小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2014.02.01更新

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rabbitうさぎの盲腸ガスの発酵

 


10ヶ月のうさぎ、ネザーランドドアーフ 雄が昨日より食欲不振を主訴に神奈川県川崎市多摩区中野島から来院しました。体温は38.3度、口腔内は異常なし、脱水、貧血はありませんでした。


 触診では胃の下方にガスの貯留を触れました。確認のためレントゲン撮影を行いました。
  
右下像        左下像               背腹像
 盲腸に沢山のガスの陰影がありました。うさぎは盲腸で発酵して栄養をつくる動物なので、発酵は正常でもある行為です。しかしこの陰影はガス像がはっきりしないので、異常発酵と診断しました。
 ガスの除去剤の投与と強制給餌を指導し、その後1週間で回復しました。




投稿者: オダガワ動物病院

2014.02.01更新

オダガワ

rabbitウサギの毛球症と腎疾患


 

 天気はくもり、朝動物病院を開けると、食欲不振のうさぎが川崎市高津区から診療に訪れました。年齢は2才半の雄です。
 体温・聴診・口腔内検査は異常ありませんでした。脱水が少々あり、貧血はありませんでした。触診で中程度に胃がおおきかったので、レントゲン検査をおこないました。
 またオーナーさんの希望もあり、血液・生化学検査もおこないました。


  

右下レントゲンド像             左下レントゲン像  


 背腹レントゲン像

 解説・1日餌をたべていないうさぎですが、胃の中にもやもやしたものが診られます。このような時が毛様物がたくさんつまっていりことが多いです。なぜおきるのかと考えると、①毛抜けの時期・②繊維質の少ない食事・③他に病気がないかなどがあります。
 今回は③を疑い上記した血液・生化学検査もおこないました。脱水もあったのでヘパリンNaで採血しました。




 

 血液・生化学検査はみられてないと、難しいとおもいますが、この症例はBUN・CRが高値をしめしました。この値は腎臓の数値を示します。腎臓が相当悪いうさぎです。
 このうさぎは腎疾患によるストレスで二次的に毛球症になったこおとが疑がはれました。
 処置は強制給餌と胃腸の賦活剤です。(メトクロプラミド・ モサプリド)を処方しました。また腎臓の治療をしなければならないので、皮下補液のやりかたを指導しました。うさぎは腎臓病が多い動物ですが、本院ではこんな若い 時期からは始めてです。予後が心配です。
 腎臓病は悪くなる前に診断することが大切です。可能ならうさぎは、3才以後は年2回は血液・ 生化学検査・レントゲン・エコー検査をお勧めします。

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投稿者: オダガワ動物病院

2014.02.01更新

オダガワ

rabbitうさぎの急性毛球症



 ウサギの急性毛球症は突然おこることがあります。うさぎが急に写真のような状態になったときは注意が必要です。周りに関心をしめさず動きません。また体温もさがり気味になります。このような場合、急性毛球症をおこしていることが多いです。

 

 

 

 

 

 

 夜帰宅したところ、急にうさぎがうごきが悪くなり時間外に川崎市高津区より来院しました。2才半の雌のネザーランドドアーフです。
触診で腹部左側が張っていて、毛球症の疑いました。
全体に少々冷たい様子です。

 

 

 

 

 

 

 このうさぎの体温は36.5度でした。(正常体温は38.0-40.0度)
どうゆう訳かうさぎは病気になると体温は希にしか上昇しません。すぐに下降します。この状態は人の低体温症に類似していると筆者は考え治療計画を立てています。
 
うさぎの体温を計る場合は、十分に保定に注意しておこなってください。家庭用の体温計で可能ですが、下手な人がおこ なうと骨折されたケースもありました。測定は人と異なり、肛門に体温計を入れます。


右下像                   左下像                     背腹像
 

 胃ガスは右下・左下で移動がありました。胃腸の蠕動亢進薬を投与しました。また補液して保育器で保温をしました。この症例は反応よく3時間で回復しました。

毛球症は多くはありませんが死亡する病気です。上記の症状があるときは、早めにウサギ診療可能な動物病院への来院をお薦めします。


●参考資料 人の低体温症
 低体温症は、体の外に奪われる熱と自分で産生する熱 のバランスで、奪われる熱が多いときに体温が維持できずに起こります。従って、それほど寒くない環境でも、栄養が足りなかったりすれば起こりますし既往症 のある方のほうがかかりやすいとされています。避難所生活や海山の遭難時におきます。手足が冷たくなったり、寒くて震えます。人では体の中心の温度が35℃まで下がると低体温症ですが、震えは 中心の温度が37℃から始まり、体に警告サイ ンを出します。ここでのんびりしていると、本当に低体温症になります。震えがあるのは、熱を上げるエネルギーが残っている証拠です。ここで保温などをおこない、改善するのが一 番安全です。


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投稿者: オダガワ動物病院

2014.02.01更新

オダガワ

  rabbit難解な毛球症のウサギ


 4才雌のウサギが来院しました。1週間前から便がでないとこことです。今回はウサギにあまり使用しない薬剤で治りましたが、すべてこのように上手くいくかは疑問です。

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右下                    左下                    背腹
初診時レントゲン

 レンドゲンは胃が大きく写って、盲腸に多量のガスが観察されます。メトクロプラミドやガスモチンで3日間投与しました。
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●3日後の来院
 メトクロプラミドやガスモチンは
全く効果ありません。3日間1つも便がなく、深刻な状態です。
血液・生化学検査は電解質を除きおおきな異常はありませんでした。

 

点滴をしている本症例
 そこで点滴をおこないました。ウサギ自身は野菜は口にしてくれます。翌日バリウム造影をしました。
 
バリウムプレ
 バリウム2時間後
 バリウム4時間後
 バリウム5時間後
 バリウム欠損像があるので、手術を薦めましたが同意は得られませんでした。

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 そこで4日目、ウサギでは殆ど使用されたこののない薬剤に変更しました。心拍数に注意して投与したところ、多量の泥流便がでました。この日退院させたところ、オーナーが言うにものすごい食欲が回復したそうです。
薬剤投与後15分
多量にでた泥流便 
●1週間後の来院
 元気でくらしているそうです。まだ少々便は軟らかいとのとこです。

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投稿者: オダガワ動物病院

2014.02.01更新

オダガワ

rabbit急性毛球症のポーランド・ロップ


 1日前より、食欲不振とのとこです。体温は36.7度で低体温で前肢をだしてややショック状態です。(正常38.0-40.0度)

あ

あ右下像と左下像

あ背腹像
急性の毛球症のレントゲンです。

 静脈の確保は不可能なほど血圧は下がってました。保育箱に入れて保温に努め、皮下補液をおこなおました。また胃腸の蠕動亢進薬も投与しました。体温は午前11時には36.7度でしたが、午後1時に37.1度、午後4時に37.6度、午後7時に38.5に上昇しました。
 この時間より少し食欲がありました。あ

ああ午後4時のレントゲン。右下像と背腹像
あ午前2時の便

 翌日の午前2時にはつまっていた物が排泄されて、便も多くなり、元気になりました。うさぎは低体温だと薬剤の効果がなくなります。この症例も体温を上昇させる処置がよかったと考察されます。ただし急性毛球症は完全に閉塞した時は、内科療法では限界があることも事実です。




投稿者: オダガワ動物病院

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