小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.09.24更新

あ
dogtiger犬猫のマダニの生態、駆除剤

■マダニ『tick』とのダニ『mite
 ダニ類は簡単にわけると野山にいるマダニ『tick』とふつうのダニ『mite』に分けられます。また薬剤も異なる場合が多いです。 診察室でオーナーと話すとこの違いがわからないて困っている方を多く診ますので以下に記します。
 
 ふつうのダニ『mite』は家庭でアレルギーの原因になるチリダニ、封をあけた粉の中で増殖するコナダニdogtigerrabbitsnakeright arrow耳ダニ、dogright arrow皮膚の角質層に感染ヒゼンダニrabbitright arrowウサギの皮膚に感染するツメダなどを指し、動物に感染するダニ『mite』はrabbitright arrowノミtigerright arrow耳ダニに認可のある薬剤の使用で駆虫可能です。
 
 しかし野山にいるマダニ『tick』の駆虫はマダニまで効果ある駆虫剤を使用しなければなりません。(下記参照)
今マスコミで騒がれている『SFTSウイルス』は、ヒトがマダニ『tick』に刺されて感染が成立します。ふつうのダニ『mite』からは感染はしません。

もcamera1)、マダニは幼ダニ、若ダニ、成ダニ3期の発育期があり、各発育期のダニは吸血します。
写真の右2つは若ダニ、左3つは成ダニと推定されます。

■マダニとSFTSウイルス
 マダニは本来山林にいて、イノシシ、シカなど野生動物を吸血源で共存してました。SFTSウイルスも同様に共存していたと考えられます。近年これらの生息地域が宅地開発されたことから、市街地の公園の草むらに山中で生活していたマダニが見られるようになりました。そのためヒトもこれら地域に出入するため、マダニに吸血される機会が増え、SFTSウイルス感染が報告されるようになったと推察されています。
マダニの10分の1ぐらいがSFTSウイルス保有しています。ヒトが動物に感染しているマダニに刺されたり、またアウトドアーなどで野山にいるマダニに直接刺されたり、希なケースではSFTSウイルスに罹患している動物に噛まれて感染が成立します。
散歩に行く犬、屋外で飼育している猫にはマダニ類『tick』まで駆除が可能な薬剤の使用をお薦めします。またオーナー自身も野山の散歩の際は長袖、長ズボンを装着し、休憩時はパーカーなど草むらに置かないなど注意が必要です。
本院の近所なら多摩川、枡形山、生田緑地などに散歩する方は特に注意ですが、自宅の前の草むらにもマダニはいます。

ダcamera2)、マダニは寄生する機会を待ちながら草丈30cm位で生活しています。

 ■マダニの生態
 マダニは血を吸うことに特化した生き物です。寄生部位は主に動物の皮膚です。分類学的にはダニ目マダニ亜目(以前は後気門亜目と呼ばれていた)に属し、ふつうのダニ『mite』との相違は『①口下片に逆行性の歯状突起をもつ②第一脚末結節にハラー氏器官(感覚器)をもつ。③気門が第3脚、第4脚基節付近に開口する』の3点で異なります。

 高さ30cm位の葉の裏などで潜んでいます。犬、野生動物の皮膚に感染を狙っているので最適な高さです。葉では第一脚を左右に前方振って生活しています。イノシシ、シカ、犬、ヒトなどと二酸化炭素が多い獲物が来たと感じると第1脚の先端にある「ハラー氏器官」が検知して、草から動物に飛びつくます。マダニにとって餌となるのは動物の血です。二酸化炭素を通して外界の反応をみて寄生をはかり種族維持をしています。(参照、実験でシャレーにマダニをいれて息をかけると活発にうごきまわります)
 皮膚に乗ってもすぐに吸血はしないで、適した場所を探します。(2時間位皮膚の上を歩く場合も)
犬では耳介、鼻の周りなど皮膚の柔らい場所が好みです。
 あcamera4)TBSテレビ 新・情報7daysニュースキャスター。平成17年7月29日放送より

 睡液に含まれる酵素で皮膚を溶かし、また鋏角と言う針のような物で動物の皮膚を切開します。このとき局所麻酔様の物質をだしているため痒みはありません。次に口下片という横に棘をもった突起物をその穴に押し込みます。すると口下片の鉤状の歯と鋏角にから、セメント様物質がでてマダニが皮膚に固定し落下できなくなり、その状態で知らぬ間に吸血されます。そのためマダニを発見してもはずれにくく、強引にとるとマダニの頭部は皮膚に残ります。(camera4)

あメルク社の資料より

 動物に寄生するマダニは3宿主性で、幼ダニ(3-4日)、幼ダニ吸血(数日-10日)、落下して脱皮(10-18日)、若ダニ吸血(数日-10日)、落下して脱皮(12-20日)、雌成ダニ吸血(数日-10日)、そして皮膚からおちて産卵します。雌成ダニで血を吸うと100倍、約3cmの大きさのもなり血を沢山蓄えられる構造になっています。吸血量は48時間以後に最高になります。逆に1匹の成ダニが飽血状態に達すると吸血された動物は5mlの血を失う見解もあります。
 3年の寿命のうち3回吸血します。(幼ダニ、若ダニ、成ダニ)吸血期間は1ステージ当たり、上記したように数日かた10日ですが3回合計日数で約20-30日間吸血しています。しかしヒトで40日間吸血したケースもあり個体差はあります。

あcamera3)、草むらの散歩で感染した犬のマダニ感染。(1月の症例)
腫瘍ができたと勘違いして来院するケースもあります。 
 

dogtiger犬猫のマダニの駆除剤
 以下マダニ類『tick』の駆虫について述べます。
これらはノミとマダニの駆除に認可のある薬剤を指します。
各々の薬剤は様々な付加価値がありますので、飼育形態を考えて薬剤を選ばれることをお薦めします。

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explosion動物別注意点 
 これら薬剤は殆どがdogtiger犬猫兼用です。
しかしdog犬用のみ(フォートレオン®、ネクスガード®)製品も販売されています。猫への使用は控える製品もあります。
また効能外使用になりますがフォートレオン®に限りrabbitウサギにも使用可能とされています。rabbitウサギはこの製品以外を使用した場合、死亡例報告のある薬剤もあり、ノミ、マダニの感染の薬物選択には細心の注意が必要です。
詳細はよく掛り付け獣医師とお話し下さい。
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皮膚滴下剤】
 
あ
dogtigerフロントライン®プラス(成分名、フィプロニル、(s)-メトプレンの合剤)
 犬猫用で、right arrowノ ミright arrowマダニright arrowシラミに作用します。フィプロニルは、脂肪に富む体表や表皮に分布し、さらに皮脂腺に集まりプールされます。そこから徐々に皮脂とともに皮膚 や被毛上に放出され right arrowノミright arrowマダニを接触によってすみやかに駆除します。このことにより長期間の持続効果が得られ、シャンプーや水浴の影響もうけにくいとされています。
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あdogtigerマイフリーガード®(成分名、フィプロニル)
マイフリーガード®はフロントライン®のジェネリック品です。
フロントライン®にくらべて安価で、効能は殆ど変わらないと報告されてます。
right arrowノミright arrowマダニに作用する
犬猫用です。
注意点としてフィプロニール製剤はright arrowrabbitウサギなどは絶対禁忌です。
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dogプラクティック®(成分名、ピリプノール) 
ピリプノール皮膚滴下剤犬のみです。希釈剤はジエチルグリコールモノエチルエーテルであり、この物質にアルコールは入っていないため、他社でアルコール過敏の犬にも使用可能とされています。本院では使用してません。また筆者が知る限り、猫・ウサギでは使用報告がありません。
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あ
dogフォートレオン®(成分名、ぺルメトリン、イミダクロプリド)
フォートレオン®は2種類の薬剤が配合されています。
right arrowマダニの皮膚への付着を阻止してし、咬みつく前に駆除するぺルメトリンと、right arrowノミの吸血を阻止してright arrowノミ成虫に駆除効果を発揮するネオニコチノイド系イミダクロプリドが配合されています。
 
皮膚滴下剤
で使用認可は
犬のみです。
猫にぺルメトリン製剤は禁忌です。
効能外になりますがrabbitウサギにも使用可能です。

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■皮膚滴下剤の副作用症例

あ
滴下部位にリンクして皮膚が脱毛します。
滴下剤に含有されているアルコールに
アレルギーをおこしていると推測されます。
治るには1ケ月位かかりました。

あ
また他に滴下すると、背中を床にこすりつけて嫌がる犬もいました。
(本院ではこのような副作用は年に1-2匹です。)

●このような場合、下記の経口薬が便利です。down arrow


     【経口剤】        

1■「ブラベクト」(成分名 フルナナレル)は経口で
right arrow犬に3ケ月間の効果あるノミ・マダニ製です。---------------------------------------------------------------------

 
dogtigerright arrowコンフォデイズ®(成分名 スピノサド)、経口剤
 コンフォデイズ®は2012年に販売されたスピノサド製剤です、
ノミ、ダニ用経口剤で
犬猫用があります。
猫の経口薬はこの薬剤のみです
スピノサド製剤はときどき吐くのが欠点です。
 
a 
dogパノラミス®(成分名 スピノサド、ミルベマイシンの合剤)
  パノラミス®は2015年に発売されたスピノサドとミルベマイシンの合剤で、
ノミ、ダニの他にもフィラリア、線虫類の予防も可能です。
月1回の使用です。
 ---------------------------------------------------------------------
あ
■ネクスガード®スペクトラ
(成分名 アフォキソラネル)、経口剤
 ネクスガード®は2015年に犬用で販売されたフィラリア予防、right arrowノミright arrowダニ用の経口薬剤です。滴下タイプが苦手な方にはお薦めです。ノミ、ダニに良好に作用します。月1回の使用です。
 
注意点
スピノサド製品、ネクスガード®は一度に複数回(当院では多い方で7回)を処方するケースが多い薬剤です。両薬剤とも嗜好性は良好なため、動物に目の届かない場所で保管しないと薬剤をすべて食べてしまったケースもあり注意が必要です。なおこれら経口ノミ、ダニ製剤は
ウサギなどは使用報告はありません。
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■まとめ
 私の開業している地域ではノミ、マダニは5月から10月頃までこれら薬剤の投与で殆ど感染は診られません。
 しかし(camera3)のように、希にマダニは冬でも感染が診られます。
また最新のマンションで飼育されている犬猫がトリミングにくると、密閉性が高いせいか、冬でもノミが診られる場合もあります。
 薬剤は年中必要な場合も生じることがあります。ノミは13度以上の環境だと年中繁殖します。

padright arrow【当院への道順】


 【関連記事】

 【break time】

あ glitter3尾瀬(10月)


 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.09.24更新

おbookウサギ、モルモット、ハムスターに安全に使用できる
ノミ、マダニ製剤
 


あrabbitノミに感染したウサギの皮膚、皮膚に黒コショウをまいたようになります。

a
rabbitウサギのツメダニ感染、犬同様耳介部に診られます。
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 薬事法の関係で、どのノミ、ダニ製剤もパッケージにはdogtiger犬猫に認可の記載はありますが、rabbitウサギ始めエキゾチックに認可された薬剤はありません。当然rabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスターなどへ投与可、また不可の記載は殆どありません。

 しかし経験的な使用観点から、効能外使用により、rabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスター、snakeフェレツトなどに安全に使用できる薬剤はいくつかあり下記に紹介します。

 特にrabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスターはノミ、ダニ製剤right arrow抗生剤は、両方とも誤った薬剤を使用すると死亡するケースもあり注意が必要です。

 ここに紹介する薬剤は診察してから処方が許される医療用の薬剤に相当します。効能外使用になりますので、掛り付けの獣医師とよくご相談の上ご使用ください。効能外使用になる関係で、本院で処方した薬剤以外の質問はお断りしています。    

up arrowrabbitウサギの診療に戻る

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【エキゾチックに使用可能なノミ・ダ剤、すべて皮膚滴下剤】

●商品名・レボリューション、犬猫用
●成分名・セラメクチン(Seramectin
) 

 
 イベルメクチンから進化してできた薬剤です。フィラリアの予防(犬猫)、成ノミ駆除、卵の孵化にも抑制(犬猫)、耳ダニ駆除(犬猫)、駆虫剤、回虫(猫)と幅広く使用できます。
当院では効能外使用でrabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスター、snakeフェレツトのノミ、耳ダニ、ツメダニ、シラミなどに使用しています。マダニには効果ありません。

デボレボリューション®

aレボリューション®の副作用
ノミ感染のために使用、皮膚に滴下した場所にリンクして、脱毛が診られた症例。
約1ケ月後完治。本院では脱毛はウサギではこの1例のみです。

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●商品名・アドバンテージ・プラス、犬猫用
●成分名・イミダグロプリド(Imidacloprid
)と
ピリプロキシフェン
Pyriproxyfen)の合剤

 
 当院では使用はしていません、本来は犬猫のノミ単独に効能を示す製剤で、ノミ成虫の駆除にイミダグロプリドが、またノミの卵や幼虫の環境中の繁殖を抑制することにピリプロキシフェンが作用します。
 
効能外使用でrabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスター、snakeフェレツトにも同様の作用が期待できます。
 
この製品に含まれるイミダグロプリドはニコチンの化学構造を基に合成されたネオニコチノイド系殺虫剤(クロロニコチル系の総称)に属し、イギリスではウサギに使用認可されています。
 またピリプロキシフェンはIGR(昆虫成長制御剤)に属します。ノミなど昆虫類に選択的に薬効を発揮し、哺乳類には毒性が低い薬剤です。
 これらのダブルブロック効果により、室内環境対策を含め総合的にノミ駆除をコントロールします。

あどアドバンテージ・プラス®
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●製品名・フォートレオン、犬用
●成分名・イミダグロプリド(Imidacloprid)と
ペルメトリン(Permethrin)の合剤

 
 本来は犬に寄生するマダニ・ノミの駆除剤です。効能外使用でrabbitウサギにも同様な作用が期待されます。
成分のひとつペルメトリンはイミダグロプリドと協力してノミやマダニに対して薬効を示します。
ヒト・哺乳類に対する毒性は低く比較的安全に使用できますが、tigerネコは毒性が高く使用不可です。

あ
フォートレオン®

up arrowrabbitウサギの診療に戻る

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 獣医師により個人差がありますが、
本院ではここに紹介されている以外で、
日本で販売されているノミ・ダニ製剤は
ウサギ、モルモット、ハムスター、フェレツトには
禁忌と考えています。
(ただし犬猫には良い薬剤です。)


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dogright arrow犬の代表的な外部寄生虫
bookright arrowマダニによるSFTSウイルスについて
dogright arrow犬の抗てんかん薬
rabbitright arrowウサギと抗生剤


 【break time】

あ

あflower2外部寄生虫の駆虫薬はこのシロバナムシヨケギク(除虫菊)が始まりです。


 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.09.24更新


あ
tiger犬猫用のノミ・ダニ製剤について

2017年8月30日(水)放送のNHKクローズアップ現在で『命を奪うマダニ感染症 ペットも野生動物も危険!?』
はじめマスコミでノミ、ダニ(特にマダニ)の危険性が多く紹介されています。
 
 ■このページは犬猫が中心の記載になります。
犬猫以外にノミ・ダニ製剤をご使用の予定の方は必ず下記をお読みください。

rabbitboarmousesnakeright arrowエキゾチック動物に安全に使用できるノミ、ダニ製剤 

dogtiger犬猫用、飲み薬タイプ

 以下の方は、経口薬のノミダニ剤の使用がおすすめです。
①ペットが薬剤で被毛がぬれることに抵抗あるオーナーの方
②抱っこなどにより、皮膚滴下剤が犬の皮膚から人について特に幼児になにかあってはと心配している方。
(なお皮膚滴下剤が犬猫の皮膚から人について悪影響を及ぼしたことは現在報告はされていません)
③皮膚滴下を使用すると仰向けになって背中をこすりつける場合
④野良ネコなど、皮膚滴下剤が使用しにくい場合。

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dogtigerコンフォテンス錠®
■成分名スピノサド

  ●使用動物 犬猫のみ エキゾチック動物は不明です。
月1回飲むことでイヌ・ネコのノミ・マダニ駆除が殆ど(98%)可能でな薬剤です。
特徴は投薬後3-4時間の短時間で駆除が可能なことです。

right arrow本院で処方可能です。いろんなサイズがあるので電話確認下さい。

 
 スピノサドはバージン諸島の土壌中から発見された放線菌の1種、サッカロポリスポラ・スピノサが産生する殺虫活性成分であり、これを用いた本剤は従来の殺虫剤とは異なる作用機作とユニークな特長を持ちます。
先行販売されていたアメリカではこの薬剤は人気が高くよく売れているそうです。

 right arrow本院ではノミ・マダニには皮膚滴下型(スポットタイプ)のフロントラインなどで良好な評価は得てきました。個人的にはわざわざ今さら「飲む薬剤」を投与する必要があるのかとおもいましたが、最新薬にはよい特徴があるのでご紹介します。

  抱っこなどにより、ノミ・ダニ用の皮膚滴下剤が犬猫の皮膚から人(特に幼児)の皮膚に付着して気になる方。また被毛がぬれることに抵抗あるにお薦めです。

 スピノサドにミルベマイシンオキシムを加えたパラノミス®は犬のフィラリア予防にも使用できます。
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あ

 平成24年7月13日から猫も認可がおりました。嗜好性は良く、猫で唯一日本で認可のあるの経口ノミ、ダニ剤です。のら猫のノミ・ダニ予防・駆虫には最適でと考えます。副作用は投与後吐くことですが、食事とともにあげると嘔吐が減少します。
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■コンフォテンス錠(成分名スピノサド)の効能を示す寄生虫









 
①ノミ                   ②マダニ
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■コンフォテンス錠(成分名スピノサド)の作用機序
①経口投与
②腸から速やかに吸収
③血液中へ
④全身の脂肪に移動、
⑤少しずつスピノサドを放出して血液中へ1ヶ月の間維持します。
⑥スピノサドは吸血作用のあるノミ、ダニのみ駆虫効果があります。
⑦排泄は肝臓6割、腎臓3割です。末期の肝不全・腎不全でない限り投薬は問題ありません。便、尿の中のスピノサドの代謝産物はでますが、1週間で分解して環境に悪影響はありません。

■特徴
①スピノサドは経口薬で、血中に速やかに吸収され効能を示す薬剤です。
 経口投与して3-4時間で90%のノミを死滅させます。一番早くノミを死滅させます。
②シャンプーをするとスポット剤の効果を弱くします。 
 スポット剤のメーカーはシャンプーの影響なない記載を多くみますが、スポット剤は適度に皮膚がよごれている法が効能は得られることは事実です。
 アメリカの動物皮膚科の専門医の方々も週2回シャンプーが必要なら、経口薬のスピノサドを選ぶ方は多いです。スポット剤は入浴を多くした場合、駆除効果、持続性に懸念をもっている動物皮膚科の専門医は多いみたです。
③スポット剤は殆どの製品がアルコール・グリセリンに溶解しています。
 滴下部位に皮膚炎をおこしたりする犬猫への使用は薦められません。
④スピノサドのマダニへの効果。 
 皮膚滴下剤で効能が薄いとされた、動物の眼の周り、鼻先、指の間の感染にも血液で全身を回るので効果あります。また同様にフィプロニ-ル剤で効能が低いと推察されているクリイロコマダニにも効果あります。

■嗜好性 
 投薬して食してくれる確率はアメリカでは90%とされていますが、日本は小型犬が多いのでそこまでは食べてくれないと予想されています。砕いて餌に混ぜたりする必要はあります。
 この薬剤はブルスター包装になっており、簡単に動物や幼児が開けないようになっています。

■副作用
①日本では0.8%(アメリカでは0.25%)で嘔吐がありますが、一時的なことが多いです。14週令未満の犬は嘔吐が多く投与不可になっています。本院の経験では嘔吐する犬はもう少し多い気がします。
②2.3kg以下の犬では治験をおこなっていないので同様投与不可になっています。実際超小型犬に投与したことはありますが、とくにその他の犬と差はないように感じています。
③使用禁忌の場合
 ニキビダニ症でイベルメクチン類の高用量の治療をうけている犬は注意です。(フィラリア予防薬は低用量で問題ありません。)
④フレーバーは豚由来、加水分解した大豆を使用していますので、これらの食物にアレルギーのある犬猫は担当獣医にお話ください。
⑤LD50が7500mg/kgと高く安全です。(家庭の食塩でLD50が3000-4000mg/kg・スピノサドの犬の投与量30mg/kgです。)
LD50は50%のマウスが死亡する量です。どのような薬剤でも記載があります。

dogネクスガード®
■成分名 アフォキソラネル(afoxolaner)

 ネクスガード®はアフォキソラネルを有効成分とする嗜好性の高いソフトチュアブルタイプの犬のノミ・マダニ駆除薬です。
犬専用に開発された新しい製剤で安全性が高く、速やかな効果により、ノミが産卵する前に駆除することができます。
また、ノミ・マダニに対して1ヵ月間効果が持続することが確認されています。

あ
商品名 ネクスガード スペクトラ

本院では、フィラリア予防を可能な、ミルベマイシンオキシムも含有したネクスガードスペクトラを使用しています。
嗜好性がよく、投与後の嘔吐もなく使用しやすい薬剤です。日本では猫に認可のない点が残念です。


犬猫用、皮膚滴下剤

■成分名 フィプロニル(Fipronil

dogtigerフロントライン®、dogtigerマイフリーガード®

  フェニルピラゾール系の外部寄生虫駆除剤フィプロニルを含有します。商品名は2種ありフロントライン®は先発品、マイフリーガード®はジェネリック品です。実験では薬効は両方とも変わらないため本院ではマイフリーガードを中心に販売しています。
 ノミに対しては犬で約2カ月、猫では約5週間効果が持続します。マダニに対しては犬猫ともに約1カ月間効果が持続します。またシラミにも作用します。

 皮膚に付着すると、脂肪に富む体表や表皮に分布し、さらに皮脂腺に集まりプールされます。そこから徐々に皮脂とともに皮膚や被毛上に放出され ノミ・マダニを接触によってすみやかに駆除します。このことにより長期間の持続効果が得られ、シャンプーや水浴の影響もうけにくいとされています。皮脂腺を使って予防するこのタイプの薬剤は90%ノミ死滅には6-12時間かかります。
 
 フィプロニル製剤でプラスがつくにはフィプロニルと(s)-メトプレンの合剤です。(s)-メトプレンが含有している製品は、ノミの卵の孵化、幼虫から蛹への変態を阻害します。本院の経験的ではフィプロニル製剤単剤と効果はあまりかわないと考えてあり使用してません。

 フィプロニルはウサギはじめエキゾチック動物(フェレットを除く)には禁忌とされています。

フロントライン 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これらのスポットタイブは皮膚にたらして効能を示す薬剤をさします。誰でもでき10週令から使用できます。
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 dogtigerフロントライン スプレータイプ

① 
 スプレータイプは人気はありませんが、写真①の生後2日目より使用可能です。
保護された子犬・仔猫にノミ、ダニ、シラミがいた場合に幼少期
から使用できるます。

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dogtigerジェネリック品

 

 

 

 

 

 
マイフリーガード®
 
マイフリーガードはフロントラインのジェネリック品です。

 ■成分名・フィプロニルの認可ある効能
  
①ノミ駆除   ②マダニ駆除  ③シラミ駆除


■成分名・セラメクチン(Selamectin)製剤

 

 

 

 

 

 

 


商品名はレボリューション®

 犬猫用の製品です。効能は動物医療用薬品に属し、フィラリアの予防(犬猫)、成ノミ駆除、卵の孵化にも抑制(犬猫)、耳ダニ駆除(犬猫)、駆虫剤、回虫(猫)と幅広く使用できます。マダニには効能はありません。スポットタイブでは一番早く、生後6週令から使用可能です。6週以上の犬猫に可能です。スポットオンタイプの薬剤で最も早い時期から使用可能です。
 イベルメクチンIvermectinに過敏なコリーなどにも効能使用量なら安全でに使用できます。
 またこの薬剤は効能外使用でエキゾチックにも比較的安全に使用できます。

■使用法 
  上記同様、使用が簡単なスポットオンタイプで、投与をより確実にできます。犬猫で1ケ月おきに1回 肩甲骨間背部の被毛を分け、皮膚上に直接1個全量を滴下します。
セラメクチンは投与後、速やかに皮膚から吸収され、メーカーの見解では2時間後にシャンプーをしても有効性は低下しません。3-4時間で90%のノミを死滅させます。

■セラメクチンの認可効能 
     
①ノミ駆除  ②フィラリア予防 ③シラミ駆除 ④耳ダニ駆除            
   
⑤猫回虫駆虫

right arrow副作用 
 犬猫で0.5%に嘔吐。約1%の猫に脱毛があります。嘔吐はセラメクチンは嗜好性の悪い薬剤なので皮膚の滴下したあと舐めておきるとされています。


 ■成分名、ピリプノール製剤

プラクティック®  


 
ピリプノール皮膚滴下剤犬のみです。
希釈剤はジエチルグリコールモノエチルエーテルであり、この物質にアルコールは入っていないため、他社でアルコール過敏の犬にも使用可能です。


■成分名・ピリプノールの認可効能
  
①ノミ駆除   ②マダニ駆除 

 


■成分名、ぺルメトリン、イミダクロプリド製剤

フォートレオン®
あ

 
フォートレオン®はぺルメトリン、イミダクロプリドの2種類の薬剤が配合されています。
マダニの皮膚への付着を阻止してし、咬みつく前に駆除するぺルメトリンとノミの吸血を阻止して、ノミ成虫に駆除効果を発揮するネオニコチノイド系イミダクロプリドが配合されています。イミダクロプリドは(真皮まで届かない表皮部分に広がるタイプ)は90%ノミ死滅には6-12時間かかります。
 
フォートレオン®の
使用認可は
犬のみです。
猫にぺルメトリン製剤は禁忌なためです。イミダクロプリドのみの製剤のネコへの使用は問題ありません。

■成分名・ぺルメトリン、イミダクロプリドの認可効能
  
①ノミ駆除   ②マダニ駆除 


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padright arrow【当院への道順】


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tigerright arrow猫の耳ダニ


 【break time】

あflower2コマクサ(乗鞍、畳平、8月)


 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.09.12更新

あdog犬のニキビダニ症(Demodex canis


犬のニキビダニ症は他に毛包虫・アカルス症・デモデックスなどいろいろ名称がある疾患です。
呼び名は一定してませんが、正式名称はニキビダニ症になります。

人では
 ニキビダニは基本的に深刻な害を及ぼすことはないことは殆どありません。ストレス、ホルモンの分泌異常で顔の皮膚が荒れることはありますが、普通の石鹸で清潔していることで予防、治療は可能な場合が多く、特に薬剤が必要なことは殆どないみたいです。(なお詳細はヒトの皮膚科医に聞いてください)
 
犬では
 ニキビダニは人同様、犬の毛穴に寄生して棲みついています。正常な犬にもいる場合があります。免疫の異常が主因で軽度~重度の皮膚病をおこします。

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■ニキビダニ症の犬の予後は年齢でかわります。
1才未満の場合
 生まれたての仔犬がニキビダニが感染している母犬の体に寄り添い、母乳を吸う時など濃密な接触が必要です。このような時に仔犬の毛穴にニキビダニが感染します。
 感染がおきたあと免疫が完成されてない1才未満仔犬ではストレスがあると発症すると言はれていますが、ニキビダニがいても全く症状をださないこともあります。
 また多少のニキビダニは元々どんな犬の毛穴にいるという意見もあり、詳細なメカニズムは不明です。
1才未満の場合は免疫が未熟でおこるので、薬用シャンプーで比較的予後は良く治ることが多いです。人のクレアラシルのように毛穴に浸透の良いシャンプーがお勧めです。
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■ しかし犬で1才位を超えた成犬、特に老齢期の犬では体力や免疫力の低下でおきます。
 またリンパ腫などの腫瘍性疾患、副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能低下症などの基礎疾患を患っている場合は免疫力の低下がおき発症する傾向があります。しかし臨床の現場では基礎疾患の原因が追及できない場合の方が多いです。
 皮膚のブドウ球菌が二次感染を起こすと化膿をおこし悪化要因になります。
 成犬で発症した場合、完治は出来ない場合も多くいます。また1-3ヶ月に1回は薬剤を投与して、コントロールできる犬もいます。本院の経験では1才以上(成犬)の場合7割位が維持治療が必要のように感じています。--------------------------------------------------------------
●症例 

あ

あ
  2才の雑種雄です。眼、口唇の周り、前足などが特に感染しやすすい部位です。
  この症例は内股から皮膚全体に紅斑が診られました。

ニキビダニはストレス始め、何らかの要因で異常繁殖し、毛根がダメージを受けて脱毛します。酷くなると本症例のように顔から頭や首へ、前足から肩や胴へと広がっていくこともあります。

 あニキビダニ

皮膚検査でニキビダニが発見されました。ニキビダニの体長は0.2~0.3mmほどです。
ニキビダニの毛穴にいるので、皮膚検査は血がでるくらい深く診る必要があります。

 またニキビダニの犬は去勢・避妊をして、このような体質を後世に残さないことも大切です。

 この症例は2週間に1回のデクトマックスの注射で、合計6回投与でよくなりました。しかしデクトマックスをやめると再発してしまいました。
 そこで維持治療を3ヶ月1回で合計2回実施しました。維持治療後も病変はよくなりました。
今後、維持療法の必要性を説明しましたが、理解は得られなくその後経過は不明です。

 最近はフルナナレルなどの投与が良い報告もあります。


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【break time】

あ flower2トリカブト(8月ー9月)に花が咲きます。
(8月、白馬岳)


投稿者: オダガワ動物病院