小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.03.31更新

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 鳥類の酵母系真菌
■検便


酵母系真菌、糸状の菌糸が酵母様真菌です。

 酵母系真菌の殆どはカンジダ症が疑われます。ガンジダ菌は健康な鳥に少々いて正常ですが、多くなると生死にかかわる菌です。ガンジダ菌が増殖した状態をガンジダ症と言います。原因は栄養性と二次性に分かれます。

 栄養性は熱変性した炭水化物を沢山食べるとおきます。簡単に述べればカンジダ菌は熱変性した炭水化物が大好きで「好物の餌」が多くなり増殖する原理です。
 幼鳥に粟玉のみを長期与えているとおきやすいです。しかし最近はペットショップでパウダーフードを単独か、またあわ玉と混合する場合が多くこの症例は少なくなりました。

 大人になっても添加物の多い食事やまたご飯・パンなど熱変性した炭水化物を多く食するとガンジダ症はおきやすい疾患です。
 以上栄養性は飼育法の改善と必要に応じて抗真菌剤の投与で治療をおこないます。

 二次性は長期の抗生剤、ステロイド剤の使用や重傷な疾患になり免疫が堕ちて、免疫が低下してカンジダ菌が増殖した状態です。この場合は薬物の中止、変更、重傷な疾患の治療が最優先されます。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

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