セキセイインコの雄雌診断(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2022.03.20更新
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セキセイインコの雄雌診断
セキセイインコの雄雌は外見からではわからないことがあります。
深爪して少し血液を頂くことで、雌雄鑑別は可能です。
この症例は雌でした。
■リンク、
投稿者:
2022.03.20更新
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セキセイインコの雄雌診断
セキセイインコの雄雌は外見からではわからないことがあります。
深爪して少し血液を頂くことで、雌雄鑑別は可能です。
この症例は雌でした。
■リンク、
投稿者:
2022.03.13更新
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総排泄腔脱に巾着縫合したケース
来院時、黒矢印が巾着縫合部位
昨夕、午後6時半ごろ他院で総排泄腔脱と診断されてた2歳の文鳥です。脱出した総排泄腔を基に戻して巾着縫合をしたそうです。
写真の黒矢印がその巾着縫合部位です。
その後、便、尿がなく、どうしていいかわからず心配で当院に翌朝9時に来院しました。
抜糸して30分後の様子
巾着縫合を施して約14時間たっているので、抜糸して再脱出がないか30分位当院で様子をみました。
その後多量の便、尿がありましたが再脱出はなく帰宅してもらいました。帰宅後も再脱出をよくみてもらうよう話ました。
総排泄腔時、巾着縫合はよい処置法ですが、便、尿ができなくなるため12-24時間以内の抜糸が必要になります。
そのときの再脱出がおこる可能性があるので、当院では総排泄腔に1糸かける方法を使用する場合が多いです。
■リンク、卵関係
■セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、12時間経過、死亡例
■文鳥の卵詰まり
■マメルリハインコの卵管脱
■セキセイインコ、軟卵の卵詰まり
■セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、急性例
投稿者:
2022.03.08更新
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1歳雄のセキセイインコの疥癬症
1歳雄の31gのセキセイインコです。
数日前から嘴、爪がぐちゃぐちゃになって痒がることで来院しました。
顔を拡大するとこんな様子です。
脚はこんな様子です。
皮膚検査をすると疥癬(青矢印)が診られました。
疥癬とはダニの感染で、感染したセキセイインコと接触しないと発生はしません。
この症例は1羽飼いで、1歳での発症を考えるとたぶんペットショプで感染したと推測されます。
皮疹は特徴的で、上記の写真のように嘴、脚など毛のないところに痂皮、鱗屑を形成します。
治療は感染初期であれば抗ダニ剤の週1回の塗布で4回から6回で治ります。また使用している籠などは熱湯消毒を薦めています。
■1週間後の来院
1週間後、痒みもなくなり、食欲も旺盛になり体重は34gになりました。痂皮、鱗屑もだいぶよくなりました。
投稿者:
2022.03.05更新
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ジュウシマツの急性卵詰まり
昨夜、急に落鳥した2歳のジュウシマツ(体重15g)が来院しました。
だいぶまずい状態で、鳥に触れるのみでも死亡する可能性がある点をオーナーに話また上で診療に入りました。
触診で卵が詰まっていることいは確認できましたが、大きさ、個数の確認のためレントゲンを撮りました。1枚とるにがやっとです。
卵が割れて卵詰まりになっているようです。(橙矢印)
用手法、減圧法組み合わせてなんとか卵を摘出できましたが、その後回復できるか心配でしたが、
その後4時間位たってから、食欲を回復して無事退院でき良かったです。
■リンク
■セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、12時間経過、死亡例
■文鳥の卵詰まり
■マメルリハインコの卵管脱
■セキセイインコ、軟卵の卵詰まり
■セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、急性例
投稿者:
2022.02.26更新
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セキセイインコ、卵を伴った卵管脱
朝9時に病院を開くと、4歳のセキセイインコ、卵管脱の症例が来院しました。
心配なのは昨日午後7時からこの状態だそうです。食欲もありません。
卵を摘出して、卵管を戻しました。
摘出した卵
この症例は入院してみることにしました。約14時間も卵管が脱出していると、卵管は戻せても死亡することが多いですが、この症例は2日後から食欲が回復して、4日後退院しました。
■リンク、卵関係
■セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、12時間経過、死亡例
■文鳥の卵詰まり
■マメルリハインコの卵管脱
■異常卵の卵詰まり
■セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、急性例
投稿者:
2022.02.20更新
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異常卵の卵詰まり
昨日まで元気だったが、今朝より食欲ないとのことで来院した4歳のセキセイインコです。
お尻に白いものがついているとのことで、お尻に尿が付いたと考え、白いものを引っ張ったら卵の殻がでてきました。
この卵の殻が総排泄腔に詰まって調子が悪かったみたいです。
■リンク、卵関係
■セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、12時間経過、死亡例
■文鳥の卵詰まり
■マメルリハインコの卵管脱
■セキセイインコ、軟卵の卵詰まり
■セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、急性例
投稿者:
2022.02.09更新
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セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、急性例
(写真1)卵管脱出の卵詰まり
前日の診療で腹腔内に卵の存在があることが、わかっていた5歳セキセイインコです。
元気で食欲もあり自然に卵が排泄されると予想してました。
翌日、早朝より卵を産む行動が診られ再度受診のため当院を訪れる車の中で写真1のような状態になったそうです。
(写真2)摘出した卵
無事卵を摘出しました。卵管と卵の癒着もなく容易におこなえました。
(写真3)取り出した後。
その後卵管を戻し元気に回復しました。
この症例は卵管脱出の卵詰まりになってすぐに処置できたので良くなりました。
写真1の状態が12時間続いてから来院した症例はも卵は取りましたが翌日死亡しました。
また推定6-7時間続いていた症例も食欲不振が続き死亡したこともありました。
以上の理由で、卵管脱出の卵詰まりになったら早めに鳥診療可能な動物病院の受診を薦めます。
投稿者:
2022.01.26更新
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急性の卵詰まり、死亡例
緊急で小桜インコが来院しました。急に状態が悪化しました。
腹部大きく触診で容易に卵詰まりをおこしていることはわかりました。
卵は用手法で容易に摘出できました。
その後、状態はよくならず、1時間後に死亡しました。
投稿者:
2021.12.22更新
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脂肪肝症候群が疑われた小桜インコ
最近、元気がないことで来院しました。
最初は黄緑が主体の小桜インコでしたが、数カ月前より写真のように赤い毛が多くみられるようになってきました。
投稿者:
2021.12.10更新
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セキセイインコ、卵管脱出の卵詰まり、12時間経過、死亡例
(写真1)朝、動物病院を開けたら、12時間前より卵がお尻についていることで3歳のセキセイインコが来院しました。
(写真2)卵殻の部分を割りました。卵の成分は外に出ましたが内側の卵殻が卵管に癒着しています。
なかなか剝がれません。
(写真3)ヒトの眼科手術用のピンセットで癒着していた卵殻を剝がしました。
(写真4)最後、卵管を総排泄腔に押し込みました。
(写真5)割ってなんとか摘出した卵
オーナーから卵がお尻についていると連絡があると、卵管に卵が癒着している場合が殆どです。
卵が卵管に癒着している時間が長いと、摘出しても食欲が回復しないで死亡することが多くあります。
今回はオーナーが夜気づいたので12時間たっての来院がやっとでした。
残念ながら翌日死亡してしまいました。
考察
『卵管脱出の卵詰まり』は何例か経験していますが、当院の結果では 『卵管脱出の卵詰まり』がおきて治療するまでの時間がポイントになります。
午前から出ていて、午後来院したケースでは卵の摘出、卵管をもとに戻すとこはできますが、その後食欲不振を伴い死亡するケースが多くありました。
朝起きたら『卵管脱出の卵詰まり』がおきていて午前11時ごろ来院したケースでは2日目より元気を回復しました。
『卵管脱出の卵詰まり』がおきたら早く小鳥を診てくれる動物病院に来院することが大切だと感じました。
投稿者: