小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2022.09.23更新

 

あ boarモルモット、臀部皮膚の『しこり』


 

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このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、

インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。

当院での薬剤希望の方はペットをつれて診療時間内に来院ください。


 

あ
2歳半の雄のモルモットが皮膚に『しこり』があることで来院しました。

あ
『しこり』を触診すると簡単に取れてしまいました。腫瘍ならこんなにあっけなく取れることはまずありません。
オーナーに聞くと、他のモルモットと喧嘩した記憶があり、この部位を噛まれたそうです。
1週間抗生剤を投与を指示しました。

あ
取れた『しこり』

あ
 1週間後の来院。皮膚はだいぶよくなってきました。

モルモットは腰部と会陰部領域に皮脂腺性の臭腺があり、この症例は脂腺の分泌物で汚れたり被毛が毛玉状になったと考えられます。床のものと混ざり臭腺が詰まることもあります。
また注意しないとおきるとおもいます。

尚、耳の後ろにも臭腺はあり、皮膚病と間違えて来院するモルモットもいます。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2022.09.20更新

 

あ boarモルモットの消化器うっ滞


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 モルモットの消化器うっ滞は痛み、生活環境の変化、歯科疾患、肝臓病、腎臓病などのストレスがトリガーとなっておき、主因はつかめないとこが多い怖い疾患です。
(注意・消化器うっ滞は胃拡張、機能的イレウスとほぼ同意語です。)

 なぜ怖いかと言うと、ウサギにも同様の疾患があります。ウサギはグルーミングにより多くの毛を摂取してしまい胃の出口(幽門部)の毛玉閉塞が主因とされてますが、モルモットは過剰な毛の摂取は少なく(長毛種を除く)そのため当院の経験では主因疾患がつかめず、死亡してしまうケースがウサギより多いと感じているからです。


あ(写真1)消化器うっ滞になったモルモット。消化管運動が落ちてガス貯留が見られます。

 症例は3歳雄もモルモットで2日前より急に食欲不振に陥ったことで来院しました。環境変化はとくにないそうです。

 消化器うっ滞になったモルモットは消化管運動が落ちて、写真1のようにガス貯留が見られ、腹部膨満の不快感から食欲不振を起こします。
食欲不振が長期化すると肝リピトーシスを併発してより厄介な疾患になります。

当院ではレントゲン検査の後、歯疾患の有無を確認、また可能なら血液検査で肝臓、腎臓の評価をしますがなかなか上記したように主因はかわらないことが多いです。

 この疾患は歯疾患はありませんでした。血液検査は同意が得られなかったためおこないませんでした。
現在、胃腸の運動亢進薬、強制給餌、痛み止めで経過を見ているところです。


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