小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2014.08.31更新

お


ウサギの正常尿
 尿検査紙はウサギ用はありませんので、ヒト用で代用しています。
① 
③ 
写真①、ウサギの尿はカルシウムが腎臓から排泄されるため正常で濁っています。
写真②、遠心すると沈みます。
写真③、ウサギの尿pHはアルカルです。写真④、溶けているのは炭酸カルシウムでです。
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ウサギの赤い尿
 
地元、川崎市多摩区登戸新町の方より、購入したばかりのウサギの尿が赤いので診てほしいと依頼がありました。
早速、尿検査をおこないました。人や犬猫でも、尿が赤ければいろいろな疾患が考えられます。

 
 
オーナーが持参された尿と尿検査

 ウサギは野菜などアルカリ食を食べますので、尿pHは正常でアルカリになります。
そのため血液のpHは7.4前後で維持しています。
 赤く見える尿ですが、尿検査で上記のように尿潜血は陰性です。
ウサギの尿はストレス・たべものによって、色がいろいろ変化すると推察されています。残念ですが、正式な理由は不明です。
 この症例は治療の必要はありませんが、尿潜血 陽性の場合は、膀胱結石、雌なら子宮腫瘍などの疾患が考えられます。
 他の解釈は犬猫とおおきな相違はありません。 
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ウサギの潜血プラスの尿
① 

 写真①、見た目は、写真②、遠心後は普通の尿ですが、写真③、尿検査では潜血はプラスになった症例です。このように、尿検査は肉眼では判断できないことを検出してくれる鋭敏な検査です。
またこのウサギは食欲不振なため、尿pHも酸性になっています。また
写真②では沈渣もありません。
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投稿者: オダガワ動物病院

2014.08.21更新

 

ウサギの前歯(門歯)の過長
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 うさぎの前歯の過長  
 多摩区東生田からの症例です。うさぎの前歯は、人や犬猫と異なり、一生伸びます。前歯は餌をたべる時、すれるので、一生伸びる歯でなければなりません。
 前歯の歯並びが悪いと、歯はのび続けます。(うさぎで1ヶ月、4mm)
 前歯が伸びつ続けると、下の歯は上顎を、上の歯は下顎をさして、うさぎは大変なことになります。そこで前歯を定期的に切除することが必要になります。
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別の症例①
 

別の症例②
 
 うさぎの門歯の切除は可能ならマイクロモーターが最適な切除の方法のひとつです。
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 また音に敏感なうさぎはうさぎ用ニッパで切除しています。
間違えても、大工道具のニッパで切除しないように注意して下さい。かえって前歯をいためます。

 


■来院時

 うさぎの門歯(前歯)の過長で地元川崎市多摩区南生田から来院しました。
いつも月1回は見えるかたです。前歯(門歯)の上下があいません。
このように前歯が横になっているときは奥歯にも異常がある場合が多いです。
 
■処置後
ウサギ用のニッパでトリミングしました。
本院では前歯はマイクロモーターにて切除してますが、このウサギは音に敏感なためウサギ用のニッパを使用しました。
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投稿者: オダガワ動物病院