小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2015.03.31更新

あtiger 猫の去勢手術(雄)camera


 ■去勢手術
 去勢手術は左右の睾丸の摘出が一般的な方法です。
全身麻酔で行うので痛みはなく、傷口も小さくてすむので、その日のうちに退院できる場合がほとんどです。当院では①川崎市および②川崎市獣医医師会の2団体から時期によりますが猫の去勢手術に補助金制度があります。

■去勢手術のメリット
 去勢手術のメリットは、去勢することによって雄性ホルモンがなくなるため、生殖器に関わる病気の発症が少なくなることや、メスを奪い合うためのケンカ、メスを求めての放浪がなくなり、精神的にも落ち着くことなどがあります。

 また、強烈なニオイで多くのオスの飼い主を悩ます室内でのスプレー行為(尿マーキング)など、人と一緒にくらしていくうえで問題行動ととらえられる困った行動を抑えることにも効果があり、室内で飼いやすくなります。

■去勢手術のデメリット
 デメリットとされる去勢手術後の肥満についても、避妊手術の場合と同様、食事と運動でコントロールすることが必要です。
 猫の避妊・去勢後の肥満防止のため、下記ような食事もあります。
 当院にカルテのある方は、ロイヤルカナン社から使用後電話アンケートにお答えいただければ、500gサイズの『去勢、7歳までの猫用(写真左)』を無料で配布される制度があります。ご希望の方は来院時に受付までお願いします。


あ

当院で手術を希望される方はご予約ください。(telephone044-900-8588)
手術の日は朝から、絶食、絶水で午前9-12時までに必ずご来院ください。


【関連記事】
猫の避妊手術
猫の去勢手術、避妊手術 補助金制度について
川崎市獣医師会
川崎市健康安全部生活衛生課

最終更新 平成29年3月31日(火) 19時35分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.31更新

お

boartiger犬猫の注射による「避妊」について


 成分名、プロリゲストン(薬品名、コビナン®、デルボステロン®)を定期的に皮下注射することより、犬猫の発情を抑制する方法です。
 簡単に言えば避妊手術をしなくても発情のコントロールが可能な薬剤です。
しかし長期投与の場合は注意が必要です。

●使用動物 dog犬 ・tiger(認可は日本では犬のみ) 

 犬は単発情の自然排卵、猫は多発情の交尾排卵で、ともに季節繁殖性がない動物ですが、プロリゲストンの使用法は同一で可能です。
 犬猫とも雌のみの使用になります。雄は投与しても去勢したような効果はありません。犬猫は閉経がない意見が多く、そのためこの薬剤は終生の投与が必要です。

dog・初回・3カ月 次回4カ月 3回目は5カ月間隔で98%が有効です。ここまでが認可投与です。発情抑制が目的なので、その後、5ヶ月間隔で維持投与をおこなっています。

tiger・使用方法は犬に同じですが有効性が80%になります。猫への使用は効能外になります。世界34ヶ国で使用されていますが猫に認可がない国は日本のみです。

  この薬剤はデポタイプ(1回の注射で長期効能ある薬剤の意味)なので個体差は激しいと筆者は考えています。そのため認可投与が終了したあとの、維持投与は症状をみて投与期間を決めています。
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bookプロリゲストン注射の対称は
①将来繁殖を考えている方で一時的に発情を止めたい方。(この薬剤をやめると発情は回帰します。)
②また重傷な疾患(例えば先天性心疾患、肝臓疾患など)で避妊手術が難しい方が対象になります。

 このプロリゲストンを長期投与した場合、未避妊犬猫より、子宮疾患になる可能性は高いことが統計上証明されています。また多くはありませんが糖尿病の報告もあります。
そのため健康な犬猫に本剤での『避妊』は薦められません。


本院使用のコビナン®

 現実的には、犬猫が生まれつき体が弱く、避妊手術も危険のある場合、発情回避目的でプロリゲストンを使用しています。現在当院で使用している症例も先天性心疾患の疑いがある猫です。--------------------------------------------------------------------
■プロリゲストン注射の禁忌
①妊娠の疑いのある場合
②子宮・卵巣疾患に現在陥っている場合
③注射跡がのこる動物
④重症な病態の動物
は使用できません。


 【関連記事】
猫の避妊手術(雌)
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川崎市健康安全部生活衛生課
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最終更新:3月31日(火)18時19分


  

投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.31更新

あ
 動物の皮膚糸状菌治療

 皮膚糸状菌は病変部が小さいと自然治癒する場合もあります。
薬剤を使用する場合は抗真菌薬の経口投与が中心です。
ヒトにも感染しますので注意は必要です。
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cameraイトラコナゾール錠剤

 写真のアゾール系真菌剤のイトラコナゾールの経口投与を行っています。2-3週間位投与で70%位は外見上はよくなります。その時点で培養が陰性なら治療終了でよいと考えています。培養すると陽性になる場合は、4週間の期間の薬剤投与で約90%はよくなります。(学術誌による)またこの薬剤(錠剤・粉末に限る)は食事と共に飲むことが推奨されています。

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cameraケトコナゾール錠剤

 同じアゾール系真菌剤でも写真のケトコナゾールの経口薬は日本にありません。特に猫では抗真菌効果は高くなく、食欲不振になる場合もあり使用は薦められません。代謝酵素P450の抑制するので、肝臓障害や副腎のホルモン産生が減少するため、海外では生産が宿小傾向になっています。胃内が酸性のとき、吸収が良い薬剤で、ヒトの投薬例では食事、コカコーラと共に薬剤を飲むことが推奨されています。動物でも食事と共に飲むことが推奨されています。
 上記の副作用を逆手にとって、猫のクッシング症候群などには使用しているケースはあります。


ケトコナゾールクルーム
ケトコナゾールローション

  camera写真のケトコナゾールはクリームとローションの形態は日本にもあります。副作用の軽減が目的で塗布を希望される方もいますが、塗布後舐めてしまい逆効果になることもあります。
  ローションならバニシング製剤なので、塗布してすぐに乾くからよいと考える方もいますが、この薬剤はヒトの皮膚の角質に感染する皮膚糸状菌を対象に作られました。しかしヒトでも爪・髪の毛に感染する皮膚糸状菌は外用(クリームとローション)では浸透は厳しいので、経口薬が必要です。 動物の皮膚糸状菌は後者の被毛に感染するので、同様にクリーム、ローションの浸透は厳しいと考えています。
 また 『クリーム製剤』と聞くと、やさしいイメージがありますが、軟膏製剤に界面活性剤をいれた製剤で、ヒトでは衣服にべトつかないなど利点もあります。しかし皮膚糸状菌の疾患で皮膚病変が深くまでおよんでいるとクリーム製剤の使用により、界面活性剤の影響を受けて、悪化する場合が報告されています。
 また実際動物を診ても、どこまでの被毛が、皮膚糸状菌が感染しているか、境界は肉眼では不可能で、どの部位まで塗布すればよいか考えさせられます。
 以上が皮膚糸状菌の動物症例に塗布剤を使用しないほうがよい理由です。---------------------------------------------------------------------

 以上の理由で、上記のイトラコナゾールの経口薬の使用がベストです。当院では経験はありませんが、イトラコナゾールの4週間投与でも治らない疾患は、 基礎疾患を探す必要もあります。また長毛種は経口薬を使用しても、毛幹部には薬剤は浸透しますが、毛の先までは浸透しませんので、再発防止のために毛を刈っての投与がベストです。また犬猫では可能なら、抗真菌性シャンプーの併用も考慮してみます。症状・培養結果をみながら投与期間は決めています。イトラコナゾールの投与期間が長くなる場合は、その特性を考慮してパルス療法への変更が良いと考えています。


【関連記事】
皮膚クルーム製剤使用で悪化したウサギの皮膚病

 


 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.29更新

あ tiger仔猫の皮膚糸状菌による皮膚病(落屑状皮疹)



 
症例は3ヶ月の雌の日本猫です。
尻尾の先が「白い物が出てきて」で皮膚病になったので来院しました。

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投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.29更新

おヒト犬猫に噛まれたり、猫にひっかかれたらどうしましょう 

怪我がひどいヒトは早めに医者にお尋ねください。この項は獣医師の視点から述べます。


 

■診療中に猫に噛まれた著者の指


 猫の口腔内の微生物数はヒトや犬と変わらないが、その歯は鋭く、関節を直接咬まれると、細菌は免疫系の目の届かない手首などの腱鞘や関節に入り込んで増殖ができるため、小さな咬傷でも大きな病気に発展する可能性はあります。
 
 犬猫の口内はパスツレラ属(Pasteurella)・カプノサイトファーガ カニモルサス(Capnocytophaga canimorsusなどの菌が、
 
 また
猫の爪にはグラム陰性の桿菌であるバルトネラ・ヘンセイレ(Bartonella henselaeが人体に病気を罹患させる猫ひっかき病があります。

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犬の口の中(10才のダックス) 

 犬猫の口内はパスツレラ属は(猫の口腔には約100%、爪には70%、犬の口腔には約75%の高率で常在菌として存在している)またカプノサイトファーガ・カニモルサスなどの菌が常在します。

 そのため犬にオーナーの顔口を舐めさせたりすることをよく見ますが禁忌事項です。
 また犬と同じ食器で食事をしてパスツレラに罹患したヒトがテレビで紹介されていたこともありました。
 また安易に寝室に上げないことなどが大切です。の免疫力が低下した場合は特に罹患しやすので注意が必要です。 
 また犬に舐められた手でおにぎりを握って食中毒になった例もあります。

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犬猫にかまれた場合のヒトの処置
 重傷度によりにより処置は異なりますので、詳細は医者にお尋ねください。
感染症に詳しい医者のコメントでは、
軽度でも犬猫では上記した細菌が常在しているため、病院で抗菌剤を最低3日間ぐらい処方してもらうことが良いそうです。
 
 
 この場合カプノサイトファーガ・カニモルサス中にはβ-ラクタマーゼを産生する耐性菌がおり、写真のクラバモックス®、オーグンンチン®などの使用が良好とされているそうです。
 尚噛まれた部位を水道水で洗うことは重要ですが、消毒は賛否あります。
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■対策
 犬猫から可能な限り咬傷や掻傷を受けないようにすることが予防の基本です。ペットにオーナーの口を舐めさせたり、また舐めたりしないことは禁忌です。ペットと同じ食器で食事をして罹患した方がテレビで紹介されていたことがありました。また寝室に上げないことなどが大切です。ヒトが免疫力が低下した場合にも罹患しやすので注意が必要です。このように歯石はばい菌の固まりです。ヒトが噛まれたら発熱・倦怠感などおこしてもおかしくありません。

 
 15歳猫の歯、後臼歯の歯肉をDQ染色すると好中球と同定不能の長い細菌が診られます。
 
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犬と歯磨き


 歯石除去は動物病院で、全身麻酔下で超音波スケーラー処置が必要で、いつでもできる処置ではありません。日頃から動物に写真のように歯磨きの癖をつけ歯石を少なくすることが大切です。
 

 注意点として、無麻酔で鉗子(写真)などで歯石を除去する方法は禁忌です。
この処置をおこなうと後になってより多くの歯石がつきます。また顎の骨が折れた症例が研究会で報告されています。

 鉗子
10歳シュナウザーの口腔内写真。
このような犬に鉗子などで歯石を除去することはしないでください。
鉗子による無麻酔の歯石除去は禁忌です。
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猫ひっかき病

 猫に噛まれるよりむしろ引っかかれることで、猫ひっかき病に感染します。
 ヒトは感染した部位の支配リンパ節が腫れます。

 友人の獣医師で診療中に猫に右手を噛まれ、後日、右の腋窩リンパが腫れた方がいました。
無処置で1ヶ月、放置したとこるよくなったそうです。このように軽度なら経過観察でよくなる場合もあります。
 しかし、まれに全身に感染することもあります。
 
 この疾患は猫の爪にいるグラム陰性桿菌であるバルトネラ・ヘンセイレによって引き起こされます。
日本の猫の9-15%が保有
しています。

 ノミ
 猫同士の感染にはノミが関係はしているみたいですが、猫同士は感染しても症状はだしません。


 
 バルトネラ・ヘンセイレは細胞内に感染する細菌なので、ヒト治療には細胞内にまで抗生剤が分布する写真のマクロライド系(ジクロマックス®など)、テトラサイクリン系(ビブラマイシン®など)が使用されるそうです。

【関連記事】
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最終更新:平成27年3月30日(月)5時15分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.19更新

お

tiger猫の避妊手術 


 猫の避妊手術、去勢手術 川崎市および川崎市獣医師会からの補助について

こちら

あ避妊後の写真、
当院では避妊手術は縫合糸を内側にして、抜糸のいらない方法を採用しています。

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◆避妊手術のメリットは

①子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍(但し1才以内)など、性ホルモンの働きによって起こる病気の発症率が低くなることが挙げられます。
②また、オスを求めて大声で鳴いたり、外に出たがったりすることも少なくなり、精神的にも落ち着きがみられます。
  以上の理由から手術を進めています。。
手術のタイミングは、一般的には生後6ヶ月~12カ以内が適期です。もちろんそれ以降でも手術は可能です。

◆避妊手術のデメリット 
また全身麻酔が必要です。

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◆避妊手術後の注意
 避妊手術をすることで、発情や性的なストレスから解放され、異性を求めるために費やすエネルギーが不要となるため、消費カロリーが少なくなっているにもかかわらず、以前と同じ食事内容を与えるためにカロリーオーバーになることが最大の原因です。
 食事と運動の量を正しくコントロールすることで、肥満は避けられる場合が多いです。 

あ

ロイヤルカナン社から電話アンケートにお答えいただければ、500gサイズの『避妊、7歳までの猫用(写真右)』を無料で配布される制度があります。ご希望の方は受付まで。


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最終更新 平成27年3月31日(火) 19時35分


 

 

投稿者: オダガワ動物病院

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