■ハトの毛細線虫症、キャピラリア(Capillaria、sp)
毛細線虫症は犬鞭虫の仲間の寄生虫です。
ハトの毛細線虫症(キャピラリア)は生活史など詳細はよくわかっていません。
鶏では様々な毛細線虫症が報告されており、中間宿主(ジマミミズ、カッショクツリミミズなど)を介する種と、直接感染、直接発育する種に分類でされています。
また本邦では膀胱内に希に犬猫でCapillaria、plica、猫でCapillaria.felis-catiの感染報告はあります。
本院ではこの毛細線虫症は、コザクラインコ、ハトで一例ずつ診たことがある程度です。
コザクラインコの症例は広域の駆虫薬を使用していなくなりましたが、症例数も少なく、駆虫薬の効能も不明な寄生虫です。
ハトで診られた毛細線虫症
鳥の便からわかること
■文鳥(学名:Padda oryzivora)の条虫(Taenia)感染
■白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース
■打撲とメガバクテリア(マクロラブダス)感染のセキセイインコ
■ハト回虫虫卵と成虫標本
■小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。
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【break time】
チューリップ(4月、国営ひたち海浜公園)