小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2021.02.09更新

あ mouseハムスター、前歯の過長


 あ
1歳2ケ月雄のハムスターが来院しました。
2ケ月前に食欲不振になり、食事を練り餌にしたら回復したそうです。
その後、口腔を見たら前歯が内側に入っていたため来院しました。
(写真上参照)

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過長していた歯は上顎の2本で、当院ではウサギ用のニッパを利用して、過長した前歯を切除しました。(写真、切除した歯)

この症例は3-4週間ごとに過長した前歯を切除が必要になります。



 ●ハムスターの前歯

ハムスターの歯は全部で16本あります。上顎、下顎の4本の前歯は正式には門歯また切歯と呼ばれています。
  前歯は黄色状に着色したエナメル質を形成します。顎の上下運動で薄く切る動作と削るような動きでかじることで歯が減ってしまます。野生のハムスターでは駆り立てられるようにかじることで、長さを調節しています。

 そのためこの4本の歯は常生歯になります。常生歯とは歯根が開いてその部分に歯を伸ばす根尖という組織があり、字のごとく一生歯が伸び続けます。

  あまりかじらずすむ食事を与えらたり、ケージなどを噛んで根尖を損傷して正常とは異なる方向に伸長してしまいます。過剰過長になると対合歯も過長します。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

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