■注射薬、コビナンによる発情抑制をしている猫の話です。
猫のスメア
有核細胞多く、白血球も少々診られ発情前期が疑われます。
本院ではプロリゲストロンは3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月で注射して、その後年1-2回の割合で投与しています。 ■プロリゲストロン注射の猫
2才の雌猫で、発熱や、マス病変、黄疸はありませんが、コロナウイルス抗体価3400倍、蛋白質のγ-GLが27%と高値なため、慎重を期して避妊手術しないでプロリゲストロン注射で「避妊」をしている猫です。
今回発情兆候が診られたので、注射に来院しました。
猫は閉経は不明です。
自然界では子を生めなくなって雌が長生きすれば、子供も食事を雌が奪うことになり、子供は栄養失調になり成長できません。
そのため子供を産めなくなる年齢が寿命である動物が殆どです。
閉経のある動物は珍しくヒト、シャチなど数種類のみです。
猫の注射による発情抑制(オダガワ動物病院 川崎市多摩区の動物病院)
2014.10.03更新
作者: