小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。

2018.02.18更新

おmouseジァンガリアンハムスターの臭腺


 ジァンガリアンハムスターが来院しました。約5ヶ月の♂です。

す
お腹にかさぶたがあるとことこで来院されました。(写真)
このかさぶたはは臭腺です。
ジァンガリアンハムスターは小さいので、この位置に臭腺があります。

ジァンガリアンハムスターは体重は40g程度です。このジァンガリアンハムスターは60gもあり肥満です。
肥満は平均寿命が縮まります。脂肪の多い餌をやめること、餌の量をコントロールしてあげるよう指示しました。

 

また検便では大腸蟯虫が検出され、オーナーは駆虫を希望したので行いました。


 【関連記事】
肥満のハムスター
ゴールデンハムスターの来院
ハムスターの食事
ハムスターの検便

 


 

 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.02更新

お
mouseハムスターの検便

 ハムスターはジアルジア・大腸蟯虫(Syphacia mesocriceti)・盲腸蟯虫(Syphacia obvelata)がときどき診られます。
購入後はぜひハムスターを診療している動物病院での検便をお薦めします。

----------------------------------------------------------------------

 
■ハムスター盲腸蟯虫、虫卵  ■ハムスター大腸蟯虫、虫卵

right arrow蟯虫の成虫は便に「しらす」がついたような状態で診られます。(ウサギの例、ハムスターもほぼ同様)

ハムスターでは蟯虫は大腸蟯虫・盲腸蟯虫(写真)がいます。
駆虫は回虫などと同じ線虫類なので、同様の駆虫剤を使用します。片利寄生性のためハムスターには害はないという意見もあります。

up arrowmouseハムスターの診療に戻る

----------------------------------------------------------------------
■原虫

あ
原虫疾患はジアルジアとスプレノムクレウス(旧名 ヘキセミタ)が診られます。

これら原虫はハムスターには常在しており健康診断、また全身の状態悪化により、多く診られます。駆虫は抗原虫薬になります。


up arrowハムスターの診療に戻る

----------------------------------------------------------------------
■小形条虫(Vampirolepis nana
別名・ナナ条虫、矮小条虫
こ
 小形条虫、虫卵(44-62×30-55um)無色、楕円形
 小型条虫はright arrow円葉条虫に分類され、この条虫の特徴は唯一中間宿主がなくても生育可能な経路をもつことです。
また一般的な円葉条虫のように、この虫卵がノミ類やコクゾウムシなどの昆虫に食べられ、(中間宿主)体内で擬嚢尾虫という幼虫に発育します。それをハムスターが食べて小腸で成虫になる中間宿主の経由での生育もあります。
終宿主の片節は崩れやすいため、腸管内で虫卵に含有している六鉤条虫が擬嚢微虫に成長して、腸管内を逆流し、宿主を出ることなく次世代を開始する自家感染もおこす経路もあります
 
 診断は上記したように腸管内で片節は崩れやすいため、一般的に円葉条虫に用いられる片節の確認ではなく、検便で虫卵の発見が重要です。
これまで本院の診てきた症例は臨床症状はあまりませんが、自家感染が多かったり、汚染環境で飼育されていると、下痢、腸炎、また濃厚感染では死亡例の報告もあります。駆虫薬の投与がベストですが、腸管内の擬嚢尾虫には駆虫薬の効果は薄いので、検便で虫卵の有無をみながら繰り返す必要があります。寿命は比較的短く、4~6週間です。人畜共通の疾患ですが、日本での患者の発生は殆どありません。しかし幼児には注意が必要です。

 【関連記事】
犬の消化管寄生虫
小鳥の検便
ウサギ・モルモット・ハムスターと抗生剤
 エキゾチックに安全に使用できるノミ、ダニ製剤 
ハムスターのアレルギー疾患


 

 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.02更新

オダガワmouseマウスのツメダニ症


マウス1
症例は生後7ヶ月の雌のマウスです。購入時よりよく掻いてましたが、最近益々多くなり川崎市宮前区より訪れました。

マウス2
皮疹を観察すると毛が途中で切れてました。紅斑はありません。

マウス3
皮膚検査 採取した毛を顕微鏡(×100)でみると
ツメダニと卵が観察されました。

---------------------------------------------------------------------

マウス4

マウス6
検便をしてもツメダニ成虫・卵が観察されます。(×100)
相当痒かったと予想されます。

---------------------------------------------------------------------

治療right arrowセラメクチンを使用しました。

セラ

 このツメダニはウサギによく発生する外部寄生虫ですが、マウスでも希に診ます。

 


 

 dire他の外部寄生虫疾患は

rabbitright arrow偶然発見したウサギのツメダニ
rabbitright arrowウサギのズツキダニ
tigerright arrow猫の耳ダニ症
rabbitright arrowウサギのミミダニ症


  

【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療


 

 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.02更新

odagawamouseハムスターのジアルジア症


 

ハム下痢

生後7ヶ月の雄ハムスターが下痢を主訴に来院しました。 体重は78gと少々やせ気味です。またこれまで軟便のことが多かったそうです。今日はとくに下痢がひどいので来院しました。触診では体温が低く危険な状態です。 

down arrow検便でジアルジアが確認されました。

ハムスターのジアルジアは常在している原虫です。ハムスターの具合が悪くなるとでてきます。

この症例も抗原虫剤を処方しましたが、予後は厳しいと予想されます。

 


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療




 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.02更新

オダガワmouseハムスターの外耳内の腫瘍


 あ

2才3ヶ月の高齢なハムスターの左耳が化膿しているとのことで川崎市麻生区からの来院しました。耳道を診ると、 黒いが腫瘍が診ら、細胞診では球菌が殆どでした。

 レーザーで腫瘍を治療することはできますが、ハムスターは動くため、短時間でも、麻酔が必要です。年齢が高齢なので、このままで様子をみることにしました。


 【関連記事】
ハムスターの腫瘍疾患

犬の消化管寄生虫
小鳥の検便
ウサギ・モルモット・ハムスターと抗生剤
 エキゾチックに安全に使用できるノミ、ダニ製剤 
ハムスターのアレルギー疾患

 


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療


 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.02更新

オダガワmouseジァンガリアンハムスターの腹部腫瘍


  近院の紹介で、8ヶ月の雌のジュアンガリアンハムスターが川崎市麻生区から来院しました。

あ

腹部に腫瘍ができ、摘出手術を希望されてきました。

 あ細胞診の所見

イソフルレン下で麻酔をして摘出しました。

あ 摘出した腫瘍。病理医の診断ではアポクリン腺腫とのことでした。

脈管内浸潤もありませんでした。その後良好に推移しました。


 【関連記事】
ハムスターの腫瘍疾患

犬の消化管寄生虫
小鳥の検便
ウサギ・モルモット・ハムスターと抗生剤
 エキゾチックに安全に使用できるノミ、ダニ製剤 
ハムスターのアレルギー疾患

 


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療


 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.01更新

あmouseハムスターの皮膚リンパ腫


あ
1歳6ケ月雌のゴールデンハムスターの左下顎下付近に腫瘍ができました。
年齢を考えて経過を診ることにしましたが、

あここ1週間で腫瘍が約1.5倍に大きくなり、手術になりました。

あ毛をかると、こんな具合です。

あイソフルレン麻酔下で摘出した腫瘍。

 


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療


 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.01更新

おmouseハムスターのバリウム造影


 

 1.3才のジャンガリアンハムスター の雄がプラスチックの欠片を食べたかもしれないので来院しました。川崎市宮前区からの来院です。体重は43gです。




単純レントゲン 特に異常はありません。











バリウム造影1.5時間











バリウム造影2時間 











バリウム造影4時間










通過は異常なく、また胃の中ものレントゲン非透過性物もみられませんでした。その後、回復しました。


 【関連記事】
ハムスターの腫瘍疾患

犬の消化管寄生虫
小鳥の検便
ウサギ・モルモット・ハムスターと抗生剤
 エキゾチックに安全に使用できるノミ、ダニ製剤 
ハムスターのアレルギー疾患

 


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療


 

 

 

 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.01更新

あmouseハムスターの大腿部周囲の腫瘍


あ

大腿部周囲に腫瘍のある2歳3ケ月のゴールデンハムスターです。
他院ではステロイド剤を処方されていましたが、その理由に納得が得られないため、東京都の西部地域から来院しました。

 

あ細胞診では上皮系の腫瘍が疑がはれました。

 大腿部周囲の腫瘍なので、摘出手術はむりです。またこのハムスターも2歳3ケ月で、このさき長く生きられる訳ではありません。ステロイドでは、多少抗腫瘍効果はありますが、このような固形腫瘍が縮むケースは希であること、また長期の投与になった場合、感染症やホルモン異常など副作用が心配な薬剤です。
 しかし長く生きられる訳ではないので、一時期、食欲が増す、多少元気になる副作用を逆利用して使用する先生もいます。オーナーと説明と同意が大切な薬剤です。
 このオーナーは以上の説明をしたところ、ステロイドはやめて、当院ではAHCCという抗腫瘍効果が多期待できるキノコのサプリメント製剤を処方しました。

 


【関連記事】
dogright arrowイヌ回虫とは
chickright arrowハトの回虫
chickright arrow烏骨鶏の回虫症
bookright arrow線虫類の駆虫

dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療


 


 

 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

2018.02.01更新

あmouseジャンガリアンハムスターのボタン状の腫瘍


 約2歳の雌のジァンガリアンハムスター大腿部に腫瘍を発見したことことで多摩区登戸から見えました。

 外観からみるとこのような様子です。十分に外科的対応は可能な腫瘍ですが。ハムスターは術前検査をしにく動物なので、2歳という年齢が一番のネックです。麻酔に耐えられるかどうかが心配です。


 アップするとボタン状の形態です。オーナーより細胞診など希望がなくおこないませんでした。この症例は高齢なので、AHCCという抗腫瘍性作用もあるかもしれないサプリメントで経過をみることになりました。
 このハムスターは手術をしてないので腫瘍の詳細は不明ですが、これまで調べられた結果では、病理学的には、このようなボタン状潰瘍時は、肥満細胞腫を呈することが多いみたいです。


  【関連記事】
ハムスターの腫瘍疾患

犬の消化管寄生虫
小鳥の検便
ウサギ・モルモット・ハムスターと抗生剤
 エキゾチックに安全に使用できるノミ、ダニ製剤 
ハムスターのアレルギー疾患

 


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療

 

 

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院

前へ 前へ

entryの検索