小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2024.05.12更新

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boarモルモットの乳腺腫瘍(悪性のケース)


ご注意 

このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、
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電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。
当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。
 


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3歳半の雄のモルモットです。
左乳腺に『しこり』を発見して来院されました。
乳頭より赤い分泌物がでています。
経験的に乳腺癌が予想される症例です。


血液・生化学検査で異常はなく、レントゲン検査でも転移もなく手術を行いました。

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摘出した乳腺

手術後は退院させたところ、すぐに食欲はあったそうです。

摘出した乳腺の病理診断名は乳腺癌(mammary carcinoma)でした。
病理医には『乳腺腫瘍は完全に切除され、良好な経過を示す可能性が高いですが
乳腺癌なので経過観察は十分におこなうように』コメントを頂きました。

モルモットの乳腺腫瘍は雄、雌両方でよくみられる点が特徴です。
3歳以上で約30%のモルモットに発生する報告もあります。
当院の経験では良性腫瘍、悪性腫瘍だいたい1対1ですが、
悪性腫瘍が多い報告もあります。
局所浸潤の激しい乳腺癌は再発する可能性もありますが、遠隔転移は少ないと予想されています。


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投稿者: オダガワ動物病院