小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2014.11.05更新

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rabbitウサギのツメダニ症

ツメダニ写真20141015
                   ツメダニ時の皮疹                          


 rabbit年齢は4才雄で、種類はロップドイヤーです。川崎市宮前区からの来院です。
ウサギのツメダニ症は背中を中心にcamera写真のように「粉が吹き出したような痂皮」を形成して来院します。 痒みは「ある意見」と「ない意見」があります。このウサギは痒みはないとのとこでした。
 ツメダニはヒトも刺しますので注意が必要です。このオーナーは異常はありませんが、手に紅斑が診られてくるケースもあります。

ツメダニ
 セロハンテープで皮膚検査をするとcamera写真のツメダニの成虫が発見されました。

ツメダニ卵
またcamera写真にはツメダニの卵もいました。 

 book治療はセラメクチンを背中に滴下しました。セラメクチンは犬猫用ですが、ウサギにも安全に使用できます。
 犬猫用のノミ・ダニ製剤はウサギに禁忌の製剤もありますので使用の際はかかり付けの動物病院によくお尋ねしてください。
 セラメクチンはツメダニ成虫には効能を示しますが、卵には効能を示しません。そのため本院では卵が成虫になる時間を考慮して、セラメクチンを月1回のペースで、3回、背中に滴下してもらって完治させています。


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投稿者: オダガワ動物病院