小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2015.04.20更新

 あ
dog酵母様真菌(Cyniclomyces guttulatus)の
診られるダックスフンド

 裸眼
 グラム染色
この犬はいつも幼少期から、酵母菌真菌がみられます。(裸眼とグラム染色)

  この酵母菌真菌の学名はCyniclomyces guttulatusで、ウサギ、モルモットの胃腸内に常在します。ウサギ・モルモットの糞が経口的に入り、感染すると推測されています。
 
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このCyniclomyces guttulatusが感染していると、血便が多いことが報告されています。この症例も雷、生活環境の変化などストレスがかかると年に何回か血便で来院します。血便には胃腸薬で対処していますが、抗真菌剤を追加して経過観察中です。

最終更新:平成27年4月20日(月)22時15分




 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

あtigerグラム陽性の長桿菌が多数検出された猫camera


あ

あ
購入してまもない猫が軟便になりました。糞便検査では虫卵は陰性でした。

あ  グラム染色したところ、グラム陽性の桿菌が多く診られ、クロストリジウム属(Clostridium)の増殖が疑われました。 そこでクロストリジウム属に抗菌力のある薬剤を処方しました。予後は良好でした。

 糞便1g中に10億個~1,000億個(10の10乗~12乗個/mL)の腸内細菌が存在します。その種類は、乳酸菌をはじめとして100種類以上が存在します。
 ストレスなどで腸内細菌の様子が変わり 消化器症状を起こす場合があります。


【関連記事】
白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース
食物アレルギーを疑う臨床症状

最終更新:平成27年4月20日(月)22時15分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.20更新

achick白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース


 

あ 2週間前より、白い便をする理由でセキセイインコが来院しました。
3歳・雄の症例です。多摩区菅馬場からの来院で体重は27gで痩せぎみす。

あこのような白い便が一面にありました。寄生虫・真菌は陰性でした。

あ便のヨード染色写真、結果は陽性で、デンプンの消化減少の疑いがあります。

あスダンⅢ染色・本症例は脂肪の消化はまずまずでした。

 膵臓の外分泌不全を診断するには、ヒト・イヌ・ネコではトリプシン様免疫活性(TLI)をおこないます。TLIはその動物専用の薬剤を使用して調べなければなりません。残念ながら鳥類用ではTLIを調べる薬剤が開発されていないのでこれ以上の検査はできません。
 

 そのため本症例は臨床所見と、便の消化器の検査より、暫定的に膵臓の外分泌不全と診断しました。このセイセイインコは治療に反応して消化酵素を投与すると便はよくなりました。しかし止めるとまた便が白くなります。


【関連記事】
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イヌの消化管寄生虫
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ハムスターの検便


 最終更新:4月3日(火)3時44分

投稿者: オダガワ動物病院

2015.04.01更新

あ

meal食物アレルギーを疑う臨床症状 


 ●食物アレルギーを疑う臨床症状
  食物アレルギーは食事をたべることで、抗原が腸から吸収されて全身に症状をだします。
 食事が関係するアレルギーは
 Ⅰ型アレルギー・食物過敏症 と Ⅳ型アレルギー・食物不耐性
 があります。

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●Ⅰ型アレルギー・食物過敏症
 蛋白質はアミノ酸を30個以上もったものと定義されています。
蛋白質は分子量が8000~15000ダルトンになると、架橋を形成して抗原として認識され、アレルギーをおこします。
 この現象は食事アレルギー・食物過敏症と定義され、人では卵・ソバが有名で、食べると発疹がすぐにおきます。しかし犬では少ないとされています。
 
 動物病院でⅠ型アレルギー用の食事を購入される場合は、
分子量が12000ダルトン位にまで分解され抗原性をなくすよう作られた、低分子プロテイン(ロイヤルカナン)・Z/D(ヒルズ)や,またこれまで全く食べたことのない新奇蛋白食(ロイヤルカナン・ヒルズ・その他会社いろいろあり・自家製も含めて)が対象です。

あ
動物病院で市販されている新奇蛋白食

あラム肉とライスはこれまで食した経験のない犬では自家製新奇蛋白食として食事アレルギーの診断に役立ちます。当院ではラム肉とライスとたべると、皮膚が丈夫になると勘違いしているオーナーを多く診ますが、
食事アレルギーの診断に役立つのみで、皮膚は丈夫になりません。またこの食事は栄養バランスがわるく1ケ月位が限界です。

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●Ⅳ型アレルギー・食物不耐性
  しかし上記の食事をいろいろ変えてもよくならない症例が診られました。
 成犬は蛋白質をアミノ酸まで分解されて消化・吸収をします。
 しかし子犬や成犬でも消化の悪い個体は、アミノ酸の分子量まで分解できないため、リンパ球が作用して、嘔吐、下痢、皮膚疾患が現れる個体がいます。1000から1500ダルトンの分子が異物として認識され、リンパ球の攻撃を受けます。これがⅣ型アレルギー・食物不耐性です。
 
  Ⅳ型アレルギーを回避するには、食物を超低分子(1000ダルトン以下が理想)にしなければなりません。
 動物病院で食事を購入される場合はアミノペプチド(ロイヤルカナン)、アミノプロテクト(ノバルティス)が対象です。瞬時ではなく、時間をかけておきる現象です。
 尚みなさんが経験あるツベルクリン反応はこのⅣ型の応用です。----------------------------------------------------------------------

●皮膚病の好発部位
 ブタクサやハウスダストのアレルギーは
一般的に腹部、顔にできることが特徴ですが、

 食事アレルギーは 糞便回数が日に3回以上あって便の回数が多い犬、犬の顔面、肛門周囲、背中に多く病変がみられます。

 糞便回数が日に3回以上あって便の回数が多い犬は注意が必要です。
  

犬の顔面、肛門周囲、背中に多く病変がみられます。

とくにⅣ型はリンパ球は感作しやすい部位が背中多いためで、通常のハウスダスト、スギなどのアレルギーと異なる部位に病変が生じ易いです。 

また別の症例2例ですがⅣ型アレルギーの症例には便をグラム染色すると、クロストリジウムの芽胞 ・菌が疑われる所見があります。これら症例には抗生剤の投与も併用します。


 
クロストリジウム芽胞の疑い
 クロストリジウム菌の疑い
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 ●このⅠ型・Ⅳ型を区別するには検査があります。
 しかし検査費が高くなる欠点が生じます。また絶対の鑑別は不可能です。
犬ちゃんがいかにしたら楽にすごせるかよく考えて、担当獣医師とご相談ください。。


●そこで、現実的には

 上記の症状がみられるようならアミノペプチにドに食事に変えて、最低1ヶ月はみてあげることをお勧めします。よくなったケースも結構みられています。
 

他社からも上記のようなアミノ酸フードも販売されています。(ドクターズケアー犬用アミノプロテクトケア)


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 最終更新:平成27年4月1日16時00分


  

投稿者: オダガワ動物病院