小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.04.02更新

お rabbit偶然発見したウサギのツメダニ
Cheyletiella parasitivorax) 


うleft arrowright arrow

4才のロップイヤーの雄です。別の理由で来院してましたが、偶然、肩甲骨の間に痂皮を発見しました。とくに痒みはありません。

う

セロハンテープをあてて、皮膚検査をしました。顕微鏡で診たところやたらツメダニの卵の多い症例です。しかし卵をみせてもなかなかオーナーには説得できません。(×100)

 

う再度セロハンテープを皮膚にあてて検査しました。すると卵から脱皮している様子が診られました。(×100)

う

 プレパラートを細部までみたところ、やっとツメダニ成虫が1匹発見されました。卵も写真に写っています。処方はいつも同じ、セラメクチンで月1回で3回の指示をしました。(×100)


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.04.01更新

 あrabbitウサギの疥癬症



   動物病院を2-3件回ったが1年間治らないとのことで、東京都福生市からのセカンンドオピニオンで来院しました。2才の雌で 「鎧をかぶったような」ウサギです。診療するとに普段皮膚が薄い部分が「かさぶだ状」になっていました。
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camera疥癬の成虫と卵
  

そこで皮膚掻爬検査と真菌培養を行いました。皮膚掻爬検査で疥癬(成虫・卵)が発見されました。疥癬症はウサギでは希な疾患です。この疾患は皮膚が厚いで長期に疥癬がいたと考察され、完治には時間はかかるとおもいました。本日は疥癬の駆虫薬を注射して週1回の来院を指示しました。また真菌は後日陰性であることがわかりました。

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■2週1回、駆虫剤の注射をつずけて2ケ月後の写真です。

あ

あ

あ

その後薬剤の投与でたいぶよくなりました。

●注意 ウサギの疥癬症の報告は少ないですが、犬猫の疥癬症は人にもうつります。この症例もヒトにうつるとこを前提に環境の熱湯消毒をして頂きました。 また疥癬は猫で重傷だと痒みで死亡する場合も記載されています。



dire他の動物の疥癬症
boarright arrowモルモットの疥癬
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dire外部寄生虫疾患
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投稿者: オダガワ動物病院

2018.03.18更新

おchickセキセイインコの疥癬、重傷例


 疥癬は皮膚の角質層に感染するダニを指します。セキセイインコでは時々診ます。

 以前のアップした本院のセキセイインコ疥癬のホームページをみて、本疾患を疑い来院した3歳の雄です。経過はだいぶ長いそうです。川崎区からの症例です。

あ

あ

あ

あセキセイインコの疥癬は羽毛のない部分(嘴、脚)の皮膚が肥厚して、痒みをともなうことが特徴です。

あ確定診断は皮膚掻爬検査で疥癬(ダニ)の検出です。

治療は抗疥癬薬の週に1回の塗布4-6回位本院に通うことになります。

このオーナーは遠方から来られた方で、その後地元でこの症例に対応可能な動物病院がみつかったのでそちらに転院しました。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.03.03更新

あchick鳥類のハジラミ


 

a
 ハトに見られた羽毛ハジラミの症例です。以前はコザクラインコ、オカメインコの羽毛に『黒いゴミが動く』という稟告でときどき来院しました。 シラミ、ハジラミの感染は屋外飼育が多かったころよくみましたが、最近は室内飼育が多く殆どみません。

 

a

 セロハンテープで羽毛より『黒いゴミ』採取して顕微鏡で見ました。ハジラミが発見されました。
その後駆虫剤を皮膚にたらしてよくなりました。

 

dire鳥類の内部寄生虫・検便はこちらへ
chick
right arrow小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。


 

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tiger仔猫のハジラミ感染(Felicola subrostratus)

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boarモルモットのハジラミ Gliricola porcelli、Gliricola ovalis

boarモルモット、カビアマルハジラミ(Gyropus ovalis)の寄生


 

投稿者: オダガワ動物病院

2018.03.03更新

おchickセキセイインコの疥癬 2週間後


 

あ

ああ

あ

セキセイインコの疥癬症 抗疥癬薬剤を週1回で塗布して 2週間後の写真です。

まだ完全には治っていませんが、痒みはなくなり、経過はまずまずです。引き続き同様の治療が必要です。


 

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【break time】

あ
 
glitter3羽黒山石段

 

投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.02更新

オダガワmouseマウスのツメダニ症


マウス1
症例は生後7ヶ月の雌のマウスです。購入時よりよく掻いてましたが、最近益々多くなり川崎市宮前区より訪れました。

マウス2
皮疹を観察すると毛が途中で切れてました。紅斑はありません。

マウス3
皮膚検査 採取した毛を顕微鏡(×100)でみると
ツメダニと卵が観察されました。

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マウス4

マウス6
検便をしてもツメダニ成虫・卵が観察されます。(×100)
相当痒かったと予想されます。

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治療right arrowセラメクチンを使用しました。

セラ

 このツメダニはウサギによく発生する外部寄生虫ですが、マウスでも希に診ます。

 


 

 dire他の外部寄生虫疾患は

rabbitright arrow偶然発見したウサギのツメダニ
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rabbitright arrowウサギのミミダニ症


  

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.01.01更新

おboarモルモットの疥癬


a

 購入したばかりのモルモットの右耳の下部を痒がることで来院しました。
皮膚検査で数カ所サンプリングしましたが疥癬は発見されませんでした。しかし皮疹より疥癬症と疑いセラメクチンを滴下しました。

a1ヶ月後、痒み、皮疹も改善されました。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2017.12.01更新

おsnake全身の発赤を伴った、フェレットの耳ダニ症


 ジステンパーのワクチンの接種に来た6ケ月の雌の症例です。

やたらよく掻くとの稟告がありました。

ノミもいないし、皮膚病変もなく、原因に困っていました。皮膚は全体的の赤くなっていました。

他のフェレットに比べて耳垢が多く、耳垢の検査をしたところ、耳ダニが発見された症例です。

a(写真1)

a(写真2)
(写真1、2)フェレットの耳の様子

1(写真3) 耳垢を検査したとこる発見された耳ダニ

 

 治療にはレボリューション®を使用しました。

点耳する必要がなく、背中に塗布するのみで、耳ダニに効能を示します。フェレットは動きが俊敏なのでこの薬剤は助かります。

耳ダニの卵には効果ないので、1回にみでは再発することが多いです。この症例は3ケ月分レボリューション®を処方しました。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.27更新

オダガワノミ、ダニの皮膚滴下駆除剤(スポットタイプ)の
副作用症例


dire 使用薬剤の選択
 
認可薬剤は殆どが犬猫用ですが、犬のみにしか認可がない薬剤もあります。
 ウサギをはじめエキゾチックペットは認可薬はありません。認可外使用で安全な薬剤はありますが、死亡例の報告のあるノミ、ダニ薬剤もあり、薬物選択には細心の注意が必要です。
詳細はよく掛り付け獣医師とお話し下さい。


dogtigerright arrow犬猫用のノミ・ダニ製剤について
dogtigerright arrow犬猫のマダニの生態、駆除剤


dire 副作用症例

本院では下記の副作用は年に0-1匹です。

あ
tiger猫の症例 滴下部位にリンクして皮膚が脱毛します。
滴下剤に含有されているアルコールに
アレルギーをおこしていると推測されます。
治るには1ケ月位かかりました。

 

あ
犬の症例 他に皮膚に滴下すると、背中を床にこすりつけて嫌がることもありました。
この犬は神経質で投薬も大変でした。そこで
dogright arrow犬に3ケ月間の効果あるノミ・マダニ製剤に変更しました。


 

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【break time】

あflower2ネモフィラ(国営ひたち海浜公園、4月)


 

dog

投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.27更新

あ■マダニの駆除、皮膚滴下剤


 
あ
dogtigerフロントライン®プラス
(成分名、フィプロニル、(s)-メトプレンの合剤)

  犬猫用で、right arrowノ ミright arrowマダニright arrowシラミに作用します。フィプロニルは、脂肪に富む体表や表皮に分布し、さらに皮脂腺に集まりプールされます。そこから徐々に皮脂とともに皮膚 や被毛上に放出され right arrowノミright arrowマダニを接触によってすみやかに駆除します。このことにより長期間の持続効果が得られ、シャンプーや水浴の影響もうけにくいとされています。
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あdogtigerマイフリーガード®
(成分名、フィプロニル)
 

 マイフリーガード®はフロントライン®のジェネリック品です。
フロントライン®にくらべて安価で、効能は殆ど変わらないと報告されてます。

dire注意点としてこれらフィプロニール製剤はright arrowrabbitウサギなどは絶対禁忌です。
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dogプラクティック®
(成分名、ピリプノール)
 
 

 ピリプノールは皮膚滴下剤犬のみです。希釈剤はジエチルグリコールモノエチルエーテルであり、この物質にアルコールは入っていないため、
他社でアルコール過敏の犬にも使用可能とされています。
本院では使用してません。
また筆者が知る限り、猫・ウサギでは使用報告がありません。

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あ
dogフォートレオン®
(成分名、ぺルメトリン、イミダクロプリド)
 
 フォートレオン®は2種類の薬剤が配合されています。
right arrowマダニの皮膚への付着を阻止してし、咬みつく前に駆除するぺルメトリンと、right arrowノミの吸血を阻止してright arrowノミ成虫に駆除効果を発揮するネオニコチノイド系イミダクロプリドが配合されています。
 
使用認可は
犬のみです。
猫にぺルメトリン製剤は禁忌です。

 効能外使用になりますがrabbitウサギにも使用可能です。
 
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dire滴下剤の注意点 

 【break time】

a
glitter3染井吉野(3月、二ケ領用水)


 

投稿者: オダガワ動物病院

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