モルモットの角膜潰瘍(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2024.01.31更新
■モルモットの角膜潰瘍
ご注意
このホームページに記載されている疾患の予後、
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電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。
当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。
モルモットは野生では藁と葉が散らばった穴で生活していますが、家庭で飼育されているモルモットでは牧草、乾草が引きもの、餌で使用されています。そしてこの牧草、乾草が眼を刺激して角膜潰瘍を起こすと考えられています。
モルモット角膜潰瘍は急性期は眼をパクチクさせる位で、症状は他の動物に比べ少なく、オーナーが気づいて来院するころには、慢性化していることが多いです。
この症例も昨日から眼の異常に気付き来院しましたが、角膜の浮腫、血管新生も見られ少し前から眼の疾患に罹患していると考えられました。
メナスはありました。シルマーテスト 12mm/分、結膜細胞診では好中球。細菌はなく、上皮細胞が中心でした。眼圧は15mmHg、フルオル試験 陽性(赤矢印、緑に染まっている部位が潰瘍箇所)で角膜潰瘍と診断しました。
処方はタリビット®、ヒアレイン0.3%点眼を処方しました。点眼は可能なら1日4回お願いしました。
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