小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2010.05.26更新

rabbit低血糖のうさぎ

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診療時間前にウサギが急に横になったので、診療してほしいと依頼がりました。品川区のオーナーが川崎市多摩区の友人に預けたウサギです

 




耳介動脈の確保ができ、点滴・酸素吸入をおこないました。

血液検査も平行しておこないました。

赤血球486×104 (/ul)PCV40.2(%)Hb12.4(g/dlMCV57(fLMCHC 30.8(pg)TPP 6.4g/dlICTII 6
白血球(/ul) 2200
Seg1419・Lm426y•Mon71)血小板 少ない

TP6.2 正常値
5.0-7.2g/dl)、Alb4.9 正常値2.6-4.0g/dl
GOT/AST43 正常値17-44IU/L)、GPT/ALT 94 正常値17-78IU/L
ALP106 正常値47-333(IU/LGGT23 正常値5-14IU/L
-Bil0.6 正常値0.1-0.5mg/dl
BUN 
42.1 正常値9.2-29.2mg/dl)、CR1.0 正常値0.4-1,4mg/dl
Ca13.6 正常値9.3-12.1mg/dl)、IP7.5 正常値1.9-5.0mg/dl)  
T-cho31 正常値111-311mg/dlTG1 正常値30-133mg/dl) 
GLU12 正常値75-128mg/dl)、CPK2000 正常値49-166mgdl

ブドウ糖を静脈内に投与したところ下記のように回復はしました。



後日検査でインスリンレベルは低く、エコーでもマスはありませんでした。お話をきくと、友人にあずけて健康状態が悪くなったため、犬でいう非定形アジソンを疑っていますがそこまで検査はできませんでした4日後に退院して品川の自宅では元気でいるそうです。

作者: オダガワ動物病院