小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2022.09.13更新

 

あ chick小桜インコ、脂肪肝症候群、高脂肪血症


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インターネットに記載されている薬剤などの
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お断りしています。

当院での診療希望の方はペットをつれて診療時間内に来院ください。


あ 
(写真1)

あ
(写真2)

(写真1.2)7歳小桜インコ、元気がおちて、腹部、背部から赤い毛が生えてきたことで来院しました。体重62gで肥満状態です。

あ
(写真3)

血液検査を行いました。写真3は血液をヘマトクリット管に入れて遠心分離したあとです。
鳥類は血漿が黄色くて正常です。この症例は写真ではわかりずらいですが、血漿は白黄色でした。

●血液・生化学検査結果
白血球数   3000位(正常値3000-8000/ul)
PCV          42(正常値 45-55%)

総蛋白       4.0(正常値 2.5-4.5g/dl)
GOT/AST      259(正常値 150-350IU/l)
ALPi          246(正常値 25-120IU/l)
尿酸         5.8(正常値 3.5-10mg/dl)
血糖         375(正常値 250-450mg/dl)
コレステロール 356(正常値 130-350mg/dl)
中性脂肪     >500(正常値 50-150mg/dl)
カルシウム    7.8(正常値 8-11.5mg/dl) 
リン       1.9(正常値 3-5.5mg/dl) 

コレステロールは少し、中性脂肪がとても高く、高脂肪血症が見られました。ALPi高く、カルシウム、リン低く二次性上皮小体機能亢進症が疑われました。

また羽毛の色の変化もあり脂肪肝症候群も疑われました。

1ケ月、リピディル®、タチオン®で経過をみました。


 ●1ケ月後の来院

あ

あ

小桜インコは元気になりましたが、羽は赤い部分が多くなりった点が心配です。
血液検査は了解得られませんでしたのでリピディル®、タチオン®でひき続き経過をみることにしました。


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chick鳥類、自宅での投薬について

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chick セキセイインコの体温、心拍数、活動量

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投稿者: オダガワ動物病院

2022.08.29更新

 

あ chick卵管と卵が脱出したセキセイインコ  


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 4歳のセキセイインコが卵管と卵が脱出した状態で来院しました。
オーナーの話では本院に訪れる1時間半前におきたそうです。

a
 卵のみ摘出を試みましたが、卵殻と卵管壁との癒着が激しくて不可能でした。
そこで卵を割って卵管の圧力を軽減しました。

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 卵殻と卵管壁との癒着が軽くなり、ヒトの眼科用ピンセットで丁寧に卵殻を摘出しました。

 注意点として卵管と卵が脱出したセキセイインコは卵を摘出しても食欲がなくなる場合があります。
この個体も摘出後、2日間は食欲がなくなりましたが、3日間でどうにか回復しました。


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chickエコーで発見できた軟卵による卵詰まり

chick急性の卵詰まり、死亡例

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投稿者: オダガワ動物病院

2022.06.28更新

 

あ chick放鳥後毛玉を吐いたセキセイインコ


1

放鳥後、上記の毛玉を吐いたセキセイインコが来院しました。

この症例は異物を誤食したのか、そのうに溜まっていた異物を吐いたか不明ですが、放鳥後嘔吐が止まらないで来院するケースはときどき見ます。

この症例はよくなりましたが放鳥中は異物には注意が必要です。


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投稿者: オダガワ動物病院

2022.05.18更新

 

あ chickオカメインコの足に糸がからまり来院



あ
2歳のオカメインコの足に糸がからまり来院しました。

あ

ピンセットなどで取ることができました。一部が皮膚に食い込んでいました。
強く糸が巻き付くと足が壊死することもあり注意が必要です。


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投稿者: オダガワ動物病院

2022.05.01更新

 

あ chickセキセイインコ、羽の腫瘍


あ
(写真1)初診時

7歳11ケ月の雄のセキセイインコの翼に『できもの』がでてたため来院しました。

あ
(写真2)『できもの』の細胞診

 細胞診では赤血球を背景に上皮系の特徴を示す細胞がシート状に診られ上皮系腫瘍と診断しました。
この標本からは明確な異型は観察されませんでしたが、細胞診では検査の限界があります。
文献では翼は悪性腫瘍が多く、転移の防止も含めて、手術で翼を切断することが推奨されています。

 この症例はオーナーと相談したところ、またやや高齢なこと、また翼を切断する医療行為には抵抗があるため、抗腫瘍性サプリメントで経過を追うことにしました。


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投稿者: オダガワ動物病院

2022.05.01更新

あ chickハトのバジラミ


あ
(写真1)
 購入して約6ケ月のハトの羽毛に寄生虫を発見しました。
セロハンテープで採った検体を持参されて来院しました。(写真1)
この時点でオーナーはハジラミ感染を疑っていました。

あ
(写真2)
 顕微鏡で診ると予想どうりハジラミが発見されました(写真2)
そのため駆虫をおこないました。

chick■ 別症例 ハトのハジラミ疾患

 


  

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2022.04.18更新

あ chickセキセイインコ、尾脂腺悪性腫瘍の疑い。


あ
(写真1)初診時

 数日前より6歳半のセキセイインコの尾脂腺が腫れていることで来院しました。(写真1)
皮下識に固着しており、大きさはコンマ1cm位でした。
まず細胞診を行いました。


 

あ
(写真2)尾脂腺の細胞診所見

  赤血球を背景に上皮系細胞の腫瘍性細胞が散在的にシート状に診られます。
上皮系細胞の核クロマチンはやや粗造で核の大小不同など異型所見が認められます。
細胞質も淡塩基性を示しています。
以上の所見と皮下識に固着している臨床像と合わせて、悪性の尾脂腺腫楊の疑いが濃いと診断しました。

 6歳半という年齢を考えて、外科的摘出は断念し、抗腫瘍性サプリメントで経過をみています。 


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2022.03.20更新

あ chickセキセイインコの雄雌診断


 

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あ

セキセイインコの雄雌は外見からではわからないことがあります。
深爪して少し血液を頂くことで、雌雄鑑別は可能です。
この症例は雌でした。


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2022.03.13更新

あ chick総排泄腔脱に巾着縫合したケース


 

あ
来院時、黒矢印が巾着縫合部位

 昨夕、午後6時半ごろ他院で総排泄腔脱と診断されてた2歳の文鳥です。脱出した総排泄腔を基に戻して巾着縫合をしたそうです。
写真の黒矢印がその巾着縫合部位です。
その後、便、尿がなく、どうしていいかわからず心配で当院に翌朝9時に来院しました。

あ
抜糸して30分後の様子

 巾着縫合を施して約14時間たっているので、抜糸して再脱出がないか30分位当院で様子をみました。
その後多量の便、尿がありましたが再脱出はなく帰宅してもらいました。帰宅後も再脱出をよくみてもらうよう話ました。

 総排泄腔時、巾着縫合はよい処置法ですが、便、尿ができなくなるため12-24時間以内の抜糸が必要になります。
そのときの再脱出がおこる可能性があるので、当院では総排泄腔に1糸かける方法を使用する場合が多いです。

 

bookリンク、卵関係 

chickセキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、12時間経過、死亡例
chick文鳥の卵詰まり
chickマメルリハインコの卵管脱
chickセキセイインコ、軟卵の卵詰まり
chickセキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、急性例


  

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2022.03.08更新

あ chick1歳雄のセキセイインコの疥癬症


 

あ
1歳雄の31gのセキセイインコです。
数日前から嘴、爪がぐちゃぐちゃになって痒がることで来院しました。

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顔を拡大するとこんな様子です。

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脚はこんな様子です。

あ
皮膚検査をすると疥癬(青矢印)が診られました。

 疥癬とはダニの感染で、感染したセキセイインコと接触しないと発生はしません。
この症例は1羽飼いで、1歳での発症を考えるとたぶんペットショプで感染したと推測されます。

 皮疹は特徴的で、上記の写真のように嘴、脚など毛のないところに痂皮、鱗屑を形成します
 治療は感染初期であれば抗ダニ剤の週1回の塗布で4回から6回で治ります。また使用している籠などは熱湯消毒を薦めています。


■1週間後の来院

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1週間後、痒みもなくなり、食欲も旺盛になり体重は34gになりました。痂皮、鱗屑もだいぶよくなりました。


  

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投稿者: オダガワ動物病院

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