小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2015.03.31更新

お

boartiger犬猫の注射による「避妊」について


 成分名、プロリゲストン(薬品名、コビナン®、デルボステロン®)を定期的に皮下注射することより、犬猫の発情を抑制する方法です。
 簡単に言えば避妊手術をしなくても発情のコントロールが可能な薬剤です。
しかし長期投与の場合は注意が必要です。

●使用動物 dog犬 ・tiger(認可は日本では犬のみ) 

 犬は単発情の自然排卵、猫は多発情の交尾排卵で、ともに季節繁殖性がない動物ですが、プロリゲストンの使用法は同一で可能です。
 犬猫とも雌のみの使用になります。雄は投与しても去勢したような効果はありません。犬猫は閉経がない意見が多く、そのためこの薬剤は終生の投与が必要です。

dog・初回・3カ月 次回4カ月 3回目は5カ月間隔で98%が有効です。ここまでが認可投与です。発情抑制が目的なので、その後、5ヶ月間隔で維持投与をおこなっています。

tiger・使用方法は犬に同じですが有効性が80%になります。猫への使用は効能外になります。世界34ヶ国で使用されていますが猫に認可がない国は日本のみです。

  この薬剤はデポタイプ(1回の注射で長期効能ある薬剤の意味)なので個体差は激しいと筆者は考えています。そのため認可投与が終了したあとの、維持投与は症状をみて投与期間を決めています。
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bookプロリゲストン注射の対称は
①将来繁殖を考えている方で一時的に発情を止めたい方。(この薬剤をやめると発情は回帰します。)
②また重傷な疾患(例えば先天性心疾患、肝臓疾患など)で避妊手術が難しい方が対象になります。

 このプロリゲストンを長期投与した場合、未避妊犬猫より、子宮疾患になる可能性は高いことが統計上証明されています。また多くはありませんが糖尿病の報告もあります。
そのため健康な犬猫に本剤での『避妊』は薦められません。


本院使用のコビナン®

 現実的には、犬猫が生まれつき体が弱く、避妊手術も危険のある場合、発情回避目的でプロリゲストンを使用しています。現在当院で使用している症例も先天性心疾患の疑いがある猫です。--------------------------------------------------------------------
■プロリゲストン注射の禁忌
①妊娠の疑いのある場合
②子宮・卵巣疾患に現在陥っている場合
③注射跡がのこる動物
④重症な病態の動物
は使用できません。


 
猫の避妊手術(雌)
猫の去勢手術(雄)
川崎市獣医師会
川崎市健康安全部生活衛生課
猫のフィラリア症

 


  

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【break time】

あ

 flower2染井吉野(4月、二ヶ領用水)

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.19更新

おdog犬の去勢手術(雄)


切除した精巣

犬の精巣を切除することを、去勢手術と言います。
時期は精巣下降が始まる6ケ月から可能です。犬が陰睾(所謂、かたきん)の場合もありますので、1回診療をしてから手術することを薦めています。

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■陰睾とは
 6ケ月を経過して、精巣が所定の位置におりてない状態をさします。
腹腔に精巣があると将来的にセルトリー細胞腫(簡単にいえば精巣の癌)になりやすくなります。
 統計上、陰睾の犬17匹に1頭はなると言はれています。---------------------------------------------------------------------
■去勢の利点・注意点 
 加齢で前立腺が肥大して、頻尿をおこす場合があります。去勢手術により未然に予防できます。
また行うことで、性格は温厚になる場合もあります。
 
■去勢の欠点
 
肥満になりやすくなります。肥満になると腫瘍、糖尿病など付随疾患を併発して平均寿命が短くなる傾向があります。術後は体重・食事管理はきおつけつ必要があります。



猫の去勢手術(雄)
猫の避妊手術(雌) 
ウサギの避妊手術
ウサギの去勢手術


 

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【break time】
あ

 flower2千鳥ヶ淵(4月)

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.19更新

お

tiger猫の避妊手術 


 猫の避妊手術、去勢手術 川崎市および川崎市獣医師会からの補助について

こちら

あ避妊後の写真、
当院では避妊手術は縫合糸を内側にして、抜糸のいらない方法を採用しています。

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◆避妊手術のメリットは

①子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍(但し1才以内)など、性ホルモンの働きによって起こる病気の発症率が低くなることが挙げられます。
②また、オスを求めて大声で鳴いたり、外に出たがったりすることも少なくなり、精神的にも落ち着きがみられます。
  以上の理由から手術を進めています。。
手術のタイミングは、一般的には生後6ヶ月~12カ以内が適期です。もちろんそれ以降でも手術は可能です。

◆避妊手術のデメリット 
また全身麻酔が必要です。

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◆避妊手術後の注意
 避妊手術をすることで、発情や性的なストレスから解放され、異性を求めるために費やすエネルギーが不要となるため、消費カロリーが少なくなっているにもかかわらず、以前と同じ食事内容を与えるためにカロリーオーバーになることが最大の原因です。
 食事と運動の量を正しくコントロールすることで、肥満は避けられる場合が多いです。 

あ

ロイヤルカナン社から電話アンケートにお答えいただければ、500gサイズの『避妊、7歳までの猫用(写真右)』を無料で配布される制度があります。ご希望の方は受付まで。


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【break time】
あ

 flower2二輪草

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院