小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.08.05更新

オダガワ
tiger仔猫の健康診断❷
(ワクチン、猫白血病、猫エイズ、猫伝染性腹膜炎、猫カゼなど)

 

わ ■camera猫3種混合ワクチン

  猫3種混合ワクチンは猫カリシウイルス感染症・猫ウイルス性鼻気管炎・猫汎白血球減少症の3つのワクチンです。
接種してから2週間位たって効力を発揮します。
 先の2つはよくネコカゼと言われているウイルス性疾患で70%位の予防が可能です。また接種した場合重症化しないとされています。
 猫汎白血球減少症はパルボウイルスによりおこる嘔吐下痢を主症状の致死的な伝染病で98%位予防は可能です。
 本院では初年度は2ケ月、3ケ月、4ケ月の3回投与して、その後年1回の接種を勧めています。
本院に来院する猫は室内飼育が殆どなので、下記に説明する猫白血病、猫エイス検査が陰性で、外にでなければ、この3種ワクチンのみの投与にしています。

 tigerright arrow 猫のワクチンは

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■猫カゼ(ヘルペス性の可能性高い)


あ

 母猫は出産時の免疫を最大限に落とす状態になります。出産する母ネコに「猫のカゼ(FVR感染)」の既往歴があると、
ヘルペスウイルスは神経細胞から末梢に出現します。
出産後母猫は子猫を舐めますので、生まれた子猫にヘルペスウイルスを感染させてしまうことになります。
そのため子猫は「猫カゼ状態」でよく保護されます。

tigerright arrow猫カゼの症状

 
 ■しかし中には紛らわしい症例もあり遺伝子診断に至ったケースもあります。
 
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 ■猫白血病、エイズについて

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投稿者: オダガワ動物病院

2017.08.05更新

オダガワtiger仔猫の健康診断❸
(去勢、避妊手術、誤食、皮膚糸状菌感染)

tiger猫の去勢、避妊手術
  去勢・避妊手術を行うことで、種族維持のためストレスがなくなり、穏やかに暮らしていける点が大きな意味を持っています。
またメスの場合、罹患率の高い乳腺腫瘍や子宮に関する病気の予防に、オスの場合も、精巣腫瘍や前立腺肥大、肛門周囲腺腫など、精巣ホルモンの働きが関係する病気の発症率を軽減します。
 デメリットとして、 太ることがありますが、適切な食事のコントロールである程度は防ぐことができます。まれにホルモン失調の疾患があります。

 これら去勢、避妊手術は生後5ケ月ー6ケ月から可能です。
全身麻酔が必要なので、可能なら手術可能か術前検査をお薦めします。持病の有無、性格や成長の度合いなどにより手術時期は多少異なりますので、まずは猫をつれてご来院ください。

 tigerright arrow雄猫の去勢手術
 ■tigerright arrow雌猫の避妊手術
 ■時期によりますが、giftright arrow①川崎市および②川崎市獣医師会、2施設からの補助金制度があります。
不明な点はtelephone044-900-8588までお願いします。

■なお、当院ではdogtigerright arrow発情抑制の注射剤『コビナン』による発情のコントロール可能です。
日本では犬の発情抑制のみが認可されてますが、世界的には猫にも多く使されています。
副作用の関係で、健康な猫には長期使用はお薦めできませんが、若年期に大病を患ったときなど、麻酔に耐えらえない特殊な事情がある場合に使用をしています。
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tiger誤食
 
魚などの匂いがついているビニール、ラップ類は誤食してしまうケースがあります。
また本院では猫じゃらしで遊んでいたら、すべて飲み込んでしまったケースや外出中に先のみ食べてしまうケースもありました。
外出中は猫の目の届かい場所での保管をお薦めします。

あ

あ
tigerright arrow仔猫のビニールの大量誤(手術症例)
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お ■tigerright arrowねこじゃらしを誤飲し、催吐剤で出した症例

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tiger猫糸状菌症(別名、猫真菌症、猫カビ)



あtiger皮膚糸状菌感染の猫(紅斑の皮疹例)


【続きを読む】

麻酔前投薬のアトロピンの原料になります。

投稿者: オダガワ動物病院