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モルモットのハジラミ
(Gliricola porcelli、Gliricola ovalis)
「白っぽいものが皮膚を這っている。シラミでは?」というオーナーの主訴で川崎市麻生区から来院した生後3ヶ月の雄です。
モルモットのハジラミは耳の後ろが好発部位ですが、この症例は右腰部が病変でした。
自宅飼育では、特に幼若な個体に多発します。
毛を注意深く分けて観察すると白い小さな虫体が観察できました。
皮膚検査をするとハジラミが発見されました。ヒトには寄生しません。
ハジラミ類は終生を宿主体表で生活しています。吸血はしませんが表皮、毛を食しています。
雌は雄より大きく、数も多くいます。
虫卵⇛若虫⇛成虫になる不完全変態で、若虫は3 回脱皮して成虫になります。
若虫は色素が抜けたような色です。
成虫は色素が多くなります。
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■治療
■モルモットに使用可能な、殺ダニ剤を皮膚に滴下します。
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