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マダニ（tick）とダニ（mite）
マダニ（tick）とダニ（mite） ダニは気門（ヒトで言う呼吸器）の位置などに基づき，背気門亜目、四気門亜目、前気門亜目、中気門亜目、後気門亜目、隠気門亜目、無気門亜目の7亜目に分類されます。
筆者はこの中で動物に関係がある、無気門亜目（チリダニ、コナダニ、ヒゼンダニなど）、前気門亜目（ツメダニなど）、中気門亜目、後気門亜目（マダニなど）４亜目が大切と考えています。
動物病院で診療をしていると、何点かダニに誤った認識がありますのでここで説明します。 オーナーさんの多い間違いは『ダニ』のすべてSFTSウイルスをもっていると勘違いしている点です。
⇒マダニによるSFTSウイルスについて
ダニは簡単に分類すると英語名で説明するのが一番わかりやすいと思います。
英語で『ダニ』は聞かれると『tick』また『mite』 をおもい浮かべる方が多いとおもいます。
ダニは簡単に分類すると英語名で説明するのが一番わかりやすいと思います。
英語で『ダニ』は聞かれると『tick』また『mite』 をおもい浮かべる方が多いとおもいます。
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『tick』について
野山で感染するマダニ類を英名で『tick』と表します上記の分類では後気門亜目に属します。写真①の草地や落ち葉の下で生息して、近くを通るヒト、動物（犬、猫、ウサギなど）の二酸化炭素、体温を触知して素早く乗り移りします。そして居心地の良い皮膚で吸血します。マダニは種特異性が強いとされてますが、種間を越えても感染することもあります。重要なことはSFTSウイルスはマダニ類『tick』の5-15％に感染していますが、他のダニ類『mite』には感染しません。
外に行かない中小型犬、猫、ウサギなどからはマダニに感染しませんので、同然、SFTSウイルスにも感染しません。
外に行かない中小型犬、猫、ウサギなどからはマダニに感染しませんので、同然、SFTSウイルスにも感染しません。
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『mite』について
上記の分類では無気門亜目（チリダニ、コナダニ、ヒゼンダニなど）、前気門亜目（ツメダニなど）、中気門亜目（（ワクモなど）は『mite』に入ります・
② 
③家庭内でアレルギーの原因（まくら、埃、畳）はコナヒョウダニがいます。
（
写真②③）--------------------------------------------------------------------
④ 
⑤犬ヒゼンダニ（疥癬）成虫と卵 （
写真④⑤） 
⑥犬ヒゼンダニ（疥癬）に刺されたオーナーの腕。
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⑦ 
⑧猫キュウセンヒゼンダニ（耳ダニ）成虫とウサギの耳ダニ外観
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『mite』と表記されるダニ類は主に
家庭でアレルギーの原因になるコナヒョウダニ（②③）
②③）皮膚の角質層に感染する疥癬（④⑤⑥）
④⑤⑥）動物の耳ダニ（⑦⑧）を指します。
⑦⑧）を指します。【関連記事】
鳥類のジラミ感染
ノミの生態
マダニの生態
猫の耳ダニ
最終更新:平成２７年3月23日(月)16時30分
