小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.09.24更新

おbookウサギ、モルモット、ハムスターに安全に使用できる
ノミ、マダニ製剤
 


あrabbitノミに感染したウサギの皮膚、皮膚に黒コショウをまいたようになります。

a
rabbitウサギのツメダニ感染、犬同様耳介部に診られます。
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 薬事法の関係で、ノミ、ダニ製剤のパッケージにはdogtiger犬猫に認可の記載はあります。

 rabbitウサギ始めエキゾチックに認可された薬剤はなく、rabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスターなどへ投与可、不可の記載も当然ありません。

  しかし経験的な使用観点から、効能外使用により、rabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスター、snakeフェレツトなどに安全に使用できる薬剤はいくつかあり下記に紹介します。

  特にrabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスターはノミ、ダニ製剤right arrow抗生剤は、両方とも誤った薬剤を使用すると死亡するケースもあり注意が必要です。

 ここに紹介する薬剤は診察してから処方が許される医療用の薬剤に相当します。効能外使用になりますので、掛り付けの獣医師とよくご相談の上ご使用ください。

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【エキゾチックに使用可能なノミ・ダ剤、すべて皮膚滴下剤】

●商品名・レボリューション、犬猫用
●成分名・セラメクチン(Seramectin
) 

 
 イベルメクチンから進化してできた薬剤です。フィラリアの予防(犬猫)、成ノミ駆除、卵の孵化にも抑制(犬猫)、耳ダニ駆除(犬猫)、駆虫剤、回虫(猫)と幅広く使用できます。
当院では効能外使用でrabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスター、snakeフェレツトのノミ、耳ダニ、ツメダニ、シラミなどに使用しています。マダニには効果ありません。

デボレボリューション®

aレボリューション®の副作用
ノミ感染のために使用、皮膚に滴下した場所にリンクして、脱毛が診られた症例。
約1ケ月後完治。本院では脱毛はウサギではこの1例のみです。

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●商品名・アドバンテージ・プラス、犬猫用
●成分名・イミダグロプリド(Imidacloprid
)と
ピリプロキシフェン
Pyriproxyfen)の合剤

 
 当院では使用はしていません、本来は犬猫のノミ単独に効能を示す製剤で、ノミ成虫の駆除にイミダグロプリドが、またノミの卵や幼虫の環境中の繁殖を抑制することにピリプロキシフェンが作用します。
 
効能外使用でrabbitウサギ、boarモルモット、mouseハムスター、snakeフェレツトにも同様の作用が期待できます。
 
この製品に含まれるイミダグロプリドはニコチンの化学構造を基に合成されたネオニコチノイド系殺虫剤(クロロニコチル系の総称)に属し、イギリスではウサギに使用認可されています。
 またピリプロキシフェンはIGR(昆虫成長制御剤)に属します。ノミなど昆虫類に選択的に薬効を発揮し、哺乳類には毒性が低い薬剤です。
 これらのダブルブロック効果により、室内環境対策を含め総合的にノミ駆除をコントロールします。

あどアドバンテージ・プラス®
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●製品名・フォートレオン、犬用
●成分名・イミダグロプリド(Imidacloprid)と
ペルメトリン(Permethrin)の合剤

 
 本来は犬に寄生するマダニ・ノミの駆除剤です。効能外使用でrabbitウサギにも同様な作用が期待されます。
成分のひとつペルメトリンはイミダグロプリドと協力してノミやマダニに対して薬効を示します。
ヒト・哺乳類に対する毒性は低く比較的安全に使用できますが、tigerネコは毒性が高く使用不可です。

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フォートレオン®

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 獣医師により個人差がありますが、
本院ではここに紹介されている以外で、
日本で販売されているノミ・ダニ製剤は
ウサギ、モルモット、ハムスター、フェレツトには
禁忌と考えています。
(ただし犬猫には良い薬剤です。)


 

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【break time】

あ

あflower2外部寄生虫の駆虫薬はこのシロバナムシヨケギク(除虫菊)が始まりです。


 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.09.15更新

おsnake全身の発赤を伴った、フェレットの耳ダニ症


 ジステンパーのワクチンの接種に来た6ケ月の雌の症例です。

やたらよく掻くとの稟告がありました。

ノミもいないし、皮膚病変もなく、原因に困っていました。皮膚は全体的の赤くなっていました。

他のフェレットに比べて耳垢が多く、耳垢の検査をしたところ、耳ダニが発見された症例です。

a(写真1)

a(写真2)
(写真1、2)フェレットの耳の様子

1(写真3) 耳垢を検査したとこる発見された耳ダニ

 

 治療にはレボリューション®を使用しました。

点耳する必要がなく、背中に塗布するのみで、耳ダニに効能を示します。フェレットは動きが俊敏なのでこの薬剤は助かります。

耳ダニの卵には効果ないので、1回にみでは再発することが多いです。この症例は3ケ月分レボリューション®を処方しました。


 

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【break time】

あ

 flower2立山、一ノ蔵乗越付近(10月)

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.09.15更新

おsnakeフェレットの耳ダニ


6ヶ月令の雄のフェレットが耳をかゆがることで来院しました。飛び上がるほど耳をかゆがるそうです。セラメクチン製剤の皮膚滴下でよくなりました。

 6ヶ月令の雄のフェレットが耳をかゆがることで来院しました。飛び上がるほど耳をかゆがるそうです。余談ですが、フェレットは写真のように、首もとを抑えるのがもっとも良い保定です。

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左右の耳の拡大写真

フェレットの耳垢です。これを顕微鏡で視ると、

左・耳ダニ卵・右・耳ダニ成虫

オダガワ動物病院では耳ダニの治療にレボリューションを使用しています。背中にたらすのみです。犬猫の耳ダニのプレパテント・ピリウドに準じて3-4週間後にそれぞれ2回目・3回目の投与してもらっています。1回のみでは再発があります。
 耳掃除、点耳による耳ダニの駆虫はフェレットは保定が難しい動物なので薦められません。
 フェレットの耳垢は正常でも茶色で、異常の耳垢と見分けがつきにくい動物です。またフェレットに限らず耳ダニは最も痒い疾患です。今回は顕微鏡検査と稟告の「飛び上がるほどかゆがる」ことから診断がつきました。

耳ダニの治療剤レボリューション® (成分名 セラメクチン)

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【break time】
あ

 flower2ミツバツツジ(4月)

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.09.14更新

あ

 フィラリア症は犬・フェレットでかかりやすい病気です。猫でも希におきます。予防薬の投与で未然に防ぐことが可能な病気です。


snakeフェレットのフィラリア予防

フィラリアは蚊により感染する寄生虫疾患です。フェレットでも写真のような寄生虫が心臓に寄生します。犬と同様、蚊のでるシーズンは予防が必要です。フェレットは犬に比べて小さな動物なので、心臓に1匹でもフィラリア成虫が入ったら重傷になることが多いです。
 ご注意 本院でフィラリア検査希望の方は、必ずフェレットをお連れください。
少量の血液を採取して調べます。年1回のフィラリア検査は4月・5月頃、必ずおこなった方が良いでしょう。
●検査が陰性なら
 犬に準ずる予防が必要です。フィラリア予防は
オダガワ動物病院の開業している川崎市多摩区地域では、推奨期間の5月-11月の間、月1回の予防薬の投与で可能です。
 しかし同じ川崎市多摩区でも、蚊の多い場所と、蚊の少ない場所があります。お住まいの場所に蚊がおおければ、推奨期間より長めに予防薬をあげることをお勧めします。

●検査が陽性なら
 陽性でも軽度な場合はフィラリア予防薬を少量から始める場合もあります。また重度な場合は強心剤の投与もします。

本院ではノミの予防もかねて、下記のレボリューションでの予防をお勧めします。背中にたらすのみです。



●予防薬

 犬と同様、蚊のでるシーズンは予防が必要です。犬と同じ薬剤で予防は可能です。フェレット専用のフィラリアの予防薬はございません。

本院お勧めのフェレットのフィラリア予防剤 レボリューション


フェレットのには犬用の一番小さいサイズを、つぶして投薬してもらっています。
 

 

         
  犬と同様な薬剤で予防は可能です。本院ではノミの予防も兼ねて、上記のレボリューションでの予防をお勧めします。背中にたらすのみです。

■その他フェレットの注意点
①異嗜が多い動物です。口にいれような物は付近におかないで下さい。

②人のインフルエンザがうつります。家族がかかっているときは注意して下さい。
③アリューシャン病は日本にもはいっています。抗体価・蛋白分画の測定は本院でも可能です。しかしアリューシャン病は残念ながら、かかった場合は有効な治療はありません。


 

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投稿者: オダガワ動物病院