数が多く、てんかんの品種内発生率が2%以上の犬種(ビーグル、ダックスフンド、ジエルティー、ゴールデンレトリーバー、キャバリアなど)は特に注意が必要です。

  イヌ、ネコでは最初のてんかん発作年齢が1歳以上6歳未満で安静時におこることが多いです。
診断はてんかんから回復したのち、神経検査が正常なことを確認します。
次に問診、血液検査で門脈シャント、中毒、低血糖、低カルシウム、肝臓疾患、腎臓疾患など頭蓋外が原因でおこる痙攣疾患を除外します。
これらの条件がそろえば、70%位の確率で特発性てんかんが高いと推定される論文もあります。頭部MRI検査1)は異常ありません。

■症候性てんかん(Symptomatic epilepsy、別名、二次性てんかん)
 水頭症、脳梗塞や脳内出血、くも膜下出血などの脳血管障害、脳の腫瘍など器質的な病変などでおきる場合を『症候性てんかん』と言います。
頭部MRI検査1)が必要になります。高齢なイヌ、ネコに多く診られますが、若い症例でも診られる場合もあります。

てんかんはまぎらわしい症例もあり脳波検査が必要なこともあります。2)

1)2)
MRI検査、脳波検査は当院ではできません。紹介になります。

当院のてんかん診断
  当院は一次診療施設で、MRI検査、脳波検査はできません。そこで特発性てんかん、症候性てんかん両方とも、上記したように神経検査が正常なことの確認、問診、血液検査で門脈シャント、中毒、低血糖、低カルシウム、肝臓疾患、腎臓疾患など頭蓋外が原因でおこる痙攣疾患を除外し、抗てんかん薬を処方して経過観察しています。

より詳細な検査が希望の方、複数薬剤でてんかんのコントロールができない症例は大学病院などの紹介になります。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.27更新

あ dogtigerてんかん発作の症状は


てんかん発作の症状は極めて多彩です。

 ■全般発作型(generalized seizures)
 意識を失ったり、全身がピーンと突っ張る強直性痙攣全身や、ガタガタさせ痙攣する間代性痙攣、また両方の痙攣が混ざってをおこすことが多いです。

■焦点発作型(focal seizures 別名、部分発作型)
 大脳の特定の領域から異常興奮が始まります。異常がある部分によって、それぞれ側頭葉てんかん、前頭葉てんかん、頭頂葉てんかん、後頭葉てんかんと呼びます。
 イヌでは「フライバイティング」行動(虫追い行動)がよく診られる症状で、虫が飛んでいるかのように跡を追い、口で食べるような様子が診られます。また意識が残っていて体が動かない場合、体の部分的な痙攣だけが起きているときなどもあります。
 ネコでは顔面痙攣をおこし、涎が多い症例もいます

■てんかん発作と時間
 数分で、てんかん発作は改善する場合が殆どですが、
回復に5分以上時間がかかる場合を『てんかん重積』
また1日に何度もてんかんのある状態を『群発性てんかん』
と定義されています。

  イヌ、ネコの『てんかん』で大切なことは発作頻度を6ケ月間に1回以下にする、てんかん重積、群発発作がない状態を保つように薬物でコントロールすることが大切です。
 発作の数が多く、重積、群発発作も多い症例は脳がダメージをうけ早期死亡の原因になります。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.26更新

あ ■てんかん(Epilepsy)とは


 脳の神経細胞(ニューロン)の数は数百億位あり、それぞれの細胞が電気を出して活動しています。
そのため我々が日常使用するコンピューターによく例えられます。

  『てんかん』は神経細胞が突然過剰に興奮し、脳内の神経の流れる電気回路も過剰になり、てんかん発作(epileptic seizures)をおこす病気です。

  当院ではイヌ、ネコ、ウサギ、小鳥で診療経験があります。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.20更新

あ tiger塩素系の消毒剤を誤飲したネコ


 
AHCC

2才雌のネコが塩素系の消毒剤を誤飲したため来院しました。

誤飲してすぐなため、催吐剤を投与しましたが、反応はありませんでした。

その後、誤飲した塩素系の消毒剤の量を推定したところ少量で、ネコも元気なため点滴などの対称療法のみで対処しました。その後元気でいるみたいです。

ネコの誤飲は当院でもねこじゃらし、裁縫用糸つきの針、魚味のついたサランラップなど経験しています。死亡例もありますので注意してください。

 


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.10更新

あ tiger甲状腺機能亢進症のネコ、注射療法


areroltuku
(写真1)

甲状腺機能亢進症は富士フィルムモノリスの書類から引用させていただくと、
上記のような症状があります。(写真1)

8歳から多くなる傾向があり、10歳以上ではとくに注意が必要です。
そのため当院では高齢のネコは甲状腺ホルモンの測定を薦めています。----------------------------------------------------------------------

 AHCC
(写真2)
今回の症例は15歳の雄(去勢済み)の日本ネコです。

2年半前に甲状腺機能亢進症と診断したネコです。
甲状腺機能亢進症の薬剤(メルカゾール)の経口投与で維持してましたが
もともと経口投与が嫌いなネコでした。


経口投与が影響してか、ここ3ヶ月食欲不振に陥りました。
体重も4.5kgありましたが、3.2kgにまで減少し、
甲状腺ホルモン(T4)も1.4(μg/dl)から12.6(μg/dl)【正常0.8-5.0(μg/dl)】
に上昇してしまいました。
 ----------------------------------------------------------------------

浅田鳥獣貿易
(写真3)
投薬が難しいネコや抗甲状腺薬に副作用のあるネコは
y/d(ヒルズ社)という、ヨウ素を含まない食事(写真3)で治療する方法もあります。
しかしこのネコはこの食事をたべてくれません。----------------------------------------------------------------------

あまり
(写真4)
甲状腺機能亢進症の薬剤(メルカゾール)には
注射(写真4左)と錠剤(写真4右)があります。

AHCC

そこで糖尿病の治療を応用して、
メルカゾール注射液(写真4)を
マイジェクターに吸引して

皮下に注射いてもらいました。

2週間後甲状腺ホルモン(T4)は
12.6(μg/dl)から8.4(μg/dl)【正常0.8-5.0(μg/dl)】に減少し
体重も3.2kgから3.6kgに増加して、食欲も出て来て臨床症状はよくなりました。

ひき続きメルカゾール注射液で治療をおこなう予定です。

 


 

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投稿者: オダガワ動物病院

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