小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.11.30更新

オダガワ
dogtiger糖尿病の薬剤、インスリン


a
本院で使用してるインスリン各種

 インスリン(insulin)は、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンで糖質の代謝に重要な役割を果します。糖尿病になると、インスリンの不足により、高血糖になり、臓器に悪影響を及ぼします。そのため外部からインスリンを投与して、臓器の障害をおさえ、健康を保つことが大切です。
 ヒトでは1970年後半から、動物では1980年後半から、糖尿病に罹患したとき、自己注射によるインスリン療法がおこなわれています。

 インスリンは最初、1921年にハンティングにより牛の膵臓から抽出されました。当初は純品を精製することはできず、製薬される期日が異なると、不純物の関係によるアレルギー反応、薬剤劣化、作用時間の相違などが生じ、投与量を重量で求まられませんでした。

 そこでインスリン製剤は 1923 年国際連盟保健機構の標準化委員会で「健康な体重約2Kg のウサギを24 時間絶食状態にして、そのウサギにインスリンを注射して、3 時間以内に痙攣を起こすレベル(血糖値:約45mg/dL)にまで血糖値を下げ得る最小の量」 を1単位と定義しました。そのためインスリンは現在でも投与量は重量表示でなく、国際単位unit:Uの表示になっています。また例外を除き、この見解が礎になって、現在の投与量に関わっています。

 
ヒトでも長く牛、豚など動物由来のインスリンが使用されてきましたが、1987年遺伝子組み換え技術により、半合成ヒトインスリンが発売されました。2003年の狂牛病の件もあり、動物由来のインスリンは製造中止になりました。動物病院でもそれに従い殆ど使用されなくなりました。

  以下本院で使用しているインスリンの説明をします。ヒトでは超速効型インスリン. 速効型インスリン. 持効型溶解インスリン. 中間型インスリン. 混合型インスリンに分けられていますが、本院では動物に 速効型ノボリンR、中間型ノボリンN、 持効型溶解型ランタス、レペミルを症状に合わせて、使用しています。作用時間はノボリンR<ノボリンN<ランタス=レペミル、吸収はノボリンR≻ノボリンN≻ランタス=レペミルになります。

                                                                  最初に戻るup arrow

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 あ 使用動物dogtiger ノボリンRは半合成ヒトインスリンです。速攻型インスリンでレギュラー(Regular)、またリタード(Retard)を短くした名称です。水溶性で吸収が最も良好です。投与方法は静脈内投与が一番吸収は良いですが、本院では筋注にてインスリン抵抗性の有無などに使用しています。皮下注で維持使用も可能ですが、作用時間は短いことが欠点です。
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あ 使用動物dogtiger ノボリンNも半合成ヒトインスリンです。硫酸プロタミンを付加して長時間インスリンが効能を示すように作られた薬剤でイソフェンインスリン水性懸濁注射液(中間型)が正式名称です。プロタミンは魚の精子から抽出された物質なので、薬剤は白濁していると推測しています。混濁製剤のため皮下注したとき薬物吸収に問題が生じる動物はいます。動物病院では英語表記のNeutral Protamine Hagedornの頭文字をとってNPHと呼ばれていることが多いです。
---------------------------------------------------------------------あ 使用動物dogtiger さらに長時間一定に続くように作られたアナログ製剤が2000年代になると発売されました。これらの薬剤は中間型ヒト半合成インスリンと比較して、食後血糖の管理が優れていること、また、低血糖のリスクが減ったことが利点としてあげられますが、動物ではまだまだ議論の余地はあります。
 写真上のレペミル®は研究では犬猫では希釈投与が可能です。しかし投与量は注意が必要です。ランタス®はヒトの皮下のpH7.4で一度沈殿して徐々にでてくるように設定されています。犬猫でも使用は可能ですが、皮下のpHはヒトと異なりますので注意が必要です。また希釈はできません。
 両インスリンとも動物では個体差があり、実際使用してみないとどちらが良いかわかりません。         

                                                                                         最初に戻るup arrow
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・備考 動物由来のインスリン

あ

 使用動物tiger 「PZI」とは、Protamine Zinc Insulinの略で、牛の膵臓から抽出されています。インスリン構造の種差は、アミノ酸配列が原因により生じます。猫インスリンは牛インスリンに対して1つのアミノ酸が異なるのみなので、このインスリンは猫に多く使用されてきました。またプロタミンと塩化亜鉛を加えることで、皮下注射後した後、作用が穏やかに長時間持続効果あるように考案された製品です。
 写真のアメリカ製のPZI VETは90%牛と10%豚インスリンの混合で構成されています。本邦では2003年7月、狂牛病の関係で動物由来のインスリンは製造中止になり、また現在は個人輸入でも入手はできず、使用はできません。


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投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.27更新

あdogtiger【ノミ、ダニの経口駆除剤】


使用可能な動物は犬猫のみで
ウサギなどは使用報告はありません。

特にマダニの駆虫は経口薬は皮膚滴下剤より良好です。
獣医師の立場からこの形態をお薦めします。
欠点はやや薬価が高い点とナイーブ犬は投与可能かの2点です。


direマダニの皮膚滴下駆虫剤は
まで
 
皮膚滴下駆虫剤の副作用は
まで

direノミ、ダニの経口駆除剤の紹介
 
 ■フルナナレル製剤(犬用)

1

dog「ブラベクト」(成分名 フルナナレル)は経口で
right arrow犬のみ、3ケ月間の効果あるノミ・マダニ製です。

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■スピノサド製剤(犬猫用)

 
dogtigerコンフォデイズ®(成分名 スピノサド)、経口剤
 コンフォデイズ®は2012年に販売された
right arrowノミright arrow
ダニ用の経口剤で犬猫用があります。
月1回の投薬になります。
 本邦では猫の経口ノミ薬はこの薬剤のみです。
スピノサド製剤はときどき吐くのが欠点です。
 

a 
dogパノラミス®(成分名 スピノサド、ミルベマイシンの合剤)
  パノラミス®は犬用で、2015年に発売された
スピノサドとミルベマイシンの合剤です。
right arrowノミright arrowダニの他にもフィラリア、線虫類の予防も可能です。
月1回の使用です。
スピノサドが含有されているのでときどき吐くことが欠点です。
 ---------------------------------------------------------------------
■アフォキソラネル製剤(犬用)
 
あ
■ネクスガード®スペクトラ
(成分名 アフォキソラネル)、経口剤
 ネクスガード®は2015年に犬用で販売された
フィラリア予防、right arrow
ノミright arrowダニ用の経口薬剤です。
滴下タイプが苦手な方にはお薦めです。
月1回の使用です。嘔吐も殆どありません。
 ---------------------------------------------------------------------
 
■まとめ
 現在注目度が高い、マダニのみを考えれば、経口剤は皮膚滴下剤より効果的であるため、価格の点が了解されれば、当院では経口剤をお薦めしています。
 
 注意点として、スピノサド製剤、ネクスガード®は一度に複数回(当院では多い方で7回)を処方するケースが多い薬剤です。
両薬剤とも嗜好性は良好なため、動物に目の届かない場所で保管しないと、薬剤をすべて食べてしまったケースもあり、(7回分を一度に)注意が必要です。

 私の開業している地域ではright arrowノミright arrowマダニは、予防は5月から10月頃までの薬剤の投与で殆ど感染は診られないケースが多いです。しかしright arrow寒さに強いマダニは冬でも診られたり、最新のマンションで飼育されている犬猫がトリミングにくると、密閉性が高いせいか、right arrow冬でもノミが診られる場合もあります。ノミはある研究によると14度以上の環境だと年中繁殖します

 
 以上の理由から、薬剤は年中必要なオーナーもいます。

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 【break time】

あ
 glitter3染井吉野(3月、二ケ領用水)


投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.27更新

オダガワノミ、ダニの皮膚滴下駆除剤(スポットタイプ)の
副作用症例


dire 使用薬剤の選択
 
認可薬剤は殆どが犬猫用ですが、犬のみにしか認可がない薬剤もあります。
 ウサギをはじめエキゾチックペットは認可薬はありません。認可外使用で安全な薬剤はありますが、死亡例の報告のあるノミ、ダニ薬剤もあり、薬物選択には細心の注意が必要です。
詳細はよく掛り付け獣医師とお話し下さい。


rabbitboarmouseright arrowウサギ、モルモット、ハムスターに安全に使用できるノミ、マダニ製剤 
dogtigerright arrow犬猫用のノミ・ダニ製剤について
dogtigerright arrow犬猫のマダニの生態、駆除剤


dire 副作用症例

本院では下記の副作用は年に0-1匹です。

あ
tiger猫の症例 滴下部位にリンクして皮膚が脱毛します。
滴下剤に含有されているアルコールに
アレルギーをおこしていると推測されます。
治るには1ケ月位かかりました。ノミ、ダニの駆虫は
right arrowノミ、ダニ製剤の経口駆除剤
を薦めました。

 

あ
犬の症例 他に皮膚に滴下すると、背中を床にこすりつけて嫌がることもありました。
この犬は神経質で投薬も大変でした。そこで
dogright arrow犬に3ケ月間の効果あるノミ・マダニ製剤に変更しました。


 

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【break time】

あflower2ネモフィラ(国営ひたち海浜公園、4月)


 

dog

投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.20更新

あ pencil2コルタバンス


 dog犬のアレルギー性皮膚炎でお悩みの方に朗報。
コルタバンス(封をきったら6ヶ月以内の使用です。写真1)


写真1のコルタバンスはフランス製で本品1mL中、ヒドロコルチゾンアセポン酸エステル0.584 mgというステロイドを含有します。効能又は効果は
「犬のアレルギー性皮膚炎による症状の緩和を」適応症とする犬用製剤で、平成24年3月に販売されました。コルタバンスの薬剤分類は上記したように、ステロイドに入りますが、これまでのステロイド剤との最大の相違は 

局所にスプレーするタイプであることです。 

 コルタバンスは局所で作用を発現した後、すぐに皮膚から薬剤が乾き、その後副作用の少ない物質に速やかに分解されます。
犬ちゅんの副作用も少なくて済みます。
 犬の全体皮膚の1/3位までスプレー可能です。そして掻く回数が半分以下になった症例が70%-80%という結果がメーカーから発表されています

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………………………………………………………………………
●従来の主なアレルギー時のステロイド剤
 これまでの治療剤では良好な反応はありましたが、欠点は経口剤を長期使用の場合のケースと、軟膏を誤って「副作用がない」と考えて、ダラダラ使用しているケースです。


 
従来使用されていた経口ステロイド剤(写真2)
 

犬はステロイド投与で、他の動物と異なり殆ど多飲・多尿になります。長期投与では、個体差はありますが多くの副作用が生じる可能性があります。
 アレルギー時は獣医師により年間使用量を決めている先生も多くいます。

………………………………………………………………………


人用のステロイド軟膏(写真3)

 軟膏製剤は副作用が少ないと考えられていますが、塗布した部分から全身にステロイドが回る薬剤もあります。
 
 またこれらステロイド軟膏は本来毛の殆どない人の皮膚から吸収(一般的に顔を除いて)が良いように設定されています。人と犬では上皮の構造は異なり、犬でこの薬剤の吸収の詳細はよくわかっていません。
 
 また油性なので、犬では「皮膚がベタベタになり」痒みを誘発する原因にもなることもあります。

 この薬剤は人の皮膚科でもよく処方され、オーナー自身がお持ちのことも多く、犬ちゅんの痒みがとまらないと、つい塗布してしまう傾向がありますが使用は薦められません。
 あえて比喩すれば、犬の皮膚は人の頭部に外見状似ています。人では頭部にこの軟膏をつける方はいないとおもいます。


 また犬への長期塗布例では皮膚萎縮の副作用の症例報告もあります。

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………………………………………………………………………
 コルタバンスの特徴
 コルタバンスは経口ステロイド剤・人用軟膏ステロイドの副作用を低減することを目的に設計された犬用スプレータイブの薬剤です。
(上記した多飲・多尿・皮膚の萎縮などステロイドの副作用は軽減します。)


●そこで使用法ですが
 
【用法及び用量】ビルバックの説明書より
 「添付文書では、患部まで約10㎝の距離から、患部の面積10㎝×10㎝当たり1回2噴霧(製剤として260μL/100cm2)を1日1回、7日間噴霧して使用します。犬の全体の皮膚の1/3位まで可能です。ただし顔のまわりは注意。」と記載されてます。


犬のアレルギーの症例

ところがアレルギーは長期に薬剤が必要疾患です。7日で治療が終わることはありません。
そこでコルタバンスは製造元のフランス獣医皮膚科専門医また日本の治験では
3週間の間、1日1回スプレー、その後2-3日に1回スプレーで、維持が可能で副作用少ない症例が多くいるそうです。

(ただし長期使用の場合は症状の変化の確認・必要に応じて血液検査などをおこなうことが良いです。)

顔のまわりはアレルギー病変の多い箇所です。

 また顔の回りはスプレーできません。せっかくの良い薬剤が使用できないなんて、
確かに能書に記載されているように注意が必要ですが、
効能外使用として、フランス獣医皮膚科専門医や日本の治験では
コルタバンスをコットンに染みこませて、犬の顔に塗布使用して成果を上げています。またtigerネコへも効能外使用ですすめられています。

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【break time】

あ

 flower2ラ・フランス(バラ種)

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.15更新

おdogtigerrabbitヒアレイン点眼


  ヒアルロン酸はムコ多糖体の代表的な成分で細胞と細胞をつなぎとめる役割があります。角膜の上皮の細胞同士のつながりも、このムコ多糖体が占めており、そのためヒアルロン酸を点眼すると角膜の細胞同士がつながりが強まり、涙の水分を眼の表面を保てるような働きをします。涙は血管のない角膜に栄養を供給しており、涙の被膜が安定すると眼の乾燥が改善され、動物診療でもdogのドライアイ、またdogtigerrabbitの角膜潰瘍の治療によく使用されています。刺激のないことから使い心地が良い点眼薬です。

1本院で使用している防腐剤なし0.1%ヒアレイン点眼。主に写真左の使い捨てタイプを使用しています。右のPF( Preservative Free)デラミ容器(防腐剤なし)は標準点眼より、すこし大きな点眼剤で、注文制で扱っています。


1使い捨てタイプの防腐剤なし製剤は、0.1%(上)と0.3%(下)の2種類あります。


 

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【break time】
あ
 flower2谷川岳(トマノ耳)山頂、5月

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.13更新

あbookアゾール系抗真菌剤 


 ご注意

ここ記されている薬剤は医療用薬品になります。
医療用薬品とは獣医師が診療して
作用・副作用を説明して処方できる薬剤をさします。

以上の理由で当院ではインターネットなどの購入や、
また他院で処方された場合の説明はおこなっていません。

詳細は処方された獣医師にお尋ねくださるようお願いします。

本院で処方希望の方は動物をつれてご来院ください。


 アゾール系は最も多く使用されている抗真菌剤で、真菌の細胞膜成分エルゴステロールの精製を阻害する薬物です。
 動物の細胞の細胞膜は主にコレステロールによってできています。真菌の細胞膜は主にエルゴステロールでできており、真菌と動物では細胞膜の主成分が異なります。
 アゾール系抗真菌薬のはこの動物と真菌の細胞膜の主成分の違いを利用して作られた薬剤です。エルゴステロールを阻害するため、真菌に対して選択的に作用が期待でき、エルゴステロールをもたない動物には害(副作用)がすくないようにセットされた薬剤です。

 構造的分類は①イミダゾール(窒素2つ、ミコナゾール、ケトコナゾール)と②トリアゾール(窒素3つ、フルコナゾール、イトラコナゾール)の2つの化学構造があります。

しかしアゾール系抗真菌剤にも副作用はあります。
①全身にある代謝酵素、P450(CYP3A4)を阻害しする点
P450は肝臓に多く存在するので、肝臓毒性あります。薬剤は肝臓排泄です。。

②胃のpHにより吸収の問題がある点
  空腹時の投与は薬剤の吸収はよくありません。食後、また食事と一緒にとる必要が多いです。
 
 これらの問題点は最新の薬剤になるぼど改善されていますが、各薬剤の長所、短所がありますのでよく調べてから投与する必要があります。
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■ミコナゾール Miconazole
 ミコナゾールは初期のアゾール系(イミダゾール系)抗真菌剤です。腸管からの吸収が悪くそのため人体薬では注射のみになります。錠剤はありません。動物では現在マラセブシャンプー(ミコナゾール2%含有)がよく使用されています。---------------------------------------------------------------------
■ケトコナゾール ketoconazole 
 1976 年にベルギー ヤンセン社で合成された、元祖イミダゾール系抗真菌錠剤です。 
 外国では1985年頃に販売されました。日本では錠剤は手に入りません。個人輸入のみです。後に日本でも経口薬(人用)の発売は検討されましたが、肝臓毒性が強いため錠剤は発売中止になり、ローションとクリームのみの販売になりました。

 欠点は初期の薬剤なため副作用が多い点です。全身にある代謝酵素、P450(CYP3A4)を阻害するので、薬剤の併用は注意が必要です。また長期使用時は肝臓のチェックを適時にすることを薦めます。このチトクロームP450は副腎でコレステロールから男性ホルモンまたステロイドホルモンを合成する時も作用します。そのためステロイドや男性ホルモンの分泌もおさえられます。クッシング症候群症例で、とくに猫で使用されているケースがあります。副作用を利用した処方になります。

 ケトコナゾールは吸収に胃のpHが関係します。ヒトでは胃内の吸収を最適pHをにする目的でコカコーラを服用すると良いことが記載されている専門書もあります。しかし動物にコカコーラは現実性はありません。空腹時は吸収は殆どありませんので、生物学的利用率を高めるには脂溶性が高い食事を、食後、また食事と一緒にとる必要があります。なおガスター®などを飲んでいる場合は胃のpHはアルカリに傾き、ケトコナゾールの吸収はよくありません。
 
  副作用は特に猫で多い薬剤です。食欲不振や肝臓毒性の可能性が25%で起きます。また主作用の抗真菌の効能も高く期待できません。犬では多くありませんが、高用量を長期使用したときに、肝臓毒性があります。ヒトでは男性ホルモン・ステロイドホルモンが減少して男性が女性化乳房のなったり、男性の機能が停滞した報告があります。なおケトコナゾールクルームの動物への使用は本院では禁止と考えています。
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イトラコナゾール Itraconazole(ITCZ)
 1980 年ベルギーのヤンセン社で合成されました。
抗真菌のスペクトルが広域でしかも強力な抗真菌活性を有するトリアゾール系抗真菌剤でケトコナゾールの欠点を補うことが目的で製薬されました。
 
 チトクロームP450の抑制はケトコナゾールよりありませんが薬剤の併用は注意は必要です。しかし肝臓障害も殆どありません。ステロイドホルモン・男性ホルモンの抑制もありません。肝臓でヒドロキシイトラコナゾールに変わります。未変化体イトラコナゾールとともに、この物質も抗真菌作用を示します。

 カプセルはケトコナゾールの性質を引きずっているため食事と一緒に採って効能を示します。2008年に開発された液体は胃pHに関係なく投薬できますが、可能なら空腹時が理想です。注射液は高張液なので、動物では使用は適してません。

猫に対する副作用も殆どありません。

 この薬剤は皮膚(角質層)に多く貯留することがモルモットの実験で証明され、皮膚真菌症の長期使用は2-3日に1回の投与でも十分な薬効は期待できます。

 しかし分子量が大きい薬剤なので髄液、眼には吸収はよくありません。投与量を増すことで膀胱内の真菌に効果を示す見解があります。
 ---------------------------------------------------------------------
■フルコナゾール Fluconazole [FCZ] 
 ファイザー製薬が開発したトリアゾールに属する薬剤です。抗真菌スペクトルはイトラkナゾールより少ないです。

 チトクロームP450の抑制はケトコナゾールよりありませんが、薬剤の併用は注意は必要です。肝臓障害も殆どありません。ステロイドホルモン・男性ホルモンの抑制はありません。

 錠剤の吸収率は良好で、薬剤吸収するために胃pHは関係しません。消化管から速やかに胃のpHに関係なく吸収し(80%以上)非常に水溶性が高く、すべての体液によく分布します。注射液も等張液で使用しやすいです。

猫へも使用も可能です。

 分子量が小さく脊髄脳関門も通過して髄液・膀胱を含む全身臓器への移行もスムーズであることです。半減期も30時間と長いことが特徴です。
獣医領域では多くは使用されいないので詳細なデーターがないことが欠点です。

 2010年に販売されたボルコナゾールはのフルコナゾールの拙い性質を少なくした薬剤で、フルコナゾールの第二世代とも称されます。


 

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【break time】
アジサイ

 flower2山アジサイ(5月、雲取山)

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.10更新

あmagnifier眼軟膏とは


あ眼軟膏製剤テトラサイクリン

■眼軟膏
 眼軟膏は眼の表面の結膜、角膜に塗布する軟膏製剤です。眼の周りに塗る薬ではありません。
特徴は粘稠製があるため、点眼液にくらべて回数が少なく済む点です。
 眼軟膏製剤は7-10mmを塗布する記載が多くあります。
塗布した眼軟膏はその後結膜嚢に溜まります。そのため結膜嚢の大きさから推定して眼軟膏の量は3-4mmで十分と考えています。そして結膜嚢から吸収して効力を示すように設定されています。
 


あcamera転院症例 眼の周りに眼軟膏の塗布をしてひどくなったケース

  薬剤師に聞いた話ですが、眼軟膏は詳細に使用法を説明してもヒトではご年配の方で間違えて眼の周りに誤って塗布してしまうケースは多いそうです。動物診療ではどうゆう訳がcamera写真のように獣医師の指示で眼の周りに眼軟膏の塗布をしてひどくなるケースやまた皮膚軟膏を眼に塗布するケースにも遭遇したケースもありました。

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■眼軟膏と皮膚軟膏の相違
あcameraリンデロンA軟膏とリンデロンVG軟膏


 眼軟膏も皮膚軟膏もどちらの薬剤も製薬はワセリンがベースです。同じように見える薬剤ですが、この項ではcamera写真のリンデロンA軟膏とリンデロンVG軟膏を例に相違を説明します。

 眼科・耳科用のリンデロンA軟膏はステロイドはベタメタゾンリン酸エステルが主成分でステロイドのランクではDランクと弱い薬剤です。この軟膏は眼の中の角結膜に塗布して粘膜で吸収します。副作用を少なくして、眼の病変には効能があるような薬剤設定になっています。またリンデロンA軟膏は眼科用を含むので無菌製剤が薬事法で必要とされています。そして眼に塗り易いようにノズルが鋭敏になっています。

 リンデロンVG軟膏のステロイドはベタメタゾン吉草酸エステルでステロイドのランクではBランクになりやや強い薬剤です。一般に皮膚のステロイド軟膏は顔・体幹などの皮膚の厚さにより設定が異なり、塗布により吸収されて皮膚病に効能を示す強さの薬剤が含有されています。またリンデロンVG軟膏は皮膚製剤なので滅菌は薬事法で必要ありません。当然眼に対する毒性は不明で、皮膚軟膏を眼に塗布して副作用がでた場合どうするのか。薬剤がないからと言って安易に皮膚軟膏を眼に塗布するとこが禁忌である理由は了解頂けると思います。
   
 これらは共に成分名に「ベタメダゾン」が使用されますが結合する酸でステロイドのランクがかわれります
そのため両者は別ものです。臨床家から見た困った点は、これら薬剤は写真のように名前・形式も似ていて、注意して見ないと製品によっては、眼軟膏と皮膚軟膏の区別はつきにくい点です。製薬会社で名称・包装はわかりやすくできないものかと思います。

 また軟膏製剤は本来毛のないヒト用に出来ています。毛のある動物の皮膚に直接軟膏を使用すると舐めて炎症を起こす場合もあり、行う際には注意が必要です。



点眼薬と防腐剤・保存温度

PF点眼とは

点眼剤と温度

エキゾチックアニマルと点眼


 

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【break time】

a

 flower2バラ

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.05更新

あ


 

あ

■トロピカミド
 トロピカミドはアトロピン代用薬です。作用機序はムスカリンレセプターの遮断で発現時間は犬30分、猫15分で、散瞳持続は犬で12時間です。毛様体筋麻痺は弱く、ヒトではないとされています。散瞳持続が短いので検査使用が殆どです。

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あ■トロピカミドとフェニレフリンの合剤

 トロピカミドはムスカリンレセプターの遮断剤です。
フェニレフリンはアドレナリン作動薬で、猫では散瞳効果はありません。発現時間は10%で2時間です。持続時間は犬で12時間です。
毛様体筋麻痺はありません。

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あ■フェニレフリン
 ネオシネジン(フェニレフリン5%点眼液)はフェニレフリン単味(交感神経薬)なので、ホーナー症候群の診断に使用できます。
 
 交感神経の支配は頭部より一次ニューロンがでて、胸椎T1、胸椎T2、胸椎T3で二次ニューロンになります。そして中耳の手前から三次ニューロンになります。

 ホイネル症候群症状は①宿瞳・②第三眼けんの突出・③眼けん裂の狭小化・④眼球陥没がみられます。
一次ニューロンの損傷部位は頭蓋内・頚椎病変で点眼後45分以上
二次ニューロンの損傷部位は腕神経・頚部は20-45分の間に 
三次ニューロン 損傷部位は中耳病変・眼球異常は20以内に
改善が診られる場合があり、診断の指標になります。  
しかし日本はフェニレフリン5%点眼液しかなく、上記の1.5倍の時間で診ています。


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【break time】

 
flower2

 

 


投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.05更新

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正しい点眼法
◆正しい人への点眼薬の使用法は
①「目をパチパチさせない」可能から涙管を抑える。
②「1回に1滴だけ点眼する」
③「複数の目薬をさすときは5分以上の間隔をあける」
④点眼時に眉毛・睫毛に触れない、点眼薬を清潔にあつかう
という4原則守ることが大切です。また点眼後5分間は目を閉じて薬の成分を浸透させます。
 

 しかし調査では適切な点眼を実行している人はわずか5.8%です。

 ①点眼後、目をパチパチさせる方がで多く、目をパチパチさせると「目薬が目全体や患部に行き渡ると思うから」と勘違いしているみたです。
 
 ②眼薬の1滴は眼の中で効果ある適切な量ですが、3人に1人が2滴以上を点眼して過剰点眼でした。
 一部点眼液の説明書に1回1-2滴点眼の記載もありますが、点眼を失敗した場合も考慮して記載されています。 点眼は1滴で十分です。2滴点眼すると、2倍の効果なんて誤ったことは考えないで下さい。

 ③また2種類以上の眼薬を処方された場合、約5分以上の間隔を空けていない人も37.2%いました。

 ①②③の誤った方法で点眼すると、薬が眼から外に流れ出てしま い、十分な効果が得られません。

 ④また点眼メーカーに製品に異物が混入していたとクレームを付けた方もいたそうです。
 点眼液は薬事法で滅菌が義務ずけられており、点眼メーカーの点眼薬に異物は入ることはありません。
 たぶんこの方は眉毛・睫毛に点眼の先をつけてしまって異物が混ざったと推測されます。
 また点眼のキャップは清潔な場所に置くか、自身で持って点眼してください。キャップに付着したばい菌が点眼液に入ります。

 また一般的に点眼液は封を切ったら清潔に保管して1ヶ月以内の使用になります。
(薬剤により保管場所、有効期間は異なります。詳細は処方されたかたにお尋ね下さい。)

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■人の例ですが点眼液以外を点眼したケース
  一番右の青の薬剤はパニマイシンという点眼薬です。
 一番左のラキソベロンは便秘薬で水溶性の経口薬剤です。
入れ物が似ているのでヒトで誤って、この便秘薬を点眼してしまったケースもあるそうです。そのため写真が小さく見にくいですが、ラキソベロンの上に「眼に入れないこと」と記載されています。
 前記のような誤使用例が人ではあるので、ニゾラールローション(写真)(本来は外用の坑真菌剤)は薬剤の出るところをトロッコボール状にして、点眼剤とはまず間違わないような形式をとりました。

■まとめ 
 以上、ヒトが点眼薬を処方される場合も医師、薬剤師から点眼法は指示されますが意外と守られていません。
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あ
■では動物の点眼法は
 オーナーはペットが眼の病気だと眼薬の処方を期待する傾向があります。動物により眼の大きさが異なり、また協力的でない場合もあり人より大変です。しかし協力的でない動物や目が小さい動物は点眼をしない選択も重要です。

◆正しい人への点眼薬の使用法を動物に応用すると、可能な項目と不可能な項目がありますが、点眼をおこなう場合は最大の効果を出す努力は必要です。回数・量・複数点眼のルールがわからず「正しい点眼」ができないで、眼が悪くなっている場合もあります。
 
 まず①の「目をパチパチさせない」、可能から涙管を抑える。これを動物で実施することはむりです。
 
 上記したように、人の点眼液のメーカーの説明書には片目に1回1-2滴との記載が多く書かれていますが、基本的に1回1滴で十分です。 メーカーの説明書には点眼に失敗した場合も想定内に入れて多く書いてあります。ペットのオーナーは早く疾患を治したいと考え動物に1回2-3滴点眼した方も診たこともありますが早く治りません。悪くなる可能性があるのみです。犬・猫・うさぎは人と眼の大きさが変わりませんので、上記のように1滴で十分です。 

 当然ですが点眼液は眼に入って効果を示します。周りの皮膚についても効能は示しません。眼から点眼液が溢れたり、またうまく点眼ができないで周りの皮膚についた場合は動物用のコットン(写真)でふいてください。
 
 ほおっておくと、痒みを誘発して、眼の回りがはげてしまったケースもあります(下記参照)。
 
 動物の性格がきつく、点眼できないときは掛かり付けの獣医師に早く相談してください。
 経口薬への変更などその動物の症状・性格にあったアドバイスをしてくれるとおもいます。


 本院では猫は写真のように動物の後ろに回って上眼瞼に点眼するよう説明させていただています。
 
 (写真の解説)ヒトでは点眼のキャップは点眼に使用しない片手に夾み床に置かないように指導されます。キャップは床に置くとばい菌が内側に付き点眼薬を汚染するためです。
 
 しかし協力的でない動物は写真のようにキャップを片手に夾めまない場合が多いです。そのためキャップはなるべく綺麗な所において下さい。 

 またヒトでは眉毛と点眼開口部位が付かないよう指導をうけます。動物も同様で、眉毛から点眼薬にばい菌は入る可能性があり、注意しておこなって下さい。
 しかし点眼を嫌がる場合もあり、なかなかヒトのようにうまくはいきません。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2017.11.04更新

あ■点眼薬の種類(水性、混濁、油性、眼軟膏)と応用使用法を解説します。



 点眼薬は一部溶解性の点眼を除き、封を切ったら1ヶ月以内に使用します。(一部溶解性の点眼は1-2週間以内の使用もあります。)

 点眼薬には常温保存(0-30度)冷所保存(0-15度以内)にわかれます。
 家庭用冷蔵庫は4度ですので、冷蔵庫に保管すればよい訳ですが、常温保存の点眼液を冷蔵庫にいれると、冷たくなり点眼時に動物がいやがることもあります
 冷所保存点眼には(0-7度)が最適な場合もあり、使用する点眼の最適保管を掛かりつけ動物病院によくお尋ね下さい。

 封を切った点眼液を冷蔵庫に1ヶ月以上保管することは絶対にやめてください。
 その理由としては、開封して1カ月で回収した点眼液の29%に主にグラム陰性菌で汚染されているとの報告などによります。
 ばい菌を点眼していると同じです。

■水性点眼
 ふつうの点眼薬です。

■混濁点眼 
 よくかきまぜて使用しないと点眼薬がばらつきます。

■油性の点眼液 
 油性の点眼液はベトベトしますので、とくに点眼時は眼瞼からこぼれないように注意が必要です。

■1回、使い切りタイプの点眼液です。 
 1回、使い切りタイプの点眼液で防腐剤は入っていません。
  
 この点眼は1回、使い切りが理想ですが、治療費がかかるため、本院ではオーナーの理解があれば、封を切って、冷蔵庫保存でその日のうちに使用してもらっています。日をまたいでの使用は禁忌です。

 なお使い切りタイプの点眼液の使用法は様々ありますので、掛かり付けの獣医師にご相談ください。

■点眼薬の入れ物の硬度の違い  
 左が参天製品、右が日東メデックの製品です。

 点眼の入れ物は製薬会社間で堅さは違います。

 参天製薬の入れ物は柔らかくできており、力のある人が点眼すると多くでます。
 日本点眼は硬めの入れ物に入っています。

■PF点眼 
 日本点眼が開発した方法で、PF点眼はPreservative Freeの略で防腐剤が無添加である点が特徴です。
 
 左がPF点眼です。左右とも点眼薬液の分量は同じですが、中に空間がある関係でPF点眼は容器が大きいことが特徴です。 点眼には少し力が必要です。

■製薬会社が異なるのに似た容器 
注意が必要です。

■眼軟膏について  
 眼軟膏は眼の上に塗布する薬剤で、眼の回りに塗布する薬剤ではありません。

 特徴は点眼液に比べて、眼の中で長時間薬理作用を示してくれるので、回数が少なく済みます。

 しつこいようですが注意 眼の周りに塗る薬ではありません。医療でも眼の周りに塗布するよう指示されたケースもあり、残念ながら医療・獣医療関係者でも使用法を誤って説明する方がいます。

■眼軟膏の正しい使用法  
 眼軟膏は眼の中に3-4mm入れると結膜嚢に貯まり効力を示します。一部能書記載の7-10mmは必要ないと考えています。

 この医療行為が、抵抗のあるオーナーには眼軟膏でなく点眼薬を薦めます。

 眼軟膏はベトつくので動物が(特に猫、うさぎ)眼を気にして掻く動作が診られる場合は2回目からは使用しない方が良いと筆者は考えています。

■点眼薬がない場合の治療は
 本院では、点眼薬がない薬剤は、これまで獣医師が多く使用して安全性が高い薬剤や、ヒトの眼科の本に記載ある処方は使用しています。
 (写真は犬のドライアイの処方)




■うさぎのスナッフルなど鼻疾患時の使用方法  
 点眼薬の応用使用(点眼薬の点鼻への応用)  
 
 点眼薬を鼻に入れます。鼻と眼はつながっているので、点眼薬は鼻に使用可能です。
 また人、動物の薬剤は点鼻専門の薬剤は殆どありません。

 うさぎの場合、写真のように仰向けにして行います。嫌がるうさぎもいます、下手な人が行いうさぎが骨折した場合も報告されています。
 この方法をおこなうときはよく掛かり付けの獣医師に相談してからおこなってくだい。

■市販のヒト用点眼剤の動物への使用は 
 薦められません。本院では禁忌と考えています。
 
 診断がなく点眼を使用することはよくありません。
 
 また市販の点眼剤は15ml用が多く、封をきって3ヶ月有効な場合が多いです。(医療用点眼は封をきって1ヶ月内の使用)

その理由は、1日何回、適していない方法で点眼するか、かわらないので、薬剤安定のため、防腐剤が多く入っているからです。
(NHK、テレビシンポジウム、ドライアイより)
 
 防腐剤の過多は眼の副作用の原因になります。
 
まず動物の眼を診てくれる動物病院訪れることが大切です。

(写真のスマイルはヒトでは軽度のドライアイ用です。)

■眼科疾患で点眼できないと
 犬猫ウサギの眼科疾患は点眼できないときは、治療にならないことが多く、早めに掛かり付け獣医師に相談してください。
 
 特に角膜潰瘍・緑内障・角膜穿孔などのときは失眼につながる場合もあります。

 またハムスター・小鳥は眼が小さく点眼はとくに注意が必要です。しない方が良い場合もあります。

 写真は他院で眼の診療を受けて、抗生剤・ヒアレインを処方されました。
 しかし点眼できず、益々わるくなるので、セカンドオピニオンで来院したシーズーです。

 犬の性格がきつく検査が大変で多くはできませんでしたが、潰瘍部位がフルオル検査をしても染まらず、デスメ膜瘤が疑われました。動物の眼科専門病院へ行くことを薦めた症例です。 
 

■デスメ膜瘤・眼の角膜が膜1枚(本来7枚)になり、中の眼房水が出て失眼寸前の状態の状態。

 

 


 


 

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