小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.05.02更新

あtiger猫カゼ(FVR感染)、二次感染症例


あ愛護施設から本日つれてこられた生後4ケ月の雌の仔猫です。

外見からright arrow幼少期に多い猫カゼ(FVR感染)の様子がありました。
この疾患はヘルペスウイルスの感染が主な原因です。

この症例は他に結膜の炎症が酷く、鼻汁もでていました。
そのため結膜、鼻汁の検査もしました。

仔猫でよくみられるright arrowノミはいませんでした。
right arrow検便陰性でした。

あ右鼻のぬぐい液の簡易染色、好中球が主体で中毒性変化がありました。(左鼻も同様な所見ため割愛します。)

あ右結膜のぬぐい液の簡易染色、好中球が主体で中毒性変化がありました。(左結膜も同様な所見ため割愛します。)

 食欲はありましたが、熱が40.0度もあり、元気はありませんでした。
以上の所見より、猫カゼ(FVR感染)に、二次感染が加わった症例と診断しました。

 処方は抗生剤の経口投与と点眼薬、点鼻薬として、抗生剤、インターキャット®を使用しました。

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dire1週間後の来院

あ

 体温も38.5度と正常に戻り、鼻・目の臨床症状はたいぶ改善され、この日、3種混合ワクチンを接種しました。

  この症例は回復しましたが、猫カゼになって期間が長い症例や、right arrow猫白血病(FeLV)right arrow猫エイズ(FIV)に仔猫から罹患している場合は回復しないケースや、副鼻腔炎がのこることもあります。

 また似ている疾患として、クラミジア感染があります。鑑別にはright arrow遺伝子の検査が必要になります。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

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