小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2014.12.19更新

オダガワ

rabbitウサギの食事


 飼育された時期、大切なのはフードの選択です。当院の経験ではこの時期に食べたフードを7割のウサギが一生たべる傾向があります。

え

ラビットフード各種(現在当院では取扱いのない書品もあります)

 ラビットフードは、なるべく繊維質の高く、歯に優しい小さくてソフトなフードを薦めます。ハードを食べさせても歯が丈夫になることはありません。
 アルファルファが主成分なラビットフードは7ヶ月までで、その後チモシー中心が良いとはされていますが、アルファルファのみでもよくない訳ではありません。

お アルファルファの製品

 現在、成ウサギ用にアルファルファの製品も販売されています。先日来院したケースはオーナーがチモシーのアレルギーなので、アルファルファを薦めました。また野生のウサギはチモシーのみを食べている訳ではありません。臨機応変に可能なら食事内容を変えてった法がウサギには良いです。
 ラビットフードのみで飼育するとウサギは体重は増加傾向になる場合が多いため、推奨量より少し減らして、残りを牧草や野菜で補ってもらっています。

あ 牧草(チモシー)

牧草の給餌も大切です。牧草は歯の咀嚼に関係します。また毛玉症の予防にもなります。

ぼ生牧草

牧草が苦手なウサギは生牧草をネットで販売している施設もあります。

や
 野菜は腸が弱い個体は、軟便になるうさぎもいます。昔からある野菜をあげてください。カラフルな野菜や、乾燥野菜は薦められません。

 以上ウサギのフードは①ラビットフード・②牧草・③野菜の3つを嗜好性、罹患している疾患を考えて分布させてあげることが大切です。また唾液中のアミラーゼはウサギは豊富ですが、盲腸・膵臓では少ないので、澱粉の消化は苦手です。パンなどをウサギにあげている方がいますが、病気をおこしやすくするのみなので勧められません。








作者: オダガワ動物病院