ネクトンS、ネクトンバイオについて
穀物性鳥類は写真②の皮付き種子の食事のみではこれらビタミン、アミノ酸は殆ど含まれていません。その結果、不足し栄養性の疾患を招きす可能性があります。野菜からビタミン類を採取するケースが多いですが、特定の野菜に偏るため、採取できるビタミンも偏よる可能性があります。
そこで穀物性鳥類の飼育にはバランスの良いビタミンの投与が大切で写真①のネクトンS、ネクトンバイオといった鳥用のビタミンとアミノ酸の複合製品を必要に応じて使用することをが大切です。お薦めの方法として、毎日の飲水投与が長続きしてやりやすい方法です。
■ネクトンS
ネクトンSは毎日の投与が必要です。
◆13種類のビタミン(ビタミンA 650万国際単位・ビタミンD3 10000国際単位・ビタミンE 6500mg・ビタミンB1 670mg・ビタミンB2 1670mg・D-パントテン酸カルシウム 3300mg・ニコチン酸アミド・ビタミンB6 670mg・葉酸 170mg・ビタミンB12 3300mg・ビタミンC 16670mg・ビタミンk3 1330mg・ビタミンH 30mg
◆18種類のアミノ酸(DL-メチオニン・L-リジン・L-アラニン・L-アルニギン・L-アスパラギン酸・L-シスチン・L-グルタミン・L-グリシン・L-ヒスチジン・L-イソロイシン・L-ロイシン・L-フェニールアラニン・L-プロリン・L-セリン・L-トレオニン・L-トリプトフェン・L-チロシン・L-バリン)
◆各種微量元素(カルシウム・亜鉛・マンガン・銅・鉄・コバルト・ヨウ素)
が含まれています。
■セキセイインコの筆毛
セキセイインコは換毛は季節性はありませんが、このような筆毛がある時期は換毛期です。
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■文鳥の筆毛
文鳥の換毛は季節性があり6-9月が多いです。
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この筆毛を嘴で破って新しい毛がでてきます。毛はアミノ酸よりできますので、ネクトンバイオをあげる最適期です。
この時期間違えても人の皮膚用軟膏など塗らないようにお願いします。本院では軟膏の誤使用例を時々診ます。
◆10種類のビタミン(ビタミンA・ビタミンD3・ビタミンE・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12・ビタミンC・ニコチン酸アミド・ビタミンB6・ビオチン
◆17種類のアミノ酸(メチオニン・リジン・アラニン・アルニギン・アスパラギン酸・シスチン・グルタミン・グリシン・ヒスチジン・L-ロイシン・フェニールアラニン・プロリン・セリン・トリプトフェン・チロシン・バリン・イソロイシン・スレオニン・)
◆微量元素(硫化第一鉄・硫化マンガン・硫化亜鉛・硫化銅・硫化マグネシウム・コバルト硫酸塩・)
◆その他(ブドウ糖・人工調味料・ヨウ化カルシウム・パントテン酸カルシウム・炭酸カルシウムが含まれています。
注意、両方の同時投与は薦められていません。
寄生虫疾患
■烏骨鶏の回虫症
■ハト回虫 虫卵と成虫標本
■犬回虫症
■セキセイインコのジアルジア症
■鳥類の検便
小鳥の病気
■穀物鳥 セキセイインコ・オカメインコ・コザクラインコと文鳥の食事について
■過発情の小桜インコ
■発情でよく吐く雄のセキセイインコ
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