小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2015.04.23更新

おmouseハムスターの頬袋脱出



あ 頬袋が脱出して来院しました。
このハムスターは完全ではなく、頬袋が出たり出なかっりしてました。

あ 麻酔下で削除手術を行いました。

あ■削除した頬袋
 PDS糸で巾着縫合して切除した頬袋です。


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   【break time】
あ

flower2焼岳(山頂付近)

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.22更新

あ
ウサギ・モルモット・ハムスターと抗生剤

  ウサギ・モルモット・ハムスターはこの抗生剤とbookright arrowノミ・ダニ製剤は注意が必要です。

  ヒト、犬、猫で有効性がある抗生剤でもウサギ・モルモット・ハムスターでは抗生剤の種類を選らんで投与しないと死亡する場合があります。またノミ、ダニ製剤も同様です。

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ウサギ・モルモット・ハムスターの抗生剤の使用は注意が必要です。
 
 ウサギ・モルモット・ハムスターに限ったことではありませんが、抗生剤の投与はその動物が本当に抗菌剤が必要かを見極めることが大切です。なんとなく使用しても副作用や耐性菌をますばかりで意味ありません。

 ウサギ・モルモット・ハムスターの誤った抗生剤使用の死亡原因は諸説あります。草食動物であるウサギ、モルモットでは、盲腸が消化に非常に大きな役割を果たしています。抗生物質の一部には、その盲腸内の有用な細菌叢を死滅させ、耐性のあるClostridium spiroformでが異常増殖し、毒素を産制して下痢など激しい症状をおこし死亡するとされています。
 
 乳幼ウサギは母兎からのミルクで異常な菌の繁殖をおさえてくれます。4-6週齢の時期のウサギはミルクの影響がなくなる時期なため、なにかストレスが加わると、抗生剤の投与と異なる理由でClostridium spiroform増殖で死亡症例がみられやすい時期でもあります。

 ウサギではClostridium spiroformの他、稀にClostridium perfringensやClostridium difficileも原因菌になります。    

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本院でウサギ・モルモット・ハムスターに禁忌と考える抗生剤


リンコマイシン(Lincomycin )とクリンダマイシン(Clindamycin)、
(商品名、動物用リンコシン®、動物用アンチローブ®
など)

  

 写真のリンコマイシン、クリンダマイシンのヒト用、動物用は経口剤、注射剤、共に投与後すぐに死亡します。動物用の名前を勘違いしないで下さい。

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セファレキシン(Cefalexin)、(商品名、動物用リノキシペット®、ヒト用ケフレックス®など セファ系の経口剤    
 

  写真のセフェム系抗生剤、セファレキシンは経口投与すると4-5日で消火器症状を示して死亡する場合が多いと報告されています。以上の理由から、筆者は他のセフェム系経口剤も使用しない法が無難と考えています。この薬剤も動物用の名前を勘違いしないで下さい。
 しかしセフェム系注射液は注意しながら使用すれば投与が可能では主張する獣医師もいます。しかし長期投与などの詳細は不明です。

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アセチルスピラマイシン®Acetylspiramycin

  写真のマクロライド系抗生剤のアセチルスピラマイシンは注射(動薬)投与も。経口投与もすぐに死亡すると報告されています。
 そのため著者はマクロライド系抗生剤の使用は禁忌と考えています。

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ンピシリンAmpicillin
(商品名、アミペニックス®、ビクシリン®
など)
  

  写真のアンピシリン(経口・注射)は獣医学書には使用禁忌抗生剤と記載されてますが、ウサギは結構耐える場合が多いです。
しかし投与後すぐに死亡したり、1週間位で食欲不振で死亡するケースも希に報告されています。

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アモキシシリン(Amoxicillin
(商品名、ワイドソリン®、動物用バリチオン®など)

アモキシシリンも使用禁忌抗生剤ですが、詳細は不明です。
                                                             

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本院でウサギ・モルモット・ハムスターに比較的安全と考える抗生剤

クロラムフェニコール(Chloramphenicol
(商品名、クロロマイセチン®


  写真のクロラムフェニコールの経口剤はヒトでは1970年代以前はよく使用されました。想えば、著者も子供のころクロラムフェニコールとおもはれる薬剤を病院で良く処方された記憶はあります。

 しかしその後ヒトへ経口投与すると29000分の1の確率で再生不良性貧血がおき、また幼児ではライ症候群の副作用が報告されたため、1970年代中頃から副作用を上回るの理由がない限り使用されない抗生剤になりました。
 しかしヒトと異なりウサギでは動物種の相違から幼少期より比較的安全に使用できます。
 ウサギ梅毒時には比較的良く効いてくれます。濃度依存性薬剤ため1日3回の経口投与が必要で、原末が茶色なため、薬剤コーテングも茶色になっています。潰すと苦いことが欠点で、この点はウサギへ投薬する場合マイナスに作用します。
 
 以上の性質のある薬剤なので、万が一に備えてウサギにクロラムフェニコールの粉末剤を製薬して渡す場合はオーナーには手袋・マスクをつけて投与してもらう事を指示したほうが良いと考えています。

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ST合剤(商品名、動物用トリブリッセンン®、バクタ®

  微生物体内の葉酸の生合成を阻害するサルファ剤のスルファジアジン(Sulphadiazine)と、葉酸の活性化を阻害する抗菌物質トリメトプリム(Trimethoprim)2種類を5対1の割合で配合した抗菌剤をST合剤と呼びます。
ST合剤は人医ではトリメトプリムの薬用量の記載が一般的です。

リブリッセン®(動物薬)

 写真のトリブリッセン®はウサギでは幼少期から使用可能です。
ウサギの尿pHはアルカリ性のため、弱酸性の犬猫の尿pHに比べて、結石の副作用が少なく、比較的安全に使用できます。細菌のみではなく、原虫類コクシジウムの駆虫にも効能があります。 

バクタ®

 経口のトリブリッセンは製造中止になりました。類似品としてヒト用で写真のバクタ®{サルファ剤のスルファメトキサゾール(Sulfamethoxazole)とトリメトプリム(Trimethoprim)の合剤}があります。

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ニューキノロン系抗生剤(動物薬)
{商品名、左3つ動物用オルビフロキサンシン®Orbifloxacin)、順に動物用エンロフロキサシン®Enrofloxacin)動物用オフロキサシン®(Ofloxacinなど}  
ニューキノロン系抗生剤

 写真のニューキノロン系抗生剤は比較的安全に使用できますが、幼少期(約6ヶ月まで)は軟骨の形成不全を招く可能性があり、使用はできません。 

 注意 どんな薬剤でも副作用なしはありえません。薬剤を処方されていつもと症状が違う場合は担当獣医師にお尋ねください。  

                 
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 【break time】

あ

 flower2紫陽花(鎌倉、明月院)

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.22更新

あ
■モルモットの化膿疾患


4歳モルモットのの顎の下にできものがあることを主訴に川崎市麻生区からの来院です。
顎したを細胞診すると白血球が多くみられました。


排膿をしているところ。
モルモットの膿は、ヒトと異なり『チーズ様』です。


排泄した膿

その後、抗生剤は1週間は飲んでもらいました。
モルモットの膿病は治りくにことが特徴で、この症例も部位から予想して、歯根膜炎から化膿が生じたと考えています。また再発はあると予想してますが、とりあえず治りました。治療により、モルモットの生活の質を上げることは可能です。

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 【break time】
あ

flower2ニリン草(高尾山、日影沢林道、4月)


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

 あ
dog酵母様真菌(Cyniclomyces guttulatus)の
診られるダックスフンド

 裸眼
 グラム染色
この犬はいつも幼少期から、酵母菌真菌がみられます。(裸眼とグラム染色)

  この酵母菌真菌の学名はCyniclomyces guttulatusで、ウサギ、モルモットの胃腸内に常在します。ウサギ・モルモットの糞が経口的に入り、感染すると推測されています。
 
---------------------------------------------------------------------
 
このCyniclomyces guttulatusが感染していると、血便が多いことが報告されています。この症例も雷、生活環境の変化などストレスがかかると年に何回か血便で来院します。血便には胃腸薬で対処していますが、抗真菌剤を追加して経過観察中です。

最終更新:平成27年4月20日(月)22時15分




 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

あ
 rabbit前縦隔に「しこり」のあるうさぎの診療、ステロイドとウサギ


   雄の3才6ヶ月のうさぎが神奈川県川崎市中原区より来院しました。
 これまでかかっていた動物病院に不満がある訳ではないのですがセカンドオピニオンで本院を訪れました。

 これまで1年半前と2ヶ月前に他の動物病院で「毛球症」と診断されました。2ヶ月前の「毛球症」のとき、レントゲンで前縦隔に「できもの」があることがわかりました。

a

aレントゲンでは前縦隔の「できもの」は確認できましたが、本院来院時はうさぎが興奮してうまく撮れませんでした。このウサギは前縦隔の「できもの」によく診られる眼の瞬膜の突出はありませんでした。

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 前縦隔の「できもの」にはリンパ腫・胸腺腫・膿瘍などがあり、それらを診断するためには可能ならエコーのガイド下で細胞診をして確定診断をすることが良いとされています。リンパ腫と診断できればよりよい抗腫瘍剤の投与も検討できます。胸腺腫ならとくに効果ある薬剤はないと推察できます。そのため胸腔穿刺は獣医学上重要な検査です。しかしウサギは、胸腔に針を刺したのみでショックを受けて死亡するケースも希にあると言うはれています。
 
 そこで前の動物病院では前縦隔の「できもの」の治療でステロイを2ヶ月間減量しながら飲ませていました。

 そこで「ステロイドをこのままいつまで服用しなければならないのか、また投与の良い点・悪い点を」訪ねたくセカンドオピニオンで本院を受診しました。
 
 今の検査結果のみでは。このままステロイドを維持量で投与してみることやっとでです、なんとなくステロイドを飲ませることでオーナーは納得されているのか。 これ以上の良い診療を希望されるなら、胸腔穿刺で細胞診を行わないとできない点を伝えました。なおウサギはステロイド代謝は苦手とされていますが、臨床の場では結構耐えてくれます。

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●参考資料 ウサギへのステロイド剤の使用 
 ステロイドは使用法の難しい薬剤です。長期投与すれば副作用はでます。しかしステロイドを投与しなければ生きてゆけない病気もあります。しかし上記したように結構耐えてくれます。
 本院では必要な場合のみウサギに使用しています。また長期投与には注意しています。
 ウサギはストレスに弱いので、ステロイド投与によりストレス状態にすることは良いことではありません。好中球を融解させる報告もあります。ステロイドへの抵抗性を猫>犬>牛>豚・人・馬>うさぎ・マウス・ラット・ハムスターと定義している場合が多いです。
 その理由として諸説ありますが、ステロイド母核をもつ葉(ジギタリス葉・ユリ・自然薯など)は草食獣に食べられないように苦味を発して種の維持を計っています。そのため草食獣は食したことが殆どないステロイドの代謝が不得手な動物です。また私達がステロイドを飲むとき苦みが生じるのはこのためです。しかし雑食性動物は進化の過程でステロイドを代謝する酵素を獲得したのでウサギに比べて適応力があります。

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 最終更新:平成27年4月21日(火)9時40分

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

あ
ウサギの前歯(門歯)の過長

 
うさぎの前歯の過長  
 多摩区東生田からの症例です。うさぎの前歯は、人や犬猫と異なり、一生伸びます。前歯は餌をたべる時、すれるので、一生伸びる歯でなければなりません。
 前歯の歯並びが悪いと、歯はのび続けます。(うさぎで1ヶ月、4mm)
 前歯が伸びつ続けると、下の歯は上顎を、上の歯は下顎をさして、うさぎは大変なことになります。そこで前歯を定期的に切除することが必要になります。
 
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別の症例①
 

別の症例②
 
 うさぎの門歯の切除は可能ならマイクロモーターが最適な切除の方法のひとつです。
 
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 また音に敏感なうさぎはうさぎ用ニッパで切除しています。
間違えても、大工道具のニッパで切除しないように注意して下さい。かえって前歯をいためます。

 

■来院時
 うさぎの門歯(前歯)の過長で地元川崎市多摩区南生田から来院しました。
いつも月1回は見えるかたです。前歯(門歯)の上下があいません。
このように前歯が横になっているときは奥歯にも異常がある場合が多いです。
 
■処置後
ウサギ用のニッパでトリミングしました。
本院では前歯はマイクロモーターにて切除してますが、このウサギは音に敏感なためウサギ用のニッパを使用しました。

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最終更新:平成27年4月20日(月)22時31分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

あtiger腎臓病処方食の変更(猫)への注意点


 シンガプーラの5歳 避妊雌が昨日からフラフラしているので診療に訪れました。
 シンガプーラは1975年にアメリカ人の猫愛好家がアメリカに連れて行き、シンガポールの通りで見つけたことからシンガプーラと名づけたそうです。世界最小の猫といはれています。 
 このオーナーは以前に飼っていたネコが腎臓病で亡くなったので、今度のネコは腎臓病にかかりにく体質にしいことが先行して、『この腎臓食を与えていると腎臓病にかからない』というミスインホメーションに惑わされて主食にしてしまったケースです。
 腎臓食は栄養制限がされた食事です。ネコの2歳はヒトに例えれば24歳に相当します。一般的に栄養制限をする年齢ではありません。

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■腎臓病の診断
 獣医師の立場から早期で腎臓病の診断を希望されるなら検査が良いと考えます。しかし通常の血液検査(BUN、Cr測定)では異常値が出たときは70%位が障害を及ぼしており、末期に近いことが多いです。そのため当院では尿を持参していただき、尿比重、尿蛋白の頻回の測定を薦めています。また最近はシスタチンという項目が開発され、初期でも血液から腎臓疾患の検査が可能になりました。(ただしシスタインは症例が多い訳ではありません。)

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各社腎臓食
 腎臓病は無症状で進行する場合が多い疾患です。猫の腎臓病は中高年になると比較的多い疾患で動物病院では比較的末期になって発見されることが多いです。 そのため、腎疾患の予防ができないか考慮しているオーナーはよく診ます。

 各メーカーの学術に問い合わせましたが、答えは『猫の腎臓食は獣医師に腎臓病と診断されての始めて猫にあげる餌です。』正常な猫が食べ続けても腎臓病の予防にはなりません。
 また腎臓病でない猫が腎臓食を長期投与すると、2点まずい点があります。
 第一に低リン(IP)にできているので、カルシウムとリンの代謝障害をおこす可能性があります。ただし腎臓病の猫はリンの制限は必須です。
 第二にpHが6.8と高くなっている製品もあり膀胱炎の既往歴がある猫には向きません。

 この症例のネコは4年間の低リン(IP)はでできている腎臓フードを食べていたので、IPは0.7mg/dlでした。(正常2.3-5.0mg/dl)そのためフラフラになってしまいました。普通のフードに変えたところ2週間で、低リン(IP)は正常に戻りました。
 情報が多い世の中ですが、よく内容を吟味しないと、大変なことになります。

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 最終更新:平成27年4月21日(火)17時6分


                                         

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

あtiger猫の血液検査による心臓病の判定


  血液検査による心疾患が推定される検査として、NTーproBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)の測定が猫でも測定できます。

 NTーproBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)はヒトの分野では中高齢者の健康診断に導入されている項目です。咳・呼吸困難・運動不耐性・息切れ・失神・心雑音などの症状がある猫にはとにくお勧めです。猫は知らないうちに心筋症が進行していて、上記の症状が有るときは末期である場合もあります。
 これまで猫の心臓病は、レントゲン・心電図では検出率はいまいちで、エコー検査が必要でしたが暴れて検査不可能なケースもありました。
 血液検査のNTーproBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)の登場で、スクリーニングの検査は簡単になりました。
 
 NTーproBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)が高値の場合に詳細の検査をおこなうようには薦めています。

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検査の意義
<100pmol/L 
臨床的に有意な心筋症の可能性はきわめて低いと考えられます。

100-270pmol/L 
 臨床的に有意は心筋症の可能性は低いですが、早期の状態は存在するかのしれません。
3-6ヶ月後の再検査か、心エコー検査の検討が大切です。臨床症状があっても心筋症との関係は薄いとされています。

>270pmol/L
 うっ血性心不全の可能性は非常に高いです。臨床症状に合わせて、治療や詳細な検査を実施することが必要です。

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最終更新:平成27年4月20日(月)6時15分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

あ
chick腎臓疾患の文鳥


 


3才雄の文鳥が来院しました。全く元気がないとのことです。他の動物病院で薬を2週間のましましたが、全く変わらないそうです。体重も18グラムしかなく、痩せていました。
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 レントゲン検査ではおおきな異常はありませんでした。
血液検査では白血球は推定10000/μLありましたが、リンパ球は低く、単球が増加していました。PCVは54%、TPが4.4(g/dl)UAは17(mg/dl)、GOTは142(IU/L)でした。
脱水がありこれ以上の血液は採取できませんでした。
検便・尿検査でも異常はありませんでした。
以上の所見より、UAは17(mg/dl)より腎不全と診断しました。

 入院中は皮下補液で経過をみてました。現在はクレメジンなどを飲水投与してもらい経過観察中ですが、体重の減少が早いので、予後は心配です。腎疾患は3才など比較的若い鳥にもときどき診られます。

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小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。
当院への道順

最終更新:平成27年4月20日(月)9時34分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

オダガワchickキンカチョウのメガバクテリア症(マクロラブダス)camera


  ■メガバクテリウム(Macrorhabdus ornithogaster)別名マクロラブダスはオウム目、スズメ目、キジ目、ダチョウ目、カモ目、など多くの鳥類から検出されています。
 キンカチョウ(学名:Taeniopygia guttata)はメガバクテリウムに感染した場合、感受性が高い鳥類で注意が必要です。

camera写真1 症例 キンカチョウ3才の雌です。
数日前より調子が悪いので来院しました。

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camera写真2 本症例のメガバクテリア(マクロラブダス)

 検便したところ、メガバクテリア(マクロラブダス)(camera写真2)が顕微鏡で発見されました。キンカチョウは正常で12-15gの鳥ですが、この症例は9gしかありません。
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■治療
 この症例はオーナーの強い希望がもあり抗真菌剤の経口剤の治療をしました。
ただしメガバクテデリウムに対する抗真菌剤の経口剤は注射剤より効果はたいぶおちます。この症例は抗真菌剤の経口剤で3週間後には検便上ではメガバクテデリウムは陰性になり元気になりました。
 しかし3ヶ月後に自宅で死亡しました。この症例の死因は不明ですが、メガバクテデリウムは抗真菌剤の経口は良くなったようにみえても3ヶ月後あたりに再発がよくあります。そのため鳥類を診療している動物病院では注射剤がよく使用されるようになりました。 


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最終更新:3月9日(月)20時39分


 

 

投稿者: オダガワ動物病院

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