小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。

2015.04.21更新

おrabbitウサギのツメダニ症


 門歯の過長で以前から診ていた8才のウサギの皮膚に急に『ふけ』がおおくなったため川崎市宮前区から来院しました。

8才になり最近急に「ふけ」が多くなったとのことです。

 
    ツメダニ    ツメダニの卵
 皮膚検査して、顕微鏡で観察すると、ツメダニとツメダニの卵が検出されました。

---------------------------------------------------------------------
■生活史、発症年齢
 このツメダニは、終生宿主上(ウサギの皮膚の上)で生活します。(卵→幼ダニ→若ダニ→成ダニ)。幼ダニは皮膚を刺す行為をおこないます。気温にも異なりますが3-5週齢が寿命です。
 症状は痒みはある場合とない場合があります。本院では年をとったウサギでよく診ます。(本症例も8才)ウサギの飼育は外部の動物と接触がないことが殆なため、購入時よりツメダニは感染していたと推測されます。若いウサギでは抵抗力がありますが、ツメダニの寄生数が多い時やまた抵抗力の弱い場合は発症することもあります。
 ヒトも刺し、時々オーナーの手に赤い点々を診ることがあり、だぶんツメダニにさされた後ではと推測しています。

---------------------------------------------------------------------
■治療
 
レボリューションは本来は犬猫用ですが、ウサギに効能外使用できる薬剤のひとつです。皮膚に滴下するのみの薬剤で1ヶ月の効力があります。ツメダニは14-20日位で良くなります。月1回で最低3ヶ月の使用を薦めています。1回のみでは再発します。


【関連記事】  
bookright arrowノミの生態  
■無気門亜目のダニ類   
■ウサギの雌雄鑑別法
■ウサギ・モルモット・ハムスターの強制給餌について
■ウサギの便が肛門、足底に付着、蛆がわくこともあります。
■うさぎの門歯(前歯) 
■ウサギの眼 
■ウサギの去勢手術
■ウサギの避妊手術
■ウサギのエンセファリトゾーン


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

あ
dogマダニ(tick)とダニ(mite

 ダニは節足動物で、クモ、サソリの仲間になります。これまで約5万種が同定されていますが、全部が解明された訳ではなく、専門家の話では10万種はいると推定されています。しかしヒトや動物に悪影響を示すのはそのうちわずかです。
 
 気門(ヒトで言う呼吸器)の位置などに基づき,背気門亜目、四気門亜目、前気門亜目、中気門亜目、後気門亜目、隠気門亜目、無気門亜目の7亜目に分類されますが、
筆者はこの中で動物診療に関係がある亜目として、無気門亜目(チリダニ、コナダニ、ヒゼンダニなど)、前気門亜目(ツメダニ、ツツガムシなど)、中気門亜目(トリサシダニ、ワクモなど)、後気門亜目(マダニなど)の4亜目が大切と考えています。
 
 ダニは簡単に分類すると英語名で説明するのが一番わかりやすいと思います。英語で『ダニ』は聞かれると『tick』また『mite』 をおもい浮かべる方が多いとおもいます。無気門亜目、前気門亜目、中気門亜目は『mite』で、後気門亜目のマダニ類は『tick』になります。
 
 tick』について
 マダニは哺乳類、鳥類、爬虫類の血液を栄養源に生活しています。野山(写真①)の竹藪に生息して、近くをとおる、鹿、熊、イノシシ、猿などの二酸化炭素、体温を触知して素早く乗り移りし感染しています。しかし最近の宅地開発などの影響ですむところが失なはれ、近所の公園、住宅地の裏、畑でよくみられるようになりました。マダニは種特異性が強い寄生虫ですが、希に種間を越えてヒトを刺す場合があります。
 また平成23年にマダニの中にSFTSウイルスが発見され、ヒトはこのウイルスに感染すると、死亡するケースもありよくニュース・バラエティー番組でも取り上げられます。SFTSウイルスはマダニ類の5-15%が感染していますが、他のダニ類『mite』では感染はしません
 外に行かない小型犬、猫、ウサギなどはマダニに感染しませんのでSFTSウイルスの心配はありません。


①マダニの生息地
----------------------------------------------------------------------
mite』について
 無気門亜目では、家庭でアレルギーの原因になるチリダニ(camera②③)、封をあけた粉の中で増殖するコナダニ、皮膚の角質層に感染ヒゼンダニ(camera④⑤⑥)、動物の耳ダニ(camera⑦⑧など)、前気門亜目ではウサギの皮膚に感染するツメダニ、またツツガムシなど、中気門亜目では鳥類のワクモなどは『mite』と表されます。

② 
家庭内でアレルギーの原因(まくら、埃、畳)はチリダニがいます。
camera写真②③)

 --------------------------------------------------------------------
④ 
犬ヒゼンダニ(疥癬)成虫と卵 (写真④⑤) 


犬ヒゼンダニ(疥癬)に刺されたオーナーの腕。
--------------------------------------------------------------------
⑦ 
キュウセンヒゼンダニ(耳ダニ)成虫とウサギの耳ダニ外観
--------------------------------------------------------------------


【関連記事】
鳥類のジラミ感染
ノミの生態
マダニの生態
猫の耳ダニ

 


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

boartigerrabbitsnakemouseノミの生態

 ■ノミの感染
 私の動物病院のある川崎市多摩区ではノミは暑くなる時期(5-6月)より診られ、冬場(11月以後)になると殆ど診ません。 しかし最近はその傾向に変化が見られ、最近マンションで飼育される動物は飼育条件がよい関係で、秋-冬になっても少数ですがノミが診られます。
 また罹患動物はイヌ、ネコが主ですが、ウサギ・フェレット・ハムスターにも時々診られます。
 
---------------------------------------------------------------------
の
写真①

 camera写真①のノミ成虫の大きさは大体0.3mm-0.4mmで、ノミから見て1m60-80cmあるヒトはエベレスト山ぐらいに相当します。ノミはジャンプが得意で約1mも跳ねます。これもヒトに例えれば東京タワーの第一展望台まで飛び上がることに相当します。ヒトの走り高跳びの世界新記録(2m45)なのでノミのジャンプ力は驚異です。
 
-------------------------------------------------------------------- 
 写真②、メルク社のポスターより(改) ノミの繁殖サイクル
  ■ノミの生活史
 ノミは卵から幼虫、そしてさなぎ、成虫へと形態が変化していきます。卵は約0.5cmの白色卵で約1-10日で孵化して幼虫になります。幼虫は室内の片隅で、脱皮をくりかえし。約4-5mmに成長します。約8-18日で眉をつくりさなぎになります。さなぎは期間は約7日から6ヶ月です。そして温度条件がよいと羽化して成虫になります。これらのライフサイクルの循環するスピードは温度・湿度・環境によりノミの増殖は左右しますが梅雨時期は12-14日、春、秋は3-4週間、冬季は180日かかります。ノミ成虫は通常10-20日間生存でき、雌は1日10-20個の卵を産みます。気温が13度あるとcamera写真②のノミの繁殖サイクルは活性化します。都市のマンションは風通しが悪く、湿気が高く、ノミが増えるには良い条件になっている場合が多く、本院の外来でも、冬場はマンションで飼育している動物でときどきノミを診ます。風通しの良い『田舎のおじいちゃん・おばあちゃんの家』が ノミを繁殖させないとこには理想的な環境です。
 またエネルギー消費量を考慮して卵、幼虫、さなぎ、成虫で形態を考察すると、卵、さなぎの時期はエネルギー消費量は、床をはえまわる幼虫、カップルを求め、交尾したら卵を産むため動き回る成虫の10分-100分の1ぐらいのエネルギーしか必要としない試算もあります。エネルギーを使用すればするぼど、時間は早く進むと仮定すると、卵、さなぎはゆっくりした時間を過ごし、また幼虫や成虫はエネルギー消費が多いため、それらにくらべ早い時間を過ごすと推測されます。ノミは各ステージの目的にかなうよう時間の経過を設定していると考えられています。
 イヌノミは犬に、ネコノミは猫に感染することがノミにとって最も良い環境ですが、猫ノミは犬・うさぎ・フェレット・ヒトなど種を超えて感染します。北半球の日本ではイヌに感染したノミの60-70%位がネコノミです。
 また犬猫の瓜実条虫・ヒトの猫ひっかき病・犬猫ヒトのノミアレルギーなどを媒介します。
 
 感染は跳ねて別の動物の皮膚に移り寄生生活を始めるか、またオーナーの靴底に付着したノミの卵が成長して犬猫に感染します。                 
---------------------------------------------------------------------
 
の
ノミに感染していると皮膚は『黒こしょうのようなブツブツ』が診られます。 
 
の
写真③④、猫のノミ成虫感染の皮膚(③④)
 
これら『黒いブツブツ』はノミおよびノミの糞のことが殆どです。皮膚についた泥との区別は水道水を少々かけると、ノミ糞は血を吸っていますので写真のように赤くなります。
 

 写真⑤ ノミ取り櫛を使用すると、ノミとノミの糞がこのようにとれました。
 逆に少数寄生の場合は皮膚を診ただけだは診断不可能な場合もあります。ノミ取り櫛を使用することは診断の補助になります。

---------------------------------------------------------------------


 camera写真⑥、環境中のノミ成虫の割合
 ノミの診断は皮膚で発見される成虫(写真①)でしかおこなえません。成虫は写真⑥を見るとノミ全体の5%を占めているのみで氷山の一角を見ているに過ぎません。し5匹のノミ成虫が皮膚で発見されたら、環境に95匹の未成熟のノミ(さなぎ・幼虫・卵)がいる計算になります。
そのためノミの駆除には薬剤は長い間使用が必要になります。
 
---------------------------------------------------------------------
■ノミに刺されると
 筆者の経験ですが、ノミに刺されると、ひどい痒みが生じます。
獣医資格をとったころ、庭や廊下にノミが飛んでいるお宅に往診にいって刺されたことがあります。赤く腫れ、虫刺されの薬を塗布しても全く効果なく、1週間は大変でした。
この往診した御宅のように、いつもノミがいる環境で、この状態がずっと続くと考えるとゾットします。
 

【関連記事】
コンフォテンス錠(成分名スピノサド)
マダニの生態
犬の代表的な外部寄生虫
偶然発見したウサギのツメダニ
ウサギにおけるノミ幼虫の発見

 
最終更新:平成27年4月21日(月)23時5分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

オダガワ

tiger猫の耳ダニ症camera 


 

なかじょう1

なかじょう2
camera初診時の右耳、左耳の写真

 地元多摩区の症例です。避妊手術目的で来院した猫の耳をみたところ黒くなっていました。オーナーに聞くと、よく痒がっているそうです。またオーナー自身も最近少々痒みがあるそうです。

 耳垢は、鼓膜の中心で作られ徐々に外耳を移動しています。そのスピードはヒトで1日に0.1mmと非常にゆっくりです。そして耳介ではがれ落ちます。この症例は耳ダニがいたためそのスピードが増して耳垢多くなったと推察されます。---------------------------------------------------------------------

なかじょう3
camera耳掃除の内容物

なかじょう4

なかじょう5
camera顕微鏡(×100)で診ると、耳ダニ成虫(写真上)、卵(写真下)が診られました。

この症例は5枚目、6枚目のプレパラートで始めて発見できました。


 pencil2治療はセラメクチンを使用しました。

セラ 

 このオーナーは合計6匹の猫を飼っています。よく話を聞くと、他の猫も耳を痒がっているみたいです。新しく購入した猫に耳ダニが感染して、蔓延したみたいです。この耳ダニはヒトも痒みが生じますが、ヒトの皮膚では生育できませんので増殖はしません。しかし猫を治療しない限り再度おきる可能性があります。

 この耳ダニ症、単純な病気ですが、最近、本院ではよく診ます。またなぜかセカンドオピニオンでもきます。放っておくと、猫は中耳炎、内耳炎まで発達し治癒不可能になります。早めに気づいて、適切な薬剤を使用すれば100%治る病気です。ただし飼育している猫すべてに駆虫剤の投与が必要です。また卵に効果ある薬剤はありませんので月1回で合計2-3回薬剤は必要です。


【関連記事】
ノミの生態
無気門亜目のダニ類
犬の代表的な外部寄生虫
マダニによるSFTSウイルスについて
犬の抗てんかん薬
ウサギと抗生剤

最終更新:平成27年4月21日(火)15時5分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

あchick鳥類のハジラミcamera


  ハトに見られた羽毛のハジラミの症例です。

a
  以前は屋外で飼育していた、コザクラインコ、オカメインコの羽毛についた『黒いゴミのような物が動く』という稟告で、よく来院しましたが、最近は室内飼育が多く、殆どみません。

---------------------------------------------------------------------
 a

 このハトはセロハンテープで羽毛より採取して顕微鏡でハジラミが発見されました。その後駆虫剤を塗布し、よくなりました。

up arrow鳥類の外部寄生虫へ

■鳥類の内部寄生虫・検便はこちらへright arrow小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。


【関連記事】
tigerright arrow仔猫のハジラミ感染
chickright arrow白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース
chickright arrow打撲とメガバクテリア(マクロラブダス)感染のセキセイインコ
dogright arrow犬の外部寄生虫
chickright arrow鳥類の外部寄生虫


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

お rabbit偶然発見したウサギのツメダニ


うleft arrowright arrow

4才のロップイヤーの雄です。別の理由で来院してましたが、偶然、肩甲骨の間に痂皮を発見しました。とくに痒みはありません。

う

セロハンテープをあてて、皮膚検査をしました。顕微鏡で診たところやたらツメダニの卵の多い症例です。しかし卵をみせてもなかなかオーナーには説得できません。(×100)

 

う再度セロハンテープを皮膚にあてて検査しました。すると卵から脱皮している様子が診られました。(×100)

う

 プレパラートを細部までみたところ、やっとツメダニ成虫が1匹発見されました。卵も写真に写っています。処方はいつも同じ、セラメクチンで月1回で3回の指示をしました。(×100)


padright arrow【当院への道順】


 【関連記事】
mouseright arrowマウスのツメダニ
tigerright arrow猫の耳ダニ
bookright arrow後気門亜目のダニ類
rabbitright arrowウサギのノミ成虫感染
rabbitright arrowウサギにフィプロニールは禁忌です。
rabbitright arrowウサギのズヅキダニ
rabbitright arrowウサギの蟯虫


【break time】

あflower2カタクリの花(3月、東京都薬用植物園)


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

お
rabbitウサギにおけるノミ幼虫の発見

①  
■来院した写真①ウサギとオーナーが持参した写真②「黒く動くもの」

 飼育している4才雄ウサギの周囲に、このような「黒く動くもの」がおちていたそうです。

顕微鏡でみるとノミの幼虫がみられました。

 最近は犬猫でもこのノミの幼虫を診ることは殆どなくなりました。
環境中のノミ幼虫の発見はノミ成虫の感染を意味します。
ウサギのノミ感染は、種を越えて感染する可能性がある猫ノミが多いです。
しかしこのオーナーは他の動物はかってません。どこからノミが侵入してきたか不明です。
室内で飼育していても、靴底などに卵がついて、室内に運ばれ、感染する場合は希にあります。


■処置
 ノミの駆除には成虫駆除環境の整備が必要です。


そこで、ノミ成虫の駆除にはレボリューション®を使用しました

犬の例ですが、ノミは上記のようなライフサイクルをとります。(メルク社のポスターより、改)

そのため、飼育に使用しているものを熱湯消毒するように指示しました。


rabbitウサギに使用可能なノミ・ダニ製剤

③ 

 ウサギに使用可能なノミ・ダニ製剤は写真③レボリューション®(成分名・セラメクチン)写真④アドバンテージプラス®など(成分名・イミダグロプリド含有製剤)のみです。
 ウサギは他の製剤を使用すると死亡する場合もあります。


padright arrow【当院への道順】


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療
bookright arrowノミの生態
bookright arrow無気門亜目のダニ類
rabbitright arrowウサギの雌雄鑑別法
rabbitright arrowウサギ・モルモット・ハムスターの強制給餌について
rabbitright arrowウサギの便が肛門、足底に付着、蛆がわくこともあります。
rabbitright arrowうさぎの門歯(前歯) 
rabbitright arrowウサギの眼 
rabbitright arrowウサギの去勢手術
rabbitright arrowウサギの避妊手術
rabbitright arrowウサギのエンセファリトゾーン


 【break time】

あflower2朝鮮アサガオ

麻酔の全投薬アトロピンの原料になります。
しかしウサギの60%はこのアトロピンを分解する酵素をもしっていて効果ない場合が多いです。


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

adog犬の代表的な外部寄生虫camera



a

■犬のノミ症 
 犬にノミが感染すると、皮膚は「黒こしょう」のようにつずつずが診られます。
 日本では犬も猫ノミが殆どです。

 ノミが犬の体に寄生すると、かゆみのためにひっかいたりかんだりして皮膚炎を起こします。
 犬だけでなく、飼い主を刺すこともあり、激しいかゆみや皮膚炎を起こすことも少なくありません。
 またマンションなど密閉された環境で飼育している場合も最近ノミを診ることも多くあります。

up arrowdog犬の診療に戻る

--------------------------------------------------------------------

a

■犬のマダニ症(dog tick ⇒詳細はこちらへ
 写真のようなマダニが皮膚に寄生します。

 マダニは川沿い、野山の草に潜んでいて犬に感染します。
 最近新聞紙上で記載の多いSFTSウイルスはこのマダニの中に潜んでいます。

up arrowdog犬の診療に戻る


---------------------------------------------------------------------

a■犬の疥癬 sarcoptieccanis ⇒詳細はこちらへ
 犬の疥癬は皮膚の角質層に感染して、激しい痒みを示す疾患です。
 耳、鼻、腹部など皮膚の薄いことろにが好発部位です。
20年前はよくありましたが、最近は殆ど診なくなりました。

up arrowdog犬の診療に戻る

--------------------------------------------------------------------

a■犬の耳ダニ 
 
耳の中から黒い耳垢がでてききて、犬ちゃんが異常に耳を痒がる場合は耳ダニがいることが多いです。
 早く来院すればほぼ治る病気です。 経過が長いと内耳に炎症が及ぶこともあり、その場合は大変です。耳ダニはいなくなっても内耳障害は残ることもあります。
 
 犬の耳ダニはヒトへの感染がある意見もあります。また耳の中が黒くても他の耳疾患のこともありますので、早く動物病院で診療をお薦めします。

up arrowdog犬の診療に戻る


--------------------------------------------------------------------
 
a

■犬のニキビダニ症Demodex canis) 詳細はこちら
 生まれたときはニキビダニはいませんが、母犬から子犬は感染します。そのため殆どの犬はニキビダニはもっています。
 
 若い犬は(主に1歳未満)自然治癒する場合もありますが、また十分な免疫ができていないため、個体によっては皮膚病になることがあります。この場合は1歳位で自然治癒する場合もあります。

 年齢(主に1歳以上)が経ってからのニキビダニは基礎疾患を考えなければなりません。しかしみつかりにくいのが現状です。

up arrowdog犬の診療に戻る

---------------------------------------------------------------------

■犬の内部寄生虫dogright arrowこちらへ


padright arrow【当院への道順】


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療
chickright arrow鳥類のジラミ感染
bookright arrowノミの生態
bookright arrowマダニの生態
tigerright arrow猫の耳ダニ


 


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

お
rabbitウサギのミミダニ症
(正式名・ウサギキュウセンヒゼンダニ Psoroptes cuniculi

 新しいウサギを迎えたところ、両方の耳を痒がることで川崎市麻生区から来院した症例です。耳垢が多くあり、綿棒で採取すると耳ダニが発見されました。
 
感染は耳ダニに感染しているウサギとの接触でおきます。そのため購入時または預かってもらった施設が耳ダニに蔓延している不衛生な施設にあった場合におきます。自宅でずっと飼育していて、耳を痒がる場合は他の原因が考えられます。このお宅は同居のウサギがいるので、そちらにも駆虫薬をお願いしました。 

 以前はウサギのミミダニはよく診かけましたが、最近は珍しい疾患になっています。

---------------------------------------------------------------------               

右耳 左耳
cameraウサギの耳ダニ、左右耳の所見

 このような痂皮・鱗屑が耳の病変になります。またやたらに耳を痒がります。耳介に後肢で掻いた爪の跡が残る位です。犬猫の耳ダニように耳垢は黒くはなりません。

---------------------------------------------------------------------


ウサギの耳ダニの顕微鏡写真

 耳垢を綿棒で採取して顕微鏡で診ると、耳ダニ(正式名 ウサギキュウセンヒゼンダニPsoroptes cuniculiが発見されました。体長はメス0.37-0.55mm、オス0.4-0.75mmです。運がよければ、拡大ルーペでもみえることも可能です。生活史のすべてを外耳道で過ごし表面の上皮や組織液を食べて生きています。寿命は3週間位です。

---------------------------------------------------------------------

 この症例の治療には写真のレボリューション®(成分名・セラメクチン Selamectinを使用しました。
 この薬剤は背中の皮膚に垂らすのみです。皮膚より吸収して血管に入り、全身に効能を示す薬剤で、当然、耳にも薬剤は分布します。犬猫のミミダニに唯一認可のある薬剤です。

 犬猫用ですがウサギも安全に使用でき、だいたい耳ダニは4-5日でよくなります。耳掃除は必要ないケースが殆どです。
 あれこれ薬剤をほしがるオーナーもいますが、ウサギの耳に二次感染がなければ、他の点耳薬(抗生剤、抗炎症剤)の併用は必要ありません。


 耳ダニの生活史は3週間です卵・幼ダニ・前若ダニ・後若ダニ・成ダニ、5期をすべてを外耳で過ごしますまれに肛門付近や陰部、四肢に寄生したケースもあります。

 レボリューション®を使用する際の注意点として、ミミダニの卵には効能は示しませんので、レボリューション®は1回のみの使用だと再発します。
 本院では、耳ダニの生活史を考慮して、
月1回で3ヶ月間(合計3回)はレボリューションを皮膚にたらしてもらっています。また念のため、ウサギの使用製品の熱湯消毒も併せてお願いしています。

--------------------------------------------------------------------
 ■点耳用のミミダニ駆虫剤
 以前は皮膚の薬剤を希釈して点耳使用してました。セラメクチンの販売で、今は点耳はやる必要はなくなりました。


 padright arrow【当院への道順】


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療
tigerright arrow猫のミミダニ症
tigerright arrow猫のミミダニ症その2
snakeright arrowフェレットのミミダニ症
bookright arrow無気門亜目のダニ類


 【break time】
あ
flower2ツルニチニチソウ(東京都薬用植物園、7月)

よく園芸店でみるニチニチソウは別属です。
別名、ビンカはツルニチニチソウの学名です。
抗がん剤、ビンクルスチン、ビンブラスチンの原料です。

 
 
 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.21更新

あ
bookコンフォテンス錠(成分名スピノサド)

 月1回飲むことでイヌ・ネコのノミ・マダニ駆除が殆ど(98%)可能でな薬剤です。
特徴は投薬後3-4時間の短時間で駆除が可能なことです。


本院で処方可能です。いろんなサイズがあるので電話確認下さい。

 
 スピノサドはバージン諸島の土壌中から発見された放線菌の1種、サッカロポリスポラ・スピノサが産生する殺虫活性成分であり、これを用いた本剤は従来の殺虫剤とは異なる作用機作とユニークな特長を持ちます。先行販売されていたアメリカではこの薬剤は人気が高くよく売れているそうです。

 本院ではノミ・マダニには皮膚滴下型(スポットタイプ)のフロントラインなどで良好な評価は得てきました。個人的にはわざわざ今さら「飲む薬剤」を投与する必要があるのかとおもいましたが、最新薬にはよい特徴があるのでご紹介します。

---------------------------------------------------------------------

 ●使用動物 犬猫のみ エキゾチック動物は不明です。

 

平成24年7月13日より猫も認可がおりました。のら猫のノミ・ダニ予防・駆虫には最適でと考えます。抱っこなどにより、ノミ・ダニ用の皮膚滴下剤が犬猫の皮膚から人(特に幼児)の皮膚に付着して気になる方被毛がぬれることに抵抗あるにお薦めです。
スポット剤で一部、効能が低いとも報告されている眼の周り、鼻先、指の間のマダニ感染にも血液で全身を回るので効果あります。クリイロコマダニにも効果あります。
 LD50は7500mg/kgと高い(家庭の食塩でLD50が3000-4000mg/kg)薬剤です。参考までにスピノサドの犬の投与量は30mg/kgです。
---------------------------------------------------------------------
■コンフォテンス錠(成分名スピノサド)の効能を示す寄生虫










---------------------------------------------------------------------
■コンフォテンス錠(成分名スピノサド)の作用機序
①経口投与
②腸から速やかに吸収
③血液中へ
④全身の脂肪に移動、
⑤少しずつスピノサドを放出して血液中へ1ヶ月の間維持します。
⑥スピノサドは吸血作用のあるノミ・マダニのみ駆虫効果があります。
⑦排泄は肝臓6割、腎臓3割です。末期の肝不全・腎不全でない限り投薬は問題ありません。便、尿の中のスピノサドの代謝産物はでますが、1週間で分解して環境に悪影響はありません。

【関連記事】
鳥類のジラミ感染
ノミの生態
マダニの生態
猫の耳ダニ

 最終更新:平成27年4月21日(月)16時00分


 

投稿者: オダガワ動物病院

前へ