小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。

2011.11.20更新

壁に激突したセキセイインコ

 2歳の雌のセキセイインコが壁に激突して多摩区菅北浦からの来院です。

嘴が半分おれていました。また蝋膜は血でうまってました。

 自分でたべてくれればよいのですが、強制給餌、抗生剤の投与で経過を観察中です。

1日入院してだいぶ元気になりました。食事をしているか注意してもらい翌日退院しました。

鳥類はこのような事件がおきた場合、1回元気になっても4-5日はよくみることが大切です。内出血で死亡する場合があります。







作者: オダガワ動物病院

2011.11.08更新

 

chick腎臓疾患の文鳥

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 3才雄の文鳥が来院しました。全く元気がないとのことです。
他の動物病院で薬を2週間のましましたが、全く変わらないそうです。
体重も18グラムしかなく、痩せていました。

 レントゲン検査ではおおきな異常はありませんでした。
血液検査では白血球は推定10000/μLありましたが、リンパ球は低く、単球が増加していました。PCVは54%、TPが4.4(g/dl)UAは17(mg/dl)、GOTは142(IU/L)でした。
脱水がありこれ以上の血液は採取できませんでした。
検便・尿検査でも異常はありませんでした。

 以上の所見より、UAは17(mg/dl)より腎不全と診断しました。

 入院中は皮下補液で経過をみてました。現在はクレメジンなどを飲水投与してもらい経過観察中ですが、体重の減少が早いので、予後は心配です。腎疾患は3才など比較的若い鳥にもときどき診られます。
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作者: オダガワ動物病院