子犬の下痢(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2017.07.17更新
■子犬の下痢
子犬が急に下痢になりました。昨日、川崎市の夜間で処置をしてもらい下痢は止まっていました。今朝確認のため来院しました。
ウサギの酵母菌⇩
本院の検便ではウサギの酵母菌が診られました。ウサギの酵母菌は時々犬でみますが、ひどい下痢になった記憶はありません。
遺伝子検査(陽性)
子犬の下痢で多い疾患に原虫疾患のジアルジアがあります。このジアルジアの特長は、顕微鏡での糞便検査ではなかなか発見されません。そのため遺伝子検査が必要です。
この症例は遺伝子検査は陽性でしたが、本日は下痢は止まっているので、ジアルジア駆虫は行いませんしでした。
この遺伝子検査はジアルジアが「いる」、「いない」を示す検査で、臨床症状を表す検査ではありません。
陽性でも便が普通ならジアルジア駆虫は行わなくてもよいケースもあります。その理由は1年位たつと免疫で自然治癒することも多い原虫のためです。
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