小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2023.09.19更新

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boarモルモットの切歯(前歯)について



  モルモットはげっ歯類、ヤマアラシ亜目に属します。モルモットは純粋な草食性でもともと硬い繊維性植物がはえている南米の高地に住んでいます。繊維質はカロリーが低いので大量に食べなければなりません。またそれらシリカを多く含み、繊維質はとても硬く、しっかり咀嚼しなければならず噛む回数は増えます。臼歯は激しくすりへります。その結果切歯も臼歯も激しくすり減るため、閉鎖する歯根ではなくすり減った歯質をつねに補うことができるよう形成・萌生される常生歯が必要になります。全部で20本の常性歯があります。

 

切歯は下顎切歯が上顎に比べて長いことが特徴です。臼歯が咬合時は下顎の切歯は上顎の切歯のやや後方に位置します。


 歯はすべて根尖がひらいて、支持が舌側にしかない常生歯です。また特長は二枚舌で前舌は固定されており、

 


■モルモットの門歯(前歯)の過長
 この疾患はウサギ用の歯切りで切除しました。可能ならマイクロモーターがいいですが、音でびっくりしてしまう場合が多いです。

 モルモットの門歯・臼歯は一生伸びます。かみ合わせの悪い場合は1-2ヶ月に1回切除が必要です。

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この症例は臼歯、顎に異常があり

 

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boarモルモット、カビアマルハジラミ(Gyropus ovalis)の寄生

boarモルモット、臀部皮膚の『しこり』

 


 

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投稿者: オダガワ動物病院

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