小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2014.10.25更新

■仔うさぎの下痢 
 生後3ヶ月位はうさぎにとって大変な時期です。

 なぜかと言えば、胃酸のpHは人、犬では2-3ですが、うさぎではpHは1-2になります。

 ところが仔うさぎはpHは7あります。
生後2-3ヶ月の間に成うさぎの胃のpH1-2に変化します。
 
 そのためこの時期に仔うさぎが下痢をすると死亡することが多いです。

 なぜ下痢がおきるのか原因は不明です。
■この症例の検便は
 
 コクシジウムが陰性で、1日に数え切れない軟便をします。
検便のグラム染色では常在する細菌、酵母様真菌がみられますが。
他に病原性の真菌が多くみられました。
 
 このような下痢の場合は2-3日で死亡してしまうケースが殆どです。

 本症例はイオン交換樹脂・整腸剤を処方しました。
■その後

 このうさぎは予想反して3日後には回復したそうです。

 この時期のこれまでこの時期の下痢は殆ど死亡していたので、治療した私もビックリした症例です。



作者: オダガワ動物病院

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