小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。

2014.10.04更新

あ

chick文鳥(学名:Padda oryzivora)の条虫(Taenia


 条虫は文鳥で稀に診られます。写真のように便に「しらす」がついたように診られ、家庭でも十分に発見できます。

 条虫の感染は中間宿主の昆虫類の経口摂取ですが、その中間宿主が不明です。

 治療は条虫駆虫薬を使用しますが、以上の理由でなかなか完治はしずらい疾患です。



■条虫と中間宿主
 条虫は中間宿主を介して成虫になります。
条虫駆虫には駆虫剤と中間宿主の撲滅が大切です。

 条虫類は 
 犬猫のウリザネ条虫はノミ、
 鶏条虫(膜用条虫)ではアリ・ゴミムシ・トビムシ・ミミズが中間宿種であることが判明していますが
文鳥の中間宿主は不明です。

■文鳥条虫の予後  
 駆虫剤の投与で文鳥の条虫はいったんいなくなりましたが、本症例は3ヶ月後、再発しその後も何度か駆虫剤を処方した症例です。


 

投稿者: オダガワ動物病院